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  沖電気工業株式会社(社長：篠塚 勝正、以下 沖電気)、日本電気株式会社(社長：金杉 明信、以下 NEC)および株式会社 日立製作所(執行役社長：庄山 悦彦、以下 日立)の3社は、IP電話普及推進センタ(略称IPTPC®)における「IPTPC VoIP認定技術者資格制度」を協力して運営し、VoIP技術者教育を進めています。このたびIPTPCでは認定技術者資格として「VoIPセキュリティ資格」を新設し、それに対応した「VoIPセキュリティ研修」と「VoIPセキュリティ試験」を本日より開始します。

  昨今、企業ネットワークの脆弱性を狙った悪意のある攻撃が増大しており、この脅威に対するセキュリティ対策は企業の最重要課題となってきています。特に、データと大きく異なる特徴を持つ音声トラフィックを既存ネットワーク上で統合する場合のセキュリティ対策は極めて重要です。このような音声とデータを統合するネットワークセキュリティの実現のためには、データ系セキュリティSEにVoIP技術の技術範囲を拡張することが必須となりつつあり、そのための効果的な教育プログラムとその認定資格を期待する声が高まっていました。

  IPTPCでは、この需要に対応するため、「VoIPセキュリティ資格」を新設し、それに伴う研修と試験を用意しました。世界に先駆けた、音声とデータを統合するセキュリティソリューション技術の認定資格と教育プログラムであり、データ系セキュリティSEはVoIPセキュリティ設計から運用までを短時間で学習でき、音声系SEはセキュリティの基礎から学習できるように工夫されています。そのため、「VoIPセキュリティ資格」は、VoIP市場はもとよりセキュリティ市場においても高い市場価値が期待できます。同資格を取得することで、音声とデータを統合するネットワークにおけるセキュリティ設計から運用の一連のセキュリティ対策業務を実施することが出来るようになります。

  IPTPCでは、「VoIP認定技術者資格制度」を運用し、広範囲の技術者やビジネスパーソンに対し、VoIP技術の体系的な教育サービスを提供してきました。同資格制度によりこれまでに用意してきた資格は、VoIPソリューションを紹介する営業力を認定する「VoIPアドバイザ資格」、VoIPソリューションを設計するSE力を認定する「VoIPデザイナ資格」・「VoIPモバイル資格」、およびVoIP製品を施工・運用する工事・保守力を認定する「VoIPコンストラクタ資格」の4種類です。今回、これらに加え、音声とデータを統合するセキュリティソリューションを設計するSE力を認定する「VoIPセキュリティ資格」を用意したものです。

  また、IPTPCの教育・資格試験プログラムは数多くの企業や通信事業者における技術研修の一環として採用されており、VoIP/IP電話関連の業界標準としての地位を確立してきました。

  IPTPCでは今後も、IP電話システムのみならず、広く音声・データ統合ネットワークソリューションに関わる技術者・ビジネスパーソンの教育サービスにおける貢献を目指していきます。

IP電話普及推進センタ(IPTPC：IP Telephony Promotion Center)

沖電気が、IP電話の普及促進への貢献を狙いとし、2002年4月10日に設立しました。IPTPCではIP電話に携わるお客様に対し、ワンストップソリューションでIP電話に関わる様々なサービスをご提供しております。2003年1月28日のNECと沖電気のIP電話システム事業における提携の合意により、NECと沖電気はIP電話システム教育において、IPTPCの共同運営を行っています。2005年10月4日からは日立がこの運営に参加し、VoIP認定技術者資格制度を3社で推進しています。

VoIP認定技術者資格制度

IP電話普及推進センタのサービスとして開始した、VoIPに関する技術者資格とそれに対応した教育プログラムです。営業向け、SE向け、工事・保守者向けとお客様の業務内容に応じた資格と教育をご用意し、より多くのお客様に対してVoIPの知識を身につけていただけるよう、活動しています。

*	IPTPCは沖電気工業株式会社の登録商標です。
*	その他、記載されている会社名、製品名は一般に各社の商標または登録商標です。

本件に関するお客様からのお問い合わせ先

IP電話普及推進センタ(教育担当)
電話：048-420-7037

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