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  富国生命保険相互会社(社長：秋山 智史／以下、富国生命)は、富国生命内幸町本社(東京都千代田区内幸町)に、株式会社日立製作所(執行役社長：庄山 悦彦／以下、日立)の指静脈認証装置による入室管理システムを採用し、本年2月1日から稼働を開始しました。富国生命内幸町本社の計53扉に指静脈認証装置による入室管理システムを設置し、富国生命の職員や関連会社の社員など総勢800名強が利用しています。
  これは、生命保険業界として初となる指静脈認証技術を採用したセキュリティシステムの導入となります。

  富国生命は、顧客情報などを管理する内幸町本社のセキュリティレベルをさらに向上させ、万が一の情報漏えいといった事件・事故を未然に防ぐためのさまざまな取り組みの中で、部外者の侵入を防ぐといった入室管理を強化するため、今回、入室管理システムに、日立の指静脈認証技術を採用しました。
  これは、日立の指静脈認証技術が、成りすましや偽造が極めて困難なこと、認証速度が速く装置が小型で設置しやすく、かつ使いやすいこと、そして金融機関を始め国内外で多数の採用事例があり、指紋に代わる生体認証のデファクトスタンダードとして期待できることなどを高く評価し、採用に至ったものです。なお、本システムは、日立電子サービス株式会社(取締役社長：百瀬 次生)が構築しました*1。

*1	装置は日立エンジニアリング株式会社製の「指静脈入退室管理システム SecuaVeinAttestor(セキュアべインアテスター)」です。

  富国生命は、1923年(大正12年)の創業以来、相互扶助の精神に基づき「ご契約者の利益擁護」「社会への貢献」を経営理念のもと「安心」を提供できる会社となるよう努めてまいりました。今回、指静脈認証技術を採用したセキュリティシステムを導入し、ご契約者の重要な情報を守ることで、ご契約者に更なる「安心」を提供できる会社として今後も歩み続けます。

日立の非接触型指静脈認証システムの特徴と仕組み

  指静脈認証技術は、日立が開発した生体認証技術で、体内にある指の静脈パターンを認証するものです。指静脈は体内にある情報であり、成りすましや偽造が極めて困難です。指に光を透過させて、静脈画像を撮影する透過光方式を採用しており、形状が複雑な細かい静脈まで取得が可能で、直接センサ部に触れることなく高い認証精度を持ちます。また、装置もコンパクトで、ATMの本人認証、PCログインや入退室管理の他にも自動車などさまざまな分野への応用を日立は進めています。

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