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2004年12月15日
エンタープライズサーバ「AP8000E」と
オペレーティングシステム「VOS3/LS」の機能強化
セキュリティ機能やストレージ連携機能などを拡充
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO：古川 一夫、以下 日立)は、このたび、エンタープライズサーバ「AP8000E」において、専用ハードウェアである内蔵暗号機構の提供によるセキュリティ機能を拡充します。同時に、オペレーティングシステム「VOS3/LS」では、ディザスタリカバリ支援機能、仮想テープ機能などのストレージ連携機能を拡充します。
さらに、中小規模システム向けエンタープライズサーバ「AP7000」に、最上位モデル「AP7000/90A」とミッドレンジモデル「AP7000/40A」を追加します。
各製品とも、12月17日から販売を開始します。
来年4月の個人情報保護法施行を前に機密保護の必要性や情報漏洩などのセキュリティ問題、災害対応などのためのデータバックアップなど、データ保全に対する強固なITプラットフォームが期待されています。一方で、TCO最適化などIT投資の効率化への取り組みが各企業で展開される中、既存資産を継承し、堅牢かつ高信頼、高可用な企業情報システムへのニーズが高まっています。
今回の各製品は、お客様がリソースをコアビジネスに集中し、高信頼性かつビジネスの変化に即応した最適なシステムを構築できる環境を提供する日立のサービスプラットフォームHarmonious Computingに基づいています。今後も、社会や企業の基幹情報システムとして、機能拡張と製品提供を継続していきます。
エンタープライズサーバ「AP8000E」、オペレーティングシステム「VOS3/LS」エンハンスの特長
1. 情報漏洩やデータの改ざんを防止するセキュリティ機能を拡充
「AP8000E」では、データ暗号化処理を高速に行う内蔵暗号機構をサポートすることにより、ソフトウェアによる暗号処理に比べてCPU負荷を軽減することができ、DES*1で最高50倍程度の高速処理を実現します。また、リレーショナルデータベース「XDM/RD
E2」では、DBの改ざん防止機能を提供し、不正アクセスによるデータの改ざんを防止することが可能となります。
| *1 |
DES Data Encryption Standard共通暗号鍵アルゴリズム |
2. ディザスタリカバリ支援機能、仮想テープ機能などのストレージ連携を拡充
日立大型ディスクアレイサブシステム「SANRISE Universal Storage Platform」(以下、「SANRISE USP」)と連携し、リモート環境へのデータのコピーなどをする際に、ディザスタリカバリ支援機能「VOS3/Business Continuity Manager」を使用することで、大規模なデータをグループ単位で管理するため、データの保全性が高まり、運用が大幅に簡素化されます。また、仮想テープ機能「DMFVTLS」を強化し、様々なフォーマットの磁気テープに対応します。これにより、多くの磁気テープ関連業務を「SANRISE USP」に移行することで、省スペース化と高速かつ効率のよい運用ができます。
3. システム統合を可能にする大規模データ処理基盤の強化
「AP8000E」の内蔵LANアダプタ(ILA2)の最大搭載数を従来の2倍である１台あたり64台まで拡張したことにより、オープンシステムと連携する大規模システムの構築や、LAN接続している現行メインフレームのシステム統合を実現します。また、「VOS3/LS」のDCシステム「XDM/DCCM3」では、64ビットアーキテクチャの適用拡大により、オンライン業務などの多重処理性能を向上し、大規模クライアント環境にも対応可能です。
エンタープライズサーバ「AP7000」のラインアップを拡充
「AP7000」に、最上位モデル「AP7000/90A」とミッドレンジモデル「AP7000/40A」を追加します。「AP7000/90A」は、従来の最上位モデル「AP7000/80A」の約1.3倍のCPU性能を実現し、入出力プロセッサ2台を標準装備した大規模処理対応モデルです。「AP7000/90A」「AP7000/40A」の追加により、システムの業務量に合わせ、最適なモデルの選択が可能になります。
エンタープライズサーバ「AP8000E」対応オプション価格および出荷時期
| 製品名 |
価格(月額、税込) |
出荷時期 |
| 内蔵暗号機構 |
31万5000円〜 |
2005年4月 |
| ILA2搭載台数拡張機構 |
4万2000円 |
|
「VOS3/LS」エンハンス対応プロダクト価格および出荷時期
| 製品名 |
価格*2(月額、税込) |
出荷時期 |
| XDM/RD E2 |
37万8000円 |
2005年1月24日 |
| VOS3/Business Continuity Manager |
18万9000円 |
2005年12月 |
| DMFVTLS |
15万7500円 |
2005年10月 |
| XDM/DCCM3 |
27万7200円 |
2005年7月 |
|
| *2 |
AP8000/100Eプロセッサ使用時の料金です。 |
エンタープライズサーバ「AP7000」新モデルの価格および出荷時期
1. VOSK/LS搭載モデル
| 製品名 |
価格(税込) |
出荷時期 |
| AP7000/40A(VOSK/LS含む) |
3160万5000円〜*3 |
2005年3月15日 |
| AP7000/90A(VOSK/LS含む) |
7491万7500円〜*4 |
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| *3 |
AP7000/40A一式(ディスク64GB、メモリ256MB、内蔵DAT、UPS、システム監視制御装置、外付けコンソール)、オペレーティングシステム「VOSK/LS」基本セット1(基本プロダクト4製品)を含む価格です。各種工事・サポートサービスは含みません。 |
| *4 |
AP7000/90A一式(メモリ256MB、内蔵DAT、UPS、システム監視制御装置、ラックコンソール、ファイバチャネルアダプタ)、オペレーティングシステム「VOSK/LS」基本セット1(基本プロダクト4製品)を含む価格です。各種工事・サポートサービスは含みません。 |
2. VOS1/LS搭載モデル
| 製品名 |
価格(税込) |
出荷時期 |
| AP7000/40A |
2446万5000円〜*5 |
2005年3月15日 |
| AP7000/90A |
5838万0000円〜*6 |
| VOS1/LS(モデル40A) |
46万7250円〜*7(月額) |
| VOS1/LS(モデル90A) |
59万3250円〜*7(月額) |
|
| *5 |
ディスク30.2GB、メモリ256MB、内蔵DAT、UPS、システム監視制御装置、外付けコンソールを含む価格です。各種工事・サポートサービスは含みません。 |
| *6 |
メモリ256MB、内蔵DAT、UPS、システム監視制御装置、ラックコンソール、ファイバチャネルアダプタを含む価格です。各種工事・サポートサービスは含みません。 |
| *7 |
「VOS1/LS」OS標準セット1(BCF E4、BSF E4、HCAM/TCP、HCAM/TCP/CSS560、IFIT-IEX E2、AOM)の価格です。サポートサービスは含みません。 |
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他社商標注記 |
記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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関連情報 |
 | | お問い合わせ先 |
株式会社 日立製作所 情報・通信グループ
エンタープライズサーバ事業部 企画部 [担当:中山]
〒259-1392 神奈川県秦野市堀山下1番地
電話 : 0463-87-6786 (ダイヤルイン)
以上
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