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2004年4月26日
リテール金融分野向け上流コンサルテーションの新会社
「株式会社フィナンシャルリテール・アイティ・コンサルタンツ」を設立
日立製作所 情報・通信グループ(グループ長＆CEO：古川 一夫、以下、日立)は、今後新たなIT需要が見込まれるクレジットカード会社、消費者金融、各種目的ローン等のリテール金融分野に対するシステム事業の強化施策として、リテール金融専門のコンサルタントから成り、システムの計画立案支援をはじめとする上流のコンサルテーションを専門とするコンサルティング会社、「株式会社フィナンシャルリテール・アイティ・コンサルタンツ」を2004年4月30日に設立します。
今回の新会社設立をもとに、今後日立は新会社が実施するリテール金融分野向け上流コンサルテーションと連携し、オープン環境に対応する日立のシステム基盤「Justware」およびコンポーネント指向業務アプリケーションの開発・展開をすすめ、同分野におけるシステム事業を強化していきます。
金融業界においては、変化の早いビジネスモデルに対応するため、業務システムの新規構築・更改の短期化はもとより、業務そのものの見直しに踏込んだ最適なIT化が重要な課題となっています。また、業態の垣根を越えた金融グループの再編が進み、メガバンクを中心とした金融グループ全体の戦略に合致したシステムの導入を図ることも同時に求められています。これらの課題はリテール金融分野でも同様ですが、IT業界においてはリテール金融業務に精通し、各種課題を解決するスキルを持つプロジェクト経験が豊富なコンサルタントが乏しい状況にあります。
日立はこれまで大手金融機関におけるシステム構築や各種ソリューションを提供してきましたが、今回の事業強化は、これまでの日立の金融システムの開発力と融合し、リテール金融分野におけるIT需要にいち早く対応するためにコンサルテーションノウハウと関連ITスキルを備えた新会社を設立し、市場ニーズに応えることを目的とするものです。
株式会社フィナンシャルリテール・アイティ・コンサルタンツの概要
| 会社名 |
株式会社フィナンシャルリテール・アイティ・コンサルタンツ
(英語名：Financial Retail IT Consultants, Ltd.)
|
| 代表者 |
代表取締役社長 酒寄 照一 (前 日本シーエスシー株式会社 副社長) |
| 資本金 |
1千万円 |
| 出資比率 |
日立製作所 51%
酒寄 照一 49% |
| 設立日 |
2004年4月30日 |
| 所在地 |
東京都千代田区 |
| コンサルタント数 |
約10名(設立時) |
| 売上げ目標 |
2億円(2004年度) |
|
主な事業内容
- リテール金融分野向け 顧客システムの現状分析・評価・課題解決策の提言
- 同分野向け システム開発におけるプロジェクト基本計画・実行計画の立案
- 同分野向け システム開発における要件定義および機能設計
- 同分野向け 国内外のアプリケーションパッケージの販売、およびカスタマイズの実施
以上
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