KDDI株式会社、日本テレコム株式会社、日本電気株式会社、株式会社日立製作所、松下電器産業株式会社はこのたび、FTTHでの通信環境をベースとする、ブロードバンドネットワーク及びブロードバンドサービスの市場拡大を目的とした、新たなコンソーシアム「ブロードバンド コンソーシアム ジャパン（以下 BBジャパン）」（URL : http://bb-japan.jp/）を設立することで合意いたしました。

  本コンソーシアムは、ブロードバンド/ユビキタスネットワーク時代に向けて、ブロードバンド関連事業者が広く連携することでブロードバンドインフラ/プラットフォーム/コンテンツ/サービスの普及を促進し、健全な市場拡大に貢献して参ります。また、本コンソーシアムの設立を期に、ISPを中心としてインターネットサービス事業について検討してきたメガコンソーシアム（77社）とノンPC機器を中心とするインターネットサービスについて検討を重ねてきたNonPCインターネットコンソーシアム（26社）は、それぞれ発展的に解消し、その成果を本コンソーシアムに統合し、継承していきます。5社を設立発起人会社とするBBジャパンでは、今後、ISPから、コンテンツプロバイダー、アプライアンスメーカー、システムインテグレータ、キャリア、ディベロッパーに至るまで、ブロードバンドに関連する事業者について広く、本コンソーシアムへの参加を呼びかけ、本年4月中の正式設立を目指してまいります。

  「BBジャパン」の活動概要は以下の通りであります。

1. FTTH環境を活かしたキラーサービスの具体化についての共同検討、共同企画
   （映像コラボレーションサービス、映像コミュニケーションサービス等）
2. FTTH時代の新しいビジネスモデル/ビジネススキームの具体化についての共同検討、共同企画
   （放送型ビジネスモデル、多層的回収型ビジネスモデル　等）
3. ブロードバンドプラットフォーム/インフラの整備促進
   （地域限定トライアル　等）

  現在、FTTH、無線LAN、次世代携帯電話　等ブロードバンド環境の急速な拡大とともに、本格的なユビキタスネットワーク社会が到来しつつあります。 一方で利用者からは、複雑化、高度化するネットワーク環境やハードウェア環境を意識せずに利用可能な、利便性の高いユビキタスサービスを求める声が高まりつつあります。このような環境において、BBジャパンは、利用者の利便性の向上を実現するために積極的に活動して参ります。活動テーマ毎に専門部会を設置し、参加各社の相互連携のもと積極的なコンソーシアム活動を展開してまいります。また、オープンなアライアンス活動を通して、安全・安心かつ価値の高いブロードバンド/ユビキタスサービスの実現に取り組んで参ります。