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2003年11月14日
 

超分散システム技術が国際標準化団体(OMG)で仕様採択

-多様な端末機器をメーカーや規格を超えて接続し、
「その時・その場・その人ならでは」のサービス-
 
 
 
  株式会社日立製作所(執行役社長:庄山悦彦)は、このたび、ユビキタス(*1)情報サービスシステムの構築を支援する超分散システム技術を開発し、東京大学と共同で、オブジェクト指向技術の国際標準化団体であるOMG(*2)(The Object Management Group)に提案し、標準仕様として採択されました。この技術は、携帯端末や家電、設備機器といった様々な端末機器を、メーカーや規格を超えて相互接続し、臨機応変に利用できるようにするものです。

  携帯端末や家電、設備機器など身の回りの機器が、情報処理能力を備えサービスを提供する、ユビキタス情報社会の到来が間近に迫っています。ここでは携帯電話を機器のリモコンに代用するなど、利用者が特別な設定をしなくても、周辺の端末機器を相互に接続し、その時・その場の環境に応じて活用できるようにすることが期待されています。従来、こうした端末機器を相互に接続するために、分野毎の接続規格の標準化が行われてきましたが、これまでの活動では、対象機器を限定されており、分野横断的な技術が求められていました。

  日立製作所では、1999年11月に東京大学と共同でOMGの中に「超分散オブジェクト部会」(*3)を設立し、この分野での標準化を先導してきましたが、今回、アプリケーションプログラムと端末機器とを相互に接続する参照モデルの仕様が、OMGによって採択されました。本モデルの特長は以下の通りです。
 
(1) 周辺機器を含めて複合的に機器を記述できるため、アプリケーションプログラムを変更せずに、接続する端末機器の着脱や機能拡張を行うことができます。また、分野毎の標準インタフェースを部分的に用いることも可能で、端末機器の必要な機能のみをアプリケーションから選択し利用することができます。
(2) 機器の位置等のサービスを提供する環境に関する情報を、複数の機器の間で関連付けて共通に扱うことが出来ます。このため、メーカーや規格毎の違いを意識しなくとも端末機器の情報を統合して活用でき、その時・その場の環境を判断することが容易になります。
(3) 機器の専有権を管理できるため、複数の利用者やアプリケーションが同一の端末機器を使用しても、競合することなく利用できます。このためアプリケーションを拡張しても、システムを安全に利用することができます。
 
  今回開発し標準化した仕様は、複数のメーカーの端末機器を活用することが不可避となっている公共スペースでの情報サービスや、ホームオートメーション、プラント制御・流通管理、などの応用分野における柔軟なシステム構築に役立つと期待しています。今後も、日本が先行する端末機器とこれを利用したサービス分野をさらに拡大するよう、欧州等での業界団体へ積極的に提案を続けていきます。
 
【注釈】
*1 ユビキタス
  ラテン語で、いたるところに存在するという意味。21世紀を迎えたいま、情報技術の進展、特にブロードバンドインターネット環境の急速な普及は、私たちの生活や仕事のスタイルに大きな変革を及ぼし始めています。情報をいつでも、どこでも、誰でも活用できるユビキタス情報社会のプラットフォームソリューションを提供することで、利便性のある社会の構築に向けて貢献することが日立の使命です。

*2 OMG: The Object Management Group
  オブジェクト指向技術の標準化、普及をすすめるため、1989年に設立された業界団体。オブジェクトと呼ばれるソフトウェア部品をネットワーク上に分散配置し、ハードウェアやOS、プログラミング言語の違いに関係なく、相互にデータや処理要求を交換するための基盤となるソフトウェアの標準化、普及をはかっています。

*3 超分散オブジェクト部会
SDO: Super Distributed Objects
 
 
 
 
以上
 
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