| 株式会社 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:古川  一夫、以下 日立)は、このたび、米国IBM社のUNIXオペレーティングシステム(OS)であるAIX 5Lを搭載したエンタープライズサーバ「EP8000シリーズ」のハイエンドモデル「EP8000 690」、およびミッドレンジモデル「EP8000 670」において、現行のPOWER4(1.3GHz/1.1GHz)を搭載したモデルに加えて、最新プロセッサのPOWER4+を搭載した「POWER4+搭載モデル」をラインアップに追加し、5月16日から販売開始します。 最新プロセッサPOWER4+を「EP8000 690」では最大32個(1.7GHz/1.5GHz)、「EP8000 670」では最大16個(1.5GHz)を搭載することが可能です。また、基本機能においても、現行のPOWER4搭載モデルに比べ、最大メインメモリ容量やデータの入出力を行うI/OバスのI/Oデータ転送速度をそれぞれ2倍に増強しました。これにより、OLTP(On-line Transaction Processing)(*1)性能において「EP8000 690」で最大約1.6倍、「EP8000 670」で最大約1.9倍と処理性能が大幅に向上しました。
 
 
| *1) | OLTP(On-Line Transaction Processing) : オンライン業務で関連する複数の処理を一つの処理単位にまとめて管理する方式。 |    本製品は、性能を向上しながらも価格は現行機とほぼ同等に据え置いており、中規模業務システムから大規模データベースシステム、データウェアハウス、OLTPシステムといった大規模基幹システムまでの様々なニーズに、より幅広く対応できるシステム構築環境を、優れたプライスパフォーマンスにて提供します。また、業務拡大やデータ量の増大などに伴うシステム拡張にも柔軟に対応します。さらに障害発生の予防や障害時の迅速なシステム復旧を支援するための運用支援サービスやサポートサービスを強化して高可用性(障害回復・対策機能)を実現します。
   今回のモデル追加は、ユーザーがリソースをコアビジネスに集中し、高信頼性かつビジネスの変化に即応した最適なシステムを構築できる環境を提供する日立のサービスプラットフォームコンセプトHarmonious  Computingに基づいています。   
| モデル | 形状 | プロセッサ | プロセッサ数 | キャッシュメモリ | メモリ 容量
 | 拡張PCI スロット数
 |  
| EP8000 690 | ラック マウント
 | POWER4+ (1.5/1.7GHz)
 | 8,16,24,32 | レベル2キャッシュ : 1.5MB (2プロセッサあたり)
 レベル3キャッシュ : 32MB
 (1または2プロセッサあたり)
 | 8GB 〜
 512GB
 | 標準20 (最大160)
 |  
| EP8000 670 | POWER4+ (1.5GHz)
 | 4,8,16 | 4GB 〜
 256GB
 | 標準20 (最大60)
 |  
 
| モデル | 標準価格 | 出荷開始時期 |  
| EP8000 690 POWER4+(1.7GHz) | 1億1,436万円〜 | 2003年6月30日 |  
| EP8000 690 POWER4+(1.5GHz) | 9,861万円〜 |  
| EP8000 670 POWER4+(1.5GHz) | 4,554万円〜 |  
 
 
| ■ 他社所有商標に関する表示 |  
| ・ | AIX、IBM、POWER4/POWER4+は米国における米国International Business Machines Corp.の登録商標です。 |  
| ・ | UNIXは、X/Open Company Limitedが独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。 |  
| ・ | その他記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標もしくは登録商標です。 |  |