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2003年4月1日
株式会社日立製作所
取締役社長 庄山悦彦
 

2003年度新入社員向け社長メッセージ(要約)

 
 
 
  私は社長就任以来、世界中のお客様にとってのベスト・ソリューション・パートナーであることをめざしてきました。私達は社会の発展、人々の快適な生活に貢献し、「日立にしかできない、日立だからこそできる」と、世界中のお客様から最も信頼される会社である「ベスト・ソリューション・パートナー」になるように今後も邁進していきます。
  先般発表した中期経営計画「i.e.HITACHIプランII」は、社会の変化に対応して私達が貢献できる分野を明確にし、日立の存在意義を改めて表明し、これに向けて社員の力を総動員していくことを、世の中に約束したものです。新入社員の皆さんも、「グローバルな規模で社会の発展と人々の快適な生活に欠かせない存在」としての日立のステータスを確立させるべく、日立の一員として、誇りをもって活躍して欲しいと思います。

  お客様ひいては社会にとっての「ベスト・ソリューション・パートナー」になるために欠かせないのが「信頼とスピード」です。私達のお客様に接する態度、日常業務での判断と行動、ひいては社外の人々や同僚・上司に対する言動・態度など、全てが社会に対する日立の「信頼」を左右する、ということをよく理解して、誠実に判断・行動してください。また、この大競争の時代には、明日にでも競合他社が力を付けて迫ってきます。世の中を常にリードし、市場での優位を確立するためには「スピード」が欠かせません。私は社員一人一人の判断・行動にも「信頼とスピード」を求めます。それが日立の強みを支えていくのです。

  最後に、常に皆さんの心に留め置いて欲しいことを4つ、お話します。
  1つ目は、社会人・職業人・日立社員としての誇りと倫理をわきまえることです。法に触れることは勿論のことですが、社会に対して恥ずべきことは絶対にしない。仕事を進める上でも、私生活においても、日立製作所の一員であることに誇りをもって行動して下さい。
  2つ目は、グローバル化を常に意識して欲しいということです。皆さんが日立でどんな仕事についても、皆さんの仕事はグローバルな広がりを持つ事業活動の一部を担っています。グローバル市場で競争している日立製作所であることを常に意識して下さい。
  3つ目は、実践すること、有言実行することです。物事が成果として現れるには、実践・実行が不可欠です。計画を立てたら、その意思を表明し、必ず実行する勇気や情熱を私は皆さんに期待します。
  4つ目は貪欲さを失わない、ということです。より幸せな人生を生きるためには、自らの人間としての魅力が必要だ、と私は考えています。皆さんにも、いい仕事をして欲しい、より良い人生を生きて欲しいと思いますので、常に貪欲な好奇心を持ちつづけて欲しいと思います。
 
 
以上
 
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