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平成11年12月1日

紙メディアとデジタルコンテンツを手軽につなぐ「LinkStick」新発売

−紙面を指せば、映像、音声などの関連情報をパソコン上に表示−

 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小高 俊彦)は、紙面に印刷された文
字やパターンを読み込み、関連する情報をパソコンに表示できる新しい画像入力デバイス
「LinkStick(リンクスティック)」を、平成12年1月10日より発売します。
 たとえば、教科書などの紙メディアに、関連するデジタルコンテンツへのリンクを表示して
おき、それを「LinkStick」でなぞることによって、PC上に関連情報を表示させる
ことができるため、従来以上に効果的な教育等を行うことができます。

 インターネット時代を迎えて情報の電子化が進む一方で、これまで広く使われてきた紙メデ
ィアは、カタログやパンフレットなどの営業支援ツール、教科書・書籍、通信販売カタログな
ど、依然として多くの分野で活用されています。しかし近年の、情報量の飛躍的な増加、変化
の速さ、多様化する顧客ニーズを考えると、紙メディアでの限られた紙面で満足のゆく情報を
提供するには限界があり、当社では、今後、紙メディアの手軽さを生かしながら、デジタルメ
ディアとの融合をはかりたいというニーズが高まるものと考えています。

 そこで当社では、日立研究所にて研究を重ねてきた画像パターン認識技術を応用し、パソコ
ンの持つ豊富なマルチメディアコンテンツを紙メディアにリンクさせる「LinkStick」
を開発しました。
 紙メディア上の情報を、動画や音声を使った表現力豊かなマルチメディアコンテンツにリン
クさせることで、紙面だけでは説明しきれなかった詳細情報や解説が得られ、訴求力のある情
報を提供することができます。
 また、文字認識が可能なので、キーボード入力の代わりとして使うことによって、キーボー
ド入力が苦手な初心者向け支援ツールとして使用することができ、パソコンユーザー層の拡大
に貢献することができます。
 さらに、本製品は、小型CCDカメラとして使うこともでき、動画や静止画の撮影・取り込
みが行えます。
 併せて、主にコンテンツ製作者やシステム開発者を対象にした「開発プログラムキット」を
ご提供する予定です。

 なお、「LinkStick」のカタログ用途への応用として、プラス株式会社、大日本印
刷株式会社と協力し、プラス株式会社殿が12月に発刊する文具・オフィス生活用品カタログ
「Biznet(ビズネット)」と「LinkStick」を組み合せた商品発注システムの
開発検討を進めています。

■ 新製品の価格・出荷時期
  商 品 名      形 名   価格(税別)   出荷時期
LinkStick  PC−KX1100  23,000円  平成12年1月10日

■「LinkStick」の概要と特長
<概要>
 「LinkStick」は、文字やパターンを紙面から読み込み、それに関連するパソコン
上の情報を引き出すことができます。バーコードリーダー等と違い、通常の文字やパターンを
そのまま読み込めるため、既存の紙面がそのまま利用でき、特殊な印刷も不要です。

<特長>
1.USBインタフェース採用
 デファクトスタンダードになりつつあるUSBインタフェースを採用。USBコネクタに接続する
だけで簡単にセッティングできます。

2.文字認識ドライバを搭載
 「LinkStick」では、取り込んだ文字を認識できます。パソコン用電子辞書と連動
させれば、資料の中のわからない単語を簡単に調べることができます。

3.ユーザーごとの使いやすさを実現
 コマンド操作と連動させるためのパターンを幾つかあらかじめ登録してありますが、この他
に、個人で書き込んだメモやイラストも登録できます。また、アプリケーション操作ができる
コマンドシート作成のためのデータを用意していますので、キーボード・マウス入力の代わり
に手軽にコマンド入力ができます。

4.約35万画素のCCDカメラとしても利用可能
 小型ながらVGA(640×480ドット)の高解像度で優れた画質を提供、静止画や動画をパソコ
ンに取り込めます。取り込んだ画像は、文書やプレゼンテーション資料に貼り付けたり、メー
ルに添付して送ることもできます。
 また、専用スタンドとあわせて、テレビ会議用カメラとしても利用できます。

■他社商標注記
・Microsoft、Windowsは米国Microsoft Corpの登録商標です。
・PentiumはIntel Corporation.の登録商標です。
・OCR Technology by Media Drive e.Typist Softwareはメディアドライブ株式会社の商標
 です。
・その他、記載されている会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
・本製品に対して、すべてのパソコンでの動作を保証するものではありません。
・仕様および外観は製品改良のため予告無く変更される事があります。


                                   以  上


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