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平成11年11月11日

現金自動預金支払機分野における業務提携について

−次世代機の共同開発と製品、ユニットの相互供給で合意−

                                                    株式会社日立製作所
                                                    オムロン株式会社

  株式会社日立製作所(取締役社長:庄山悦彦、以下、日立)とオムロン株式会社
(代表取締役社長:立石義雄、以下、オムロン)はこのたび、現金自動預金支払機
(以下ATM)分野において共同開発と製品、ユニットの相互供給を含む業務提携
を行うことで合意しました。
  この合意に基づき、両社ではお互いの強みを活かした次世代ATMを共同で開発
するとともに、製品並びにユニットを相互に供給することにより、双方のATM事
業を強化していきます。両社は、本日付けで共同プロジェクトを発足して具体的な
協業をスタートします。

 近年、金融ビッグバンのもとで金融サービスの多様化や高度化が進展しており、
ATMによる金融サービスも、従来の有人店舗、無人店舗でのサービスに加え、コ
ンビニエンスストアとの提携による店舗外設置、インストアブランチ等、サービス
形態が大きく変わろうとしています。
 ATM自体にも、様々な設置環境での利用や扱う金融商品の増加により、複雑な
ネットワーク機能、マルチメディア技術を活用したサービス、セキュリティの向上
等、一層の機能強化が求められています。

 日立は、1979年に紙幣還流機能を備えたATM事業に本格的に参入し、以来無人
化運用に対応した高信頼な製品を提供し、都市銀行をはじめとする金融機関で数多
く導入いただいています。また、紙幣のしわ伸ばしや殺菌効果のある「クリーン
ATM」やインターネット対応マルチメディアATM、並びにATM等の業界標準
であるWOSA(Windows(TM) Open Services Architecture)準拠のオープン
プラットフォーム対応等、業界に先駆けた新製品・新機能を提供してきました。

  一方、オムロンは、1969年に世界で初めて、磁気カードを利用したキャッシュデ
ィスペンサー(CD)を開発して以来、30年間にわたって、ATM事業を展開して
きました。昨今、金融業界と流通業界の融和、あるいは規制緩和、IT技術の加速
など事業を取り巻く環境は大きく変わりつつあります。オムロンはこうした、変化
に対応し、顧客ニーズに合致した自動機とシステムの開発に注力し、コンビニエン
スストアをはじめとする新市場にマルチメディア端末「Cyber Gate」を業界に先駆
けて投入しています。

 今回の業務提携により、日立、オムロンの両社はお互いの持つ世界トップレベル
の技術を融合して、次世代マルチメディアATMを共同開発するとともに、製品並
びにユニットの相互供給を通じて利用者のニーズに答える最適な製品群の提供を実
現します。
 次世代機では、マルチメディア技術による機能拡張に加えて、最先端のイメージ
処理技術を駆使した帳票処理対応機能や、金融機関のATM運用コスト(TCO)
削減のための運用最適化機能など、インターネット時代に相応しい高度な機能をサ
ポートする計画です。
 この提携により、両社は、経営資源の有効活用を図りながら、それぞれのチャネ
ルを通じて販売活動を展開し、金融分野はもとより流通分野等を含めたATM市場
における優位性の確立を目指します。

*Windows(TM)は、米国Microsoft Corp.の米国または他の国における登録商標
 です。

                                                                    以 上


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