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平成11年8月23日

OEM市場向け2.5型磁気ディスク装置を発売

−GMRヘッドの改良により最大18ギガバイトの大容量を実現−

  日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小高俊彦)は、このたび、GMR*1ヘッドの改良に
加え、高記録密度を実現する最新の信号処理技術MEEPRML*2を新たに採用することで、12.7ミ
リ厚で記憶容量18.1ギガバイトを実現した2.5型磁気ディスク装置「DK22AA−18」、および
9.5ミリ厚で記憶容量12.0ギガバイトを実現した「DK23AA−12」を、小型磁気ディスク装置
のラインアップに新たに追加し、8月25日から販売を開始します。また、9.5ミリ厚では記憶容量
9.0ギガバイトを実現した「DK23AA−90」、および6.0ギガバイトの「DK23AA−60」
もあわせて販売開始します。
     
  近年、従来はデスクトップPCで行っていた業務や、大容量のマルチメディアデータの取扱いを、ノ
ートPCやサブノートPC等で行うケースが増加しています。また、液晶デスクトップPCの普及に伴
い、小型で省電力な2.5型磁気ディスク装置が採用され始めています。こうした背景のもと、2.5型
磁気ディスク装置には、一層の小型化・大容量化・高性能化が求められています。
     
  今回発売する「DK22AA−18」、「DK23AA−12」では、高性能GMRヘッドの改良や、
MEEPRML信号処理技術、ヘッドロード/アンロード方式*3の採用により、1インチ平方当たり
10.79ギガビットという世界最高水準の面記録密度を達成し、大容量化を実現しました。
  また、内部データ転送速度(媒体記録再生時)は、最大20.6メガバイト/秒、高速アクセス技術の採
用により平均シーク時間は12ミリ秒を実現しました。さらに、標準インタフェースであるATA−5
をサポートし、パソコンとのデータ転送速度は最大66.6メガバイト/秒(Ultra DMA mode 4)を実現し
ました。これにより、ノートPCでデスクトップPC並みの記憶容量が実現し、液晶デスクトップPC
のさらなる省スペース化も可能となります。
     
■今回発売の新製品
        型  名          容量       厚さ  サンプル価格   サンプル出荷時期
     DK22AA−18  18.1  GB  12.7ミリ    オープン   平成11年9月末
     DK23AA−12  12.0  GB   9.5ミリ    オープン   平成11年8月末
     DK23AA−90   9.0  GB   9.5ミリ    オープン   平成11年8月末
     DK23AA−60   6.0  GB   9.5ミリ    オープン   平成11年8月末
     
 *1  GMR(Giant Magnetoresistive):
     巨大磁気抵抗。従来のMR(Magnetoresistive)ヘッドを改良し、データの読取り感度を高めたヘッ
     ドで、高速データ転送/高記録密度が可能になる。
 *2  MEEPRML(Modified Extended Extended Partial Response Maximum Likelihood):
     従来の、隣接する波形の相互干渉による波形の歪みを予測し、補正を加える信号処理技術(PRML)
     に32/34parity方式を採用することで、より高い記録密度が実現する信号処理技術。
 *3  ヘッドロード/アンロード方式:
     従来のコンタクトスタートストップ方式に代り、円板回転起動時にヘッドを円板上に浮上させる方
     式。円板停止時にはヘッドは円板に接触していない。高密度、大容量、高耐衝撃性を実現する。
     
     
                                                                                    以  上


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