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平成11年7月13日

製造業向けソリューション「Solutionmax for Manufacturing」を発売

−開発・設計、調達、生産、販売のビジネスプロセスの最適なインテグレーションを実現−

 日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小高俊彦)は、このたび、企業のビジネス発展のた
めに問題解決を図るソリューション体系群「Cyberfront」に、製造業における在庫の適正化、顧客情報の
活用による収益アップ、および製品開発サイクルの短縮化などを実現するソリューション「Solutionmax 
for Manufacturing」をラインアップに加え、7月15日から発売します。
     
 グローバルなビジネス競争の時代において、我が国の製造業には、ユーザニーズや市場動向に迅速に対応
し、キャッシュフローの改善を重視した経営が求められています。製造業の情報システムには、開発・設計、
調達、生産、販売といった個々のビジネスプロセスにおける課題を解決するソリューションをビジネスフロ
ーに沿って密接に連携させることが求められています。
     
 こうしたニーズに対応して当社は、ソリューション体系「Cyberfront」の製造業向けソリューション
「Solutionmax for Manufacturing」を発売します。本製品は、製造業のビジネスプロセスの最適化を図る
SCM*1、CRM*2、DA*3、ERP*4、EC*5の5つのソリューション群と、ソリューション群のインテグレーション
基盤から構成されます。この5つのソリューション群を「EAI*6」に基づいた技法により連携させ、ビジネ
スフローに沿ったトータルなソリューションを実現します。
 また、当社が提唱する製造業の先進的な製造業企業情報システム像「E2S*7」に基づいて設計されており、
異なるプラットホームの情報システムを用いる企業や部門の壁を越え、ビジネスフロー全体をフレキシブル
に連携させ、短期間に情報共有と業務連携を実現します。
 これにより、製造業における開発・設計、調達、生産、販売といった個々のビジネスプロセスを一つのプ
ロセスとして捉えることができ、既存のシステムや各パッケージやソリューション群を連携させ、在庫の適
正化や納期短縮、顧客サービス向上といった経営課題の解決を実現します。
     
 「Cyberfront」は、従来個々の業務毎のニーズに合わせて提供していたソリューションを企業の経営課題に
直結するように新たに体系化したもので、各業種/業務毎に対応して開発した「Solutionmaxシリーズ」と
共通のソリューション基盤から構成されています。
 「Solutionmaxシリーズ」は、規制緩和、金融ビッグバン等、経済・社会構造変革に伴い出現しつつある新
しいビジネス領域・形態に対応したソリューション群で、顧客が抱える個々の業務課題を解決するために必要
な様々なサービス、製品を取り揃えた複数のビジネスソリューションから構成されます。
 「ソリューション基盤」 は、分散システム、ネットワークコンピューティング、システムセキュリティなど
の最新技術・製品を核とした情報システム基盤です。
     
     
*1 SCM:Supply Chain Management
*2 CRM:Customer Relationship Management
*3 DA:Design Automation
*4 ERP:Enterprise Resource Planning
*5 EC:Electronic Commerce
*6 EAI:Enterprise Application Integration。既存システムを活用しながらの流通アプリケーションパ
    ッケージの新規導入などに際し、分散オブジェクトの技術を用いてアプリケーション連携部分などの
    新規開発を出来るだけ減らすことができ、より少ない投資で、複数のアプリケーション連携による新
    たな付加価値を実現する、システム・インテグレーションのコンセプトです。
*7 E2S:Extended Enterprise System
     
■Solutionmax for Manufacturingの構成
(1)SCMソリューション
 製造業にとって企業活動の中核である需要予測、受注、生産計画、調達といった一連のビジネスプロセスを、
 企業の壁を越えて統合管理します。部品展開を数十分の一の時間に短縮した実績を持つ「SCPLAN」を始め、
 サプライチェーンを支援する各種のパッケージと専門のコンサルタントを準備し、先進的なSCM構築を支援
 します。
     
(2)CRMソリューション
 顧客との接点であるフロントオフィスを統合管理し、製造業にとっての利益の源である優良顧客の創出・獲
 得・維持のプロセスを支援します。SFA*8やCTI*9、データウェアハウスについてもサポートしており、フロ
 ントオフィス業務全体の効率化を支援します。
     *8 SFA:Sales Force Automation
     *9 CTI:Computer Telephony Integration
     
(3)DAソリューション
 設計ノウハウの統合管理によって、設計・開発プロセスを効率化します。3次元CADシステム「SolidWorks」
 やエンジニアリング情報統合システム「PDMACE」により、製品開発のコンカレント化を実現し、戦略的な製
  品開発を可能にします。
     
(4)ERPソリューション
 販売、生産、会計などのシステムを連携することにより、企業活動の基本である実績情報を一元的に把握し
  ます。国内随一のシステムインテグレーション実績を持つSAP R/3や、日本独自の企業文化を取り込んだ
 GEMPLANETを始めとする各種のERPパッケージと経験豊富なコンサルタントを揃え、顧客の特性に応じたERP導
 入を支援します。
     
(5)ECソリューション
 セキュアなネットワークを提供し、企業間の連携を支援します。企業間の電子商取引を支援するビジネスメ
  ディアサービス「TWX-21」を中心としたアプリケーションサービスにより、受発注業務はもとより、マーケ
  ティングや新規取引先の開拓といったビジネスプロセスを支援し、高度な電子商取引を実現します。
     
■ 新サービス商品の概要及び価格・出荷時期
     BPI( Business Process Based Integration )
     概    要:HISAIM*10に基づいたアプリケーションインテグレーション手法。ワークフロー技術を応用し
               たビジネスプロセスの定義・設計のための技法と、ワーク管理機能WorkCoordinatorを用いた
               アプリケーションインテグレーションを行うためのツール・部品群。
     提供時期:平成11年9月下旬
     価    格:個別見積
               *10 HISAIM:Hitachi Secure Application Integration Methodology(ハイセイム)。
        当社が開発した企業レベルのアプリケーション連携を効率的に実現するシステム開発方法論。
     
■他社商品名称等に関する表示
  ・Logility Value Chain Solutionsは、米国Logility Inc.の商標です。
  ・CORBAは、OMG(Object Management Group)の登録商標です。
  ・その他記載の団体名、会社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。
     
     
                                                                以  上


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