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このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。


平成11年7月1日

SAN(*1)を適用した日立統合ストレージソリューション 「Storeplaza(ストアプラザ)」を発売

  日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小高俊彦)は、この度、企業内に分散するストレ
ージシステムやデータの一元管理や、メインフレームやオープンサーバが混在する環境下での多様
なデータ共用の実現により、TCO(*2)の削減を実現するSAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)を適
用したソリューションメニューを日立統合ストレージソリューション「Storeplaza(ストアプラザ)」
として体系化し、関連する製品・サービス商品を7月5日から発売します。
     
  近年のインターネットの普及に伴うネットワークコンピューティングの本格化に伴い、ネットワ
ーク上のデータ量は急増し、ネットワークの負荷も増大しています。企業のデータ量も毎年2倍の
勢いで増加し、これに比例して分散する多数のサーバに接続されたストレージの運用コストも増大
しています。一方で、メインフレームに蓄積された膨大なデータを各部署で共用したいというニー
ズも高まっています。こうした変化に対し、分散するストレージシステムの統合運用であるストレ
ージコンソリデーションや、複数のプラットフォーム環境下における各種データの共用を通じ、ス
トレージシステムやデータを高信頼、高効率に活用するSAN適用システムの構築が求められていま
す。
     
  当社ではこうしたニーズにいち早く着目し、既にディスクアレイサブシステム「H-6593/6596」に
おいて、メインフレームとオープンシステム間でLANを経由せずにデータを交換する機能をサポー
トしています。また、サーバを経由せずに、ディスクアレイサブシステム内のデータを同一ディス
クアレイサブシステム内や他のディスクアレイサブシステム内に移動/コピーする機能などもすで
に提供しています。さらに、オープンシステム向けディスクアレイ装置「DF400」でも、ファイバ・チ
ャネル・ファブリック・スイッチ接続をサポートするなど、各種のSAN対応に向けた機能の強化を
図ってきました。
     
  今回の日立統合ストレージソリューション「Storeplaza」では、「いつでも、誰でも、どこからでも、
どんな情報でも安心して利用できるデータセントリックな情報システム」の提供を目指しています。
具体的には、(1)ディスクの障害時に、SANを経由してアプリケーションシステムを止めずに行える
高速バックアップや、災害時に遠隔地のサブストレージセンタでリモートバックアップを行う「デー
タプロテクションソリューション」、(2)メインフレームやオープンサーバが混在する環境で、多様な
データをSAN経由で共用する「データシェアリングソリューション」、(3)SANに接続されたストレー
ジやネットワーク機器を統一的な操作で運用できる「ストレージマネージメントソリューション」、
(4)ユーザーのSAN適用システムにおいて高性能、優れたスケーラビリティ、アベイラビリティ、リ
ライアビリティを実現する基盤ソリューションである「ファウンデーションソリューション」の四つ
のソリューションを提供します。
  これらのソリューションにより、ストレージコンソリデーションによるストレージ管理のTCOの
大幅な削減や、各部門の多様なデータを活用できるデータハブを実現することができます。
  また、「Storeplaza」を実現する製品群として、ディスクアレイサブシステム「HT-4074/4077」、フ
ァイバチャネルディスク装置「HT-4098-FCSS」、ファイバチャネルスイッチ「HT-4990-FS16」、統合シ
ステム運用管理「JP1」を発売します。当社では、今後も「Storeplaza」の機能拡張を推進し、高機能、
高性能、高信頼な製品/サービスを提供して行きます。
     
  (*1)SAN(ストレージ・エリア・ネットワーク):
      複数のメインフレームやオープンサーバとストレージシステムを、ハブやスイッチを介し
      ファイバチャネルで結ぶ、ストレージ専用の高速データ転送(最大100メガバイト/秒)、かつ
      遠距離接続(最大10km)が可能なネットワーク。SAN上のあらゆるサーバから、これまでサーバ毎に
      所有していたデータの相互利用や、ストレージシステムの運用・管理の統合を図ることで、シス
      テム全体の運用効率向上やTCO削減を実現する新しいストレージシステムの利用形態です。
  (*2)TCO(Total cost of ownership):
      コンピュータの導入費用だけでなく運用・保守や教育など、導入後に係る費用を含めたシス
      テムの総経費。
     
   ■主なソリューション、製品の価格・出荷時期
     名        称:データプロテクションソリューション
     価        格:個別見積り
     提供開始時期:平成11年9月以降順次
            
     名        称:データシェアリングソリューション
     価        格:個別見積り
     提供開始時期:平成11年9月以降順次
     
     名        称:ストレージマネージメントソリューション
     価        格:個別見積り
     提供開始時期:平成11年9月以降順次
     
     名        称:ファウンデーションソリューション
     価        格:個別見積り
     提供開始時期:平成11年7月末以降順次
     
     
     分        類:FC−Switch
     品        名:ファイバチャネルスイッチ「HT−4990−FS16」
     価        格:814万円〜
     出荷時期    :平成11年9月
     
     分        類:Disk Array
     品        名:ディスクアレイサブシステム「HT−4074/4077」
     価        格:6,040万3千円〜
     出荷時期    :平成11年7月末
     
     分        類:FC Disk
     品        名:ファイバチャネルディスク装置「HT-4098-FCSS」
     価        格:315万7千円〜
     出荷時期    :平成11年9月
     
     分        類:管理ソフトウェア
     品        名:統合システム運用管理「JP1」
     価        格:68万4千円〜(*3)
     出荷時期    :平成11年9月以降順次
     
     分        類:サービス
     品        名:システム企画・構築・運用サービス
     価        格:個別見積り
     出荷時期    :平成11年9月
     
     
     ■略号注記
      Windows NT(R)の正式名称は、Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating Systemです。
     
     ■他社商標注記
     ・ UNIXはX/Open Company Ltd.が独占的にライセンスする米国ならびに他の国における登録商標です。
     ・ Windows NTは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
     ・ その他の会社名、団体名、商品名は各社、各団体の名称、商標または登録商標です。
     
                                                                  以  上


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