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平成11年6月21日

業界で初めて64MビットシンクロナスDRAMを搭載した
256Mバイトの144ピンSO DIMMを製品化

−ノートパソコン用として、大容量化および高速動作を実現−

 日立製作所 半導体グループ(グループ長&CEO 石橋 正)は、このたび、ノートパソコン向けに、64Mビット
シンクロナスDRAM(以下、SDRAM)を搭載した大容量SDRAMモジュールとして、256Mバイトの144ピンSO DIMM
(注1) 「HB52RD328DC」を業界で初めて製品化し、平成11年6月21日からサンプル出荷を開始します。
 本製品は、世界最小レベルのチップサイズ38mm2の64MビットSDRAMと、当社のTCP積層実装技術を用いるこ
とにより、SO DIMMで256Mバイトの大容量を実現しています。また、PC100に対応しており、高速動作が可能
です。
     
 最近、パソコンの高性能化やアプリケーションソフトの大容量化に伴ない、機器に搭載されるメモリ容量
が増大しています。 また、ノートパソコンなどの小型化により、メモリの実装スペースも年々縮小され、メ
モリを搭載するソケット数も限定されます。このため、機器のメモリを大容量化するために、メモリモジュー
ルの高密度化が強く求められています。
     
 これまで、当社は64MビットSDRAMのTCPを2段に重ねて実装する独自のTCP積層実装技術により、既存のTSOP
品と比較して2倍の容量を実現した128Mバイトの144ピンSO DIMMを製品化してきました。
 今回は、さらなる大容量化のニーズに対応し、TSOP品と比較して4倍の容量を実現した256Mバイトの144ピ
ンSO DIMM「HB52RD328DC」を製品化しました。本製品は、38mm2の64Mビット品を搭載するため、基板へのチ
ップ搭載数が2倍となり、これまで64MビットSDRAM搭載のSO DIMMでは不可能とされていた256Mバイトの大
容量を実現しました。
 さらに、電源電圧は3.3Vで、PC100にも対応します。ビット構成は32M×64ビット(2バンク)となり、パソコ
ン用途のUn-Buffer仕様(注2)をサポートしています。
 また、外形寸法は67.6mm×31.75mm×3.80mm、ピン数は144ピンで、JEDEC標準規格に準拠しています。
     
今後は、PC133対応品も製品化していきます。
     
注1)SO DIMM:Small Outline Dual Inline Memory Module 
注2)Un-Buffer仕様:モジュール内に信号駆動用バッファICを搭載しない仕様
     
■応用製品例
  ノートパソコン(64ビットデータバス対応、PC100対応)
     
■価 格
          製 品 名      CASレイテンシ         サンプル価格(円)
        HB52RD328DC-A6F        CL=2、CL=3               120,000
        HB52RD328DC-B6F          CL=3                   120,000
     
■仕 様
項 目HB52RD328DC-A6F/HB52RD328DC-B6F
ビット構成32M×64
バンク構成2バンク
搭載SDRAM仕様4M×4×4バンク、32個搭載
Register有無なし
容 量256Mバイト
対応メモリバスPC100
CASレイテンシ2および3/3
外 形144ピンSO DIMM(67.6mm×31.75mm×3.80mm)
     

     
                                                        以  上


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