日立製作所はこのたび、高性能サーバ『HITACHI Advanced Server HA8000シリーズ』に、自社開発
のチップセットによりインテル社の最新・最速のCPU「Pentium(R)III Xeon(TM)プロセッサ(500MHz)」
を最大８個（８Ｗａｙ）まで搭載可能な「HA8000/380」をはじめ、性能と信頼性を強化した
新製品７モデルを３月１８日から発売します。

  今回発売する新モデルは、本日インテル社から発表された最新鋭インテルPentium(R)III  Xeon(TM)
プロセッサ(500MHz)を搭載した「HA8000/380,280,260,250」４モデルとPentium(R)III プロセッサ
(500MHz)を搭載した「HA8000/180,150,140」３モデルで、Fibre Channelや1000BASE-SX、Ultra2 Wide 
SCSI-3等の先進の高速I/O技術を採用するなど、トータルシステム性能の向上を図っています。

  企業の基幹業務システムの中核となるサーバには、パワフルな処理性能や高いスケーラビリティ、安定
したパフォーマンスを継続して提供する高い信頼性に加えて、クラスタ接続や用途別に設置した複数サー
バを統合管理することにより、運用・保守面での工数を低減したいというニーズが増えてきています。

  当社では、昨年７月、世界で初めてインテルPentium(R)II Xeon(TM)プロセッサを最大８個（８Ｗａｙ）
搭載したモデルをはじめ、最新技術を駆使した高性能サーバ「Hitachi Advanced Server HA8000シリー
ズ」を発表し、市場のニーズに応えてきましたが、今回、サーバに対する更なる高性能化、高信頼性化
の要求に対応するため、新モデルを提供します。

【新製品の主な特徴】

１．最先端技術を採用した最新・最速のプロセッサを搭載 
(1)HA8000/380,280,260,250
   インテル社の最新鋭ＣＰＵ「Pentium(R)III Xeon(TM)プロセッサ(500MHz)」を搭載したHA8000/380は、
   自社開発のチップセットにより8Wayまで、またHA8000/280,260,250はIntel製450NXチップセッ
   トにより4Wayまでのマルチプロセッシングを実現。ハイエンドモデルのHA8000/380,260は大容
   量2MBの2次キャッシュメモリを内蔵したプロセッサのマルチプロセッシングを実現。
(2)HA8000/180,150,140
   高性能ＣＰＵ「Pentium(R)IIIプロセッサ(500MHz)」を搭載し、Intel製440BXチップセットによりデ
   ュアルプロセッシングを実現。

２．高速I/O技術を採用
(1)100Mバイト/秒の高速シリアルインタフェースのFibre ChannelやバックボーンLANの構築も可能
   にするGiga bit Ethernet、64ビットＰＣＩバス等の最新のI/O高速化技術を採用し、基幹業務に
   欠かすことのできない高性能を実現。(HA8000/380,260)
(2)16bit幅で80Mバイト/秒の高速データ転送を実現するUltra2 Wide SCSI-3インタフェースを採用。
   LVD(Low Voltage Differential)を利用することにより、ノイズに強く、SCA2(Single Connector
   Attachment)にも対応します。

３．高い信頼性を確保
(1)高信頼性を実現するクラスタシステム(Microsoft(R) Windows NT(R)Server Enterprise Edition
    Version4.0 に対応)によって、高い可用性を実現。
(2)ディスクアレイシステムはホットプラグやホットスペア機能を備え、ディスク障害に対する高
   信頼性を実現。
   冗長化電源（電源の多重化）により、一つの電源が故障しても他の電源ユニットでシステムダ
   ウンを防止。メモリエラーの自動検出・訂正機能を備えたECCメモリを採用し、データの高信頼
   性を実現。

４．サーバの集中管理による運用・管理の効率化
(1)国内オフィスへの搬入も容易な高さ190cmのラックマウントタイプを用意。サーバ本体はもちろ
   ん、CRTやキーボード、マウス、UPS*1(無停電電源装置)等の周辺装置、および、www/DNS*2/メー
   ル/FTP*3といった用途別サーバの一括収納が可能で、複数サーバの集中管理による運用・管理
   の効率化を実現。
   (HA8000/380,280,180)
   また、オフィスに気軽にサーバが設置できるよう高さ820mmのハーフラックも用意しています。
   (HA8000/180,140,40)
(2)業界標準のDMI*4に準拠し、複数サーバの安定した運用・管理を強力に支援するサーバ管理ツー
   ル「System Manager」を標準添付。SVP*5ボードとの組み合わせにより、遠隔地からの障害保守
   やサーバの電源オン・オフ制御、複数サーバによるクラスタシステムの稼働状況を管理するNT
   クラスタ管理機能等、サーバの効率的な運用・管理を実現。

５．お客様のニーズに対応した構成を組み込んで出荷するカスタムメイド対応
(1)メモリ、LANボード、DATなどの周辺機器、および、ドライバやＯＳなどのソフトウェアを、お
   客様のニーズに応じてあらかじめシステム装置に組み込んだ状態で出荷するセットアップサー
   ビスを標準サポート。
(2)カスタムメイドに対応したOSのカスタムインストールサービスも用意しています。
   ドメイン名、ユーザ情報の設定、プロトコル選択等、お客様の要望に従ってWindows NT(R) 
   Server4.0のインストールを行い出荷するサービスです。本サービスを利用した場合、お客様は
  「ソフトウェア使用諾契約への同意」と「プロダクトIDの入力」を行うだけで、 WindowsNT(R)を
   使用できます。

６．拡張性に富んだ高速・大容量バックアップ装置
・最大70GBの大容量DLT*6や最大15巻のDLTが収納可能なDLTチェンジャーユニット＊、最大6巻のDAT
  が収納可能なDATチェンジャー等、豊富な大容量バックアップ装置をサポート。
  *：HA8000/380,280,180のみ

【本文注記】
*1:UPS=Uninterruptive Power Supply　
*2:DNS=Domain Name System
*3:FTP=File Transfer Protocol
*4:DMI＝Desktop Management Interface 
*5:SVP=Service Processor
*6:DLT=Digital Linear Tape

【略号注記】
・Windows NT(R) Server4.0の正式名は、Microsoft(R) Windows NT(R)Server Network Operating 
  System Version4.0です。
・SBSの正式名は、 Microsoft(R) BackOffice(R) Small Business Serverです。

【他社商標注記】
・Pentiumは、米国Intel社の登録商標です。
・Xeonは、米国Intel社の商標です。
・Intel InsideおよびPentium Processorのロゴは、米国Intel社の商標です。
・Microsoft、Windows NT、BackOfficeは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国に
  おける登録商標です。
・DLTとDLT Tapeは、Quantum社の商標です。
・その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。



                                                                      以  上