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News Release

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平成10年4月16日

世界最高速の回転数を実現した3.5インチ磁気ディスク装置を OEM市場向けに発売

  日立製作所はこのたび、世界最高速の回転数(12,030rpm*1)を実現した3.5インチ磁気ディ
スク装置「DK3E1T−91シリーズ」を製品化し、UNIX/PCサーバ向けハイエンドディスク装置、デ
ィスクアレイ装置等のOEM市場向けに、4月20日より販売を開始します。

  近年、UNIXやWindows NT(R)サーバが、基幹業務やデータウエアハウスをはじめ、大容量データを
高速に処理する分野で活用されており、これらのサーバで利用される3.5インチ小型磁気ディスク装
置についても、一層の高性能化、信頼性の向上、低消費電力が求められています。

  当社ではこれまで、サーバやワークステーション等の記憶装置として、MRヘッドの搭載により、記憶
容量18.2ギガバイトを実現した厚型の3.5インチ磁気ディスク装置「DK319H−18」、記憶容量
9.1ギガバイトを実現した薄型の3.5インチ磁気ディスク装置「DK329H−91」をはじめ、常に業界
をリードする大容量で信頼性の高い3.5インチ磁気ディスク装置をOEM市場向けに提供してきました。
 
  今回、新たに製品化した「DK3E1T−91シリーズ」は、3.5インチディスク装置に2.5インチディス
ク(円盤)を実装したことで、世界最高速の回転数12,030rpmを実現し、平均シーク時間も高速アク
セス技術の採用により、5ミリ秒*2を達成しています。さらに、新開発の信号処理技術により、業界
最高クラスのデータ転送速度、最大27.3メガバイト/秒*3を実現しました。また、従来製品の
「DK329H−91」と比較して、トランザクション性能*4も、約1.5倍向上しています。
  また、高性能化を図った一方で、消費電力を従来製品並み*5の11.8ワットに抑えたことにより、
発熱量は従来製品と同程度で、ディスク装置の信頼性を確保でき、現在使用中のシステム筐体、電源
装置の変更も不要です。
  記憶容量は、9.2ギガバイト、インタフェースにはUltra−2SCSIおよびファイバチャネルをサポート
しています。

*1:rpm(Rotation Per Minutes):毎分回転数
*2:データ読み出し時。1ミリ秒=1/1000秒。
*3:媒体記録再生時
*4:トランザクション性能:単位時間当たりのディスクアクセス処理数。本結果は当社シミュレーション
       による。
*5:従来製品「DK319H−18」の消費電力は12.0ワット、「DK329H−91」は7.5ワット。

【価格】(OEMサンプル価格/税別)
 DK3E1T−91シリーズ     24万円

【出荷時期】
[サンプル出荷時期] [量産開始時期]
DK3E1T-91LW(Ultra-2 SCSI,WIDE)平成10年6月平成10年 9月
DK3E1T-91LC(Ultra-2 SCSI,SCA-2)平成10年6月平成10年 9月
DK3E1T-91FC(ファイバチャネル)平成10年7月平成10年10月
【他社商標に関する注記】
・UNIXは、X/Open Company Limitedが独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における
 登録商標です。
・Windows NTは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。


                                                                        以  上


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