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News Release

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平成9年4月7日

WindowsNT(R)を採用した総合計装システム「EX-7000シリーズ」を製品化

−GUI機能などを向上させ、快適なオペレーティング環境を提供するとともに、
社内LANによる遠隔運転管理を可能とするなどネットワーク機能を強化− 


 日立製作所は、このたび、化学・食品プラントや、ごみ焼却プラントなどの監 視・制御を行う総合計装システムとして、OSにWindowsNTを採用することで、各種 GUI機能を向上させ、快適なオペレーション環境を提供するとともに、社内LANや 統合サービス・デジタル網(ISDN)による遠隔運転管理を可能にするなど、ネット ワーク機能の強化を図った総合計装システム「EX−7000シリーズ」を製品化 し、4月10日から販売を開始します。

 現在、製造業においては、急激な生産構造の変化が進み、様々に変化する市場の ニーズを的確にとらえ、高品質の製品を最短の工期、最少のコストで提供すること が重要となっています。
また、ネットワーク技術の発展により、社内LANなどによるデータの一元化も 進んでいます。
 このため、生産ラインの監視・制御を行う計装システムにおいても、従来からの 圧力・流量といったプロセスデータの監視・制御機能のほかに、各地に分散した有 益な情報を収集し、開発部門、生産現場と綿密な連携を図るためのネットワーク機 能の充実や、オンライン管理機能などが求められています。
 そこで、このたび、このような市場のニーズに対応し、よりオープンで使い勝手 の向上を図った総合計装システム「EX−7000シリーズ」を製品化しました。

 本シリーズは、運転操作を行うオペレータズコンソール(操作卓)と、プラントか らのデータを収集し、演算や制御を行うマルチコントローラで構成されます。
 オペレータズコンソールは、OSにWindowsNTを採用しており、動画等を含むマル チウインドウ環境をサポートするなど、使いやすいユーザインタフェースにより、 効率的な運転を実現します。
また、構内LANと公衆回線を接続することで、制御システムを通じて、遠隔地から の生産状況管理や操作、メンテナンスを行うことが可能です。なお、オペレータズ コンソールは、コンソールタイプとデスクトップタイプを準備しており、目的や設 置環境によって選択することができます。
 マルチコントローラは、シングル構成システムの他、電源など共通部を二重化し た共通部二重化システムや、PIO(*)パッケージまで二重化した全二重化システム を準備しており、プラントに要求される信頼性に応じて選択することが出来ます。 さらに、内蔵メモリには1ビットの誤りを自動修復するECC(*)メモリを採用する など、信頼性を向上しています。
 一方、本シリーズは、従来の「EX−5000シリーズ」と制御LANやソフトパッ ケージの互換性を確保しており、システムの統合も可能です。

*PIO:Process Input/Output:プロセスの圧力、流量、温度などの各種信号の取 り込みや、バルブ、モータなどへ操作出力を行う。
*ECC:Error Checking and Correction:自然界の宇宙線などの影響で確率的に 発生する、メモリの1ビットエラーを自動的に検出し、修正する。

<価格および出荷時期>
製品名 :    総合計装システム「EX−7000シリーズ」 
価 格 :   1,400万円より       
出荷時期:   平成9年8月1日

<他社商標>
*WindowsNT(R)は、米国Microsoft Corp.の米国およびその他の国における登録
  商標です。


以 上


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