| HITACHI HOME | UP | SEARCH | HITACHI

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、お問い合わせ一覧をご覧下さい。

                                                  平成8年12月16日

100MHz動作の高速64MビットシンクロナスDRAMと    128Mバイト容量のシンクロナスDRAMモジュールを製品化 

−パソコンなどのメインメモリ用や高速画像処理用として、             大容量、高速動作、高効率データ転送を実現−

 日立製作所は、このたびワークステーションやパソコンのメインメモリ用および 高速画像処理用として、100MHz動作の64MビットシンクロナスDRAM(以下 SDRAM)3製品6品種を製品化しました。 ×4ビット構成の「HM5264405TT」を平成9年1月、×8ビット構成の 「HM5264805TT」を同年4月、そして×16ビット構成の「HM5264165TT」を同年6 月よりそれぞれサンプル出荷します。  また、これらの大容量メモリを高密度実装した100MHz動作の高速SDRAMモジュ ール7製品14品種も同時に製品化しました。デスクトップパソコン向け64ビッ トバス対応(8バイト)168ピンDIMM(注1)として、大容量128Mバイトの 「HB526C1672E(バッファあり)」「HB526C1672EN(バッファなし)」 「HB526C1664EN(バッファなし)」と、64Mバイトの「HB526C872E(バッファあり )」「HB526C864EN(バッファなし)」を、さらにノートパソコン向け144ピンSO DIMM(注2)として、64Mバイトの「HB526A864DB」、32Mバイトの 「HB526A464DB」を製品化し、平成9年4月より順次サンプル出荷します。    近年、ワークステーションやパソコンに代表される情報機器の高性能化に伴い、 システムクロック周波数は、従来の66MHzから100MHz以上へと高速化が進んで います。また、画像メモリ分野においてもディスプレイの高解像度化やMPEG2(注3) などの高速画像処理技術の進歩により、データ転送の高速化が進んでいます。さら に一方で、より高度なアプリケーションを実行するため、メインメモリの大容量化 も不可欠となってきました。  このようなニーズが高まる中、SDRAMは入出力がクロック信号に同期するため、 容易にシステムクロック信号に同期した高速動作が可能であり、急速に普及しつつ あります。  当社では、すでに4Mビットおよび16MビットのSDRAMを量産しており、ゲー ム機やパソコン、ハイビジョンTVなどの画像メモリ用、また大型コンピュータや ワークステーションのメインメモリ用として使用されています。  さらに今回、パソコンのメインメモリ用、MPEG2などの高速画像処理用として、 より高速かつ大容量化のニーズが高まっていることに対応し、64MビットSDRAM として、×4、×8、×16ビット構成の3製品6品種を製品化しました。  本製品は、最新の0.3ミクロンCMOSプロセス技術と3段パイプライン処理 (注4)の採用により、64Mビットの大容量と100MHzの高速動作を実現し、さら に4バンク構成により最高200Mバイト/秒(×16ビット構成品)の高効率データ 転送が行えます。また、ラインアップとして83MHz動作品もそろえています。  パッケージは、JEDEC(注5)標準の54ピン400ミルTSOP-Uで、各ビット構成品を 共通パッケージでサポートできます。  今後の展開としては、SOJなどパッケージ品種展開、4段パイプライン方式や 小振幅インタフェース(SSTL3)対応などによる125MHz以上の超高速品展開、 また、さらなる大容量化(256Mビット)に合わせて、多ビット構成化(×32)、 マルチバンク化(8バンク)の検討も行い、市場ニーズに対応していきます。  一方、当社ではパソコンの小型化や大容量化、64ビットバス化のニーズに対応 し、いち早くメモリモジュールの製品化を行ってきました。  そして今回、64MビットSDRAMを高密度実装した100MHzの高速SDRAMモジュ ール7製品14品種を製品化しました。デスクトップパソコン向け168ピン8バ イトDIMMでは、大容量128Mバイト品と64Mバイト品をバッファあり、バッフ ァなしの2タイプで製品化しました。また、ノートパソコン向けとして、144ピ ンSO DIMMもラインアップしています。さらに、83MHz動作品もそろえています。 (注1)DIMM(Dual Inline Memory Module):  おもにワークステーションやサーバ、デスクトップパソコンに使用される。 (注2)SO DIMM(Small Outline DIMM):  モジュール幅、寸法をDIMMより小型化しており、おもにノートパソコン  に使用される。 (注3)MPEG2(Moving Picture Experts Group Phase 2): 動画像圧縮伸長技術の国際標準規格。  ケーブルテレビやデジタル衛星放送のセットトップボックス、または   DVDなどに使用される。 (注4)パイプライン処理:1つの命令をより小さな複数の命令に分割し、  オーバーラップさせて複数の命令を同時実行すること。 (注5)JEDEC(Joint Electron Device Engineering Council): 米国の規格に関係している委員会。  ICのパッケージ寸法、端子配列などの統一規格を定めている。 <応用製品> [64MビットSDRAM、単品]  大型コンピュータ、ワークステーション、パソコンなどのメインメモリ、画像 メモリ [SDRAMモジュール] *168ピン8バイトDIMM  ワークステーション、デスクトップパソコンなどのメインメモリ*144ピンSO DIMM  ノートパソコンのメインメモリ <価 格> *64MビットシンクロナスDRAM(単品) 製 品 名      構 成   サンプル価格(円) HM5264405TT 4M× 4×4バンク 16,000 HM5264805TT 2M× 8×4バンク 16,000 HM5264165TT 1M×16×4バンク 16,000

*シンクロナスDRAMモジュール    
製 品 名構 成サンプル価格(円)
168ピン DIMM HB526C1672EN16M×72313,200
(バッファなし)HB526C1664EN16M×64278,400
HB526C864EN8M×64139,200
168ピン DIMMHB526C1672E16M×72316,800
(バッファあり)HB526C872E8M×72158,400
144ピンHB526A864DB8M×64139,200
SO DIMMHB526A464DB4M×6469,600

                             以 上


All Rights Reserved, Copyright (C) 1996, Hitachi, Ltd.
WRITTEN BY Secretary's Office