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平成8年10月31日
3次元グラフィックスアクセラレータ「GIGALIZE」を発売
−パソコン上で業界最高速のグラフィックス性能を実現−

日立製作所はこのたび,パソコン上で業界最高速のグラフィックス性能(最大320
Mpixel/s)を実現する3次元CGアクセラレータ「日立CGサブシステム
GIGALIZE(ギガライズ)」を開発、11月5日より販売を開始します。
近年、3次元グラフィックスの分野は、ハードウェアの進歩、CG応用技術の革
新に伴いTVや映画をはじめ、ゲーム、シミュレーション、プレゼンテーションな
ど様々な分野で急速に普及しています。
また、パソコンの高性能化、OpenGL(R)*1をはじめとする3次元グラフィック
スインタフェースのWindowsNT(R)版サポートにより、CGプラットフォームがワ
ークステーションからパソコンへ急速にシフトしつつあります。
当社では従来よりエンジニアリング、グラフィックス分野向けのソフトウェアや
ワークステーションを提供してきましたが、今回、こうした市場ニーズに対応し、
当社のグラフィックス技術、LSI技術と並列化処理技術を活かしたパソコン用
CGアクセラレータ「GIGALIZEシリーズ」を製品化しました。
従来のグラフィックスワークステーションクラスの性能と機能をパソコン上で実
現するGIGALIZEの導入により、プライスパフォーマンスに優れたCG環境
が構築できます。
GIGALIZEは、パソコンのPCIバスに接続して使用します。WindowsNT(R)
3.51上で動作しOpenGL(R)をサポートしているアプリケーションの描画性能を飛
躍的に向上させます。性能はテクスチャフィルレート*2で320Mpixel/s(モデル
300)とパソコン上で業界最高速のグラフィックス性能を実現しました。
また、アンチエイリアス*3処理を行ったラインおよびポリゴンのリアルタイム
表示、最大4面までのマルチディスプレイ表示、HDTV(ノンインタレース)の
高品質イメージ出力など豊富な機能をサポートしています。さらに、描画性能はジ
オメトリプロセッサ、レンダリングプロセッサの増設によりスケーラブルに向上で
きます。
*1)OpenGL(R):シリコングラフィックス社のグラフィックライブラリ「GL」
を基に制定されたオープンな規格。3次元グラフィックスAPIの1つ。
*2)テクスチャフィルレート:テクスチャマップ(3次元球状面)を描画する
性能。1Mpixel/sは、1秒間に100万ピクセル(ドット)のテクスチャマッ
プを描画できる。
*3)アンチエイリアス:(CG描画において)線やポリゴンの輪郭に発生した
ジャギー(ギザギザ)を取り、滑らかにすること。
[本体価格、出荷時期]
・GIGALIZEモデル200(エントリーモデル) 268万円〜 平成9年2月末
・GIGALIZEモデル300(ハイエンドモデル) 548万円〜 平成9年2月末
[他社所有商標に対する表示]
●WindowsNT(R)は米国Microsoft Corp.の商標です。
●Pentium(R)は米国Intel Corp.の登録商標です。
●Alphaは米国Digital Equipment Corp.の商標です。
●OpenGL(R)はSilicon Graphics,Inc.の登録商標です。
●その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
以 上