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                          平成7年12月4日

WindowsNTTM対応の統合ネットワーク管理システムを製品化

 日立製作所は、このたびWindowsNTTM上で、ネットワーク機器の稼働
状態のビジュアル表示等により、効率的なPC LAN管理を実現する統合ネット
ワーク管理システム「NETM*Cm2(ネットエム・シー・エム・ツー)」を製
品化し、12月4日より販売を開始します。
NETM*Cm2:Integrated Network Management system★Consolidated
       management2
 近年、WindowsNT対応のPC LAN を中心にクライアント・サーバ・シス
テム(CSS)のビジネス分野への適用が急速に拡大する中で、システムのネット
ワークの状態監視や障害からの迅速な回復等、ネットワーク管理の必要性が高
まっています。また、ユーザーシステムにおいて、ネットワークの規模はます
ます拡大しており、管理する端末、ネットワーク機器の増大、及び広域ネット
ワーク(WAN)等の利用により、ネットワーク管理製品の負荷と回線料金の
増大傾向が顕著となっていることから、効率のよい管理システムの構築も求め
られています。
 当社では、HI−UX/WE2(日立のUNIX OS)対応の統合ネットワーク管理
システム「NETM*Comet」を平成5年より販売しており、LAN、WANのネッ
トワークからシステムまでをビジュアルに管理する各種製品を提供しています。
 今回のWindowsNT対応ネットワーク管理システムの製品化により、Windows
NTを用いたPC LANの管理を容易に、かつ低価格で実現できます。また、従来の
「NETM*Comet」シリーズについても、操作性の向上、アプリケーションプロ
グラムを構築するためのツールキットの提供等の機能拡張を行い、同時に対応OS
についてもこれまでのHI−UX/WE2に加えて、HP−UXをサポートしました。
これらのWindowsNT版,HI−UX/WE2版、HP−UX版ネットワーク管理シス
テムを「NETM*Cm2」の名称で販売を開始します。なお、WindowsNT対応ネッ
トワーク管理システムは、管理アプリケーションを開発するためのアプリケーション
インタフェースをHI−UX/WE2版、HP−UX版ネットワーク管理システムと同一
としているため、「NETM*Comet」及び、「NETM*Comet」の製品化にあたっ
て技術導入した米国Hewlett−Packard社のHP OpenView上の管理アプリケー
ションをWindowsNT対応ネットワーク管理システムに容易に移植することがで
きます。
(1)WindowsNT版ネットワーク管理システム
  マネージャ・サブマネージャ・エージェントからなる効率的な3階層管理、及び
 ネットワークコンソール機能により、ネットワークをトータルに管理します。
 ・マネージャ(Cm2/Network Node Manager)
  業界標準のネットワーク管理プロトコルSNMPにより、マルチベンダー
 環境で、LANの監視を実現します。また、管理対象端末の追加にも柔軟に
 対応できます。さらにネットワーク機器の稼働状態のビジュアル表示、グラフ
 表示によりネットワークの状態の的確な把握が可能で、過負荷状態を迅速に
 検出できます。
 ・サブマネージャ(Cm2/SubManager)
  本社,支店,営業所などの階層的な分散拠点を持つ情報ネットワークでは、
 分散拠点にサブマネージャを配置し、分散拠点内のネットワークの監視を
 効率的に行えます。
 ・エージェント(Cm2/Extensible Agent)
  Windows NTシステムが標準で備えているSNMPサービスの機能に加え
 て、Windows NTのシステムリソースを監視し、 CPU使用時間、仮想
 メモリサイズ等を把握でき、システムの安定稼働維持に役立ちます。
  ・ネットワークコンソール機能
  上記3製品により、一台の管理マネージャから複数のシステムへのコマ
 ンドの一括投入や,複数システムからのメッセージの監視が行えます。
 従来システム単位で行っていた作業を一括処理し、リモート診断、リモート
 保守ができるため、管理者の負担が軽減されます。
(2)UNIX版ネットワーク管理
  HI−UX/WE2上で稼働していた従来のUNIX版ネットワーク管理シス
 テム「NETM*Comet」シリーズに、操作性の向上やアプリケーション
 プログラムを構築するためのツールキットの提供等の機能強化を行い、併せ
 てHP−UXでも稼働可能としてました。また、これに伴い、製品名称を
 WindowsNT版のネットワーク管理システムと統一し、「NETM*Cm2」と
 変更しました。
<基本システム価格及び出荷時期>
  <対応OS>          <価格>  <出荷時期>
・WindowsNT3.5対応モデル            49万5千円〜  H8/3末
・HP−UX9..0,10.0 HI−UX/WE2対応モデル    240万円〜  H8/1末
≪他社所有名称に対する表示≫
− HPは、米国Hewlett−Packard Companyの会社名です。
− HP OpenViewは米国Hewlett−Packard Company の米国及び他の
  国々における商品名称です。
− HP−UXは、米国Hewlett−Packard Companyの商品名称です。
− Windows NTは、米国Microsoft Corp.の商標です。
− UNIXは、X/Open Company Limitedが独占的にライセンスしている
  米国ならびに他の国における登録商標です。
− ORACLEは、米国Oracle Corporationの登録商標です。
                             以 上

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