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平成7年10月19日

可燃性廃棄物の固形燃料(RDF)化リサイクル設備完成

―産業廃棄物の自社処理設備として、日立工場内に建設―

 日立製作所は、この度、従来、産業廃棄物として焼却処理あるいは埋立
処分してきた紙屑、木屑、廃プラスチック等の可燃性廃棄物を固形燃料
(RDF: Refuse Derived Fuel)化し、リサイクルする設備を、当社日立工場
内に建設、完成しました。
 本設備は、廃棄物の自社処理としては、我が国で初めての試みです。
 近年、産業廃棄物の排出量は、'80年度 約320万トン、'94年度 約
466万トンと、年々増加の一途をたどっています。そして、その最終処分場
は新たな用地確保等が困難なため、残容量は全国で1.9年、首都圏では0.5年
とひっ迫し、大きな社会問題となっています。
この問題の対策として、国、国民、事業者が一体となって廃棄物の排出抑制、
減量化、リサイクルに積極的に取り組まなければならない状況にあります。
 このような状況を鑑み、当社では、'92年度から全社環境委員会を中心に廃棄
物対策を推進し、'95年度25%削減('91年度基準)の全社目標に対して、'94
年度で29%削減を達成しました。そして、現在では、2000年までに60%削
減(同基準)を目標として取り組んでいます。
 今回はその一環として、社内の可燃性廃棄物については社内でRDF化し、燃料
として有効利用を図るシステムを導入することにしたものです。
 本システムは、破砕、搬送、計測、混練と複数の機器の最適化での検討を進め
てきました。今後は順次、社内各事業所に展開していく予定です。
 なお、本設備は、年内はテスト運転を重ね、来年2月から本格稼働させる予定
です。
                            以 上

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