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2002年3月26日
日立「触媒式PFC分解装置」が米環境保護庁より2002年度の「気候保護賞」を受賞

   株式会社 日立製作所(取締役社長:庄山悦彦)は、米国環境保護庁(EPA)から「触媒式PFC*分解装置」(日本での製品名「HICDS」) に関して、2002年度の「気候保護賞(U.S. EPA Climate Protection Award)を受賞しました。(受賞式は3月25日(日本時間26日)ワシントンD.C.にて開催)

   同賞は、米国環境庁が1997年末の「気候変動枠組条約第3回締約国会議(COP3)」で採択された「京都議定書」を受けて1998年に設立し、気候保護のための取組みに関して優れた業績のあった団体や個人を毎年表彰するものです。

   今回受賞した「触媒式PFC分解装置(HICDS)」は、独自開発の触媒により低エネルギーでPFCを効率的に分解(除去率99%以上)し、地球温暖化防止に貢献すべく開発した装置であり、国内外の半導体や液晶メーカーで実施中のPFC排出削減活動を支援しています。

   半導体製造プロセスから排出されるガスにはPFCの他にも一酸化炭素、固形物、酸性ガスなど多様な物質が含まれていますが、同装置はこれらの物質を一括して処理することが可能で、導入コスト、設置スペースの縮小にも寄与します。日立は、1998年に販売を開始して以来、2001年末までに100台以上納入しており、今回の受賞を契機に更なる受注拡大を目指します。

PFC*: PerFluoroCompoundsの略で、半導体や液晶の製造に必須のガスであり、炭素とフッ素で構成されている難分解性の化学物質で、地球温暖化への影響が二酸化炭素の数千から数万倍と大きく、その削減が求められている。

 

以 上




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