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          | GR2000-1B | GR2000-2B |     日立製作所 情報・通信プラットフォームグループ(グループ長&CEO:加藤孝雄、以下日立)は、企業や自治体などにおいて急速に導入が進むブロードバンドサービスに対応した1Uサイズの小型・高性能ルータ「GR2000 
        Bモデル」2機種を製品化し、11月30日から販売開始します。本製品は、現行の「GR2000」シリーズのアーキテクチャを継承し、1Uサイズの小型ルータとしては世界最高クラスの約100万パケット/秒のIPv4/IPv6ルーティング性能を実現するとともに、先進のQoS機能に対応しています。
 
 現在、企業や自治体ではWebをはじめとする広帯域な通信アプリケーションの導入が進んでおり、IP-VPNや広域イーサネット、地域IP網といったキャリアの提供するブロードバンドサービス利用がセンタのみならず、リモート拠点にまで急速に普及し始めています。
 一方で、ネットワークの高度利用が進むにつれ、通信品質の管理やセキュリティの確保、高信頼化、IPv6対応など機能面での新たなニーズが生まれています。
 
 日立では、こうしたニーズに応え、企業や自治体の中小規模リモート拠点向けに、価格性能比に優れた1Uサイズの小型・高性能ルータ「GR2000 
        Bモデル」2機種を製品化し、販売を開始します。本製品は、1999年2月から国産初のギガビットルータとして出荷している「GR2000シリーズ」のローエンドモデルとしてハードウェアアーキテクチャ、ソフトウェアを継承しており、数千台の運用実績に基づく安定した稼動を実現します。「GR2000シリーズ」は、「GR2000 
        Bモデル」の追加により、従来モデル2S/ 4S/ 6H /10H /20Hと合せて全7モデルのラインアップとなり、キャリア、ISPのバックボーンから企業、自治体の拠点にいたるまで同一シリーズでネットワークの構築が実現できます。
 
 ■新製品の価格および出荷時期
 
 
         
          | モデル名 | 概要 | 価格 | 出荷時期 |   
          | GR2000-1B 
 
 | 1スロットタイプ 10/100イーサネットポート2ポート標準搭載
 | 78万円より 
 
 | 2002年4月1日 
 
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          | GR2000-2B 
 
 | 2スロットタイプ 10/100イーサネットポート4ポート標準搭載
 | 108万円より 
 
 | 2002年4月1日 
 
 |  ■新製品の特徴
 (1)小型・高性能
 
 
         
          |  | ・ | ハードウェアルーティング ルーティングを専用ハードウェアで処理するため、ソフトウェア処理する小型ルータに比べて100倍近い性能となる約100万パケット/秒を実現します。パケット転送処理に加えて、QoS制御、フィルタリング等もハードウェアで処理するため、ブロードバンドサービスを利用した実環境においても低遅延で高速なネットワークの構築が可能です。
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          |  | ・ | 高速回線サポート ギガビットイーサネット、ATM OC-3など高速のネットワークに対応しています。
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          |  | ・ | ダイナミックルーティング 大規模ネットワークで運用実績のあるGR2000のルーティングプログラムを使用。
 ルーティングプロトコルはRIP,OSPF,BGP4,マルチキャストをサポートし、多様なネットワークに適用可能で、安定した運用を実現します。
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          |  | ・ | 小型コンパクトサイズ 1Uサイズのコンパクトな設計により、置面積を省スペース化できます。
 |  (2)IPv6対応
 
 
         
          |  | ・ | IPv6ルーティングを専用ハードウェアで高速に実行します。IPv6をハードウェア処理するルータとしては、世界最小クラスとなります。 |   
          |  | ・ | RIPng、OSPFv3、BGP4+、PIM-SM(IPv6マルチキャストプロトコル)など最新のIPv6ルーティングプロトコルに対応しています。 |   
          |  | ・ | GR2000従来モデルで実績のあるIPv4/IPv6デュアルスタック、トンネリングなどIPv6移行支援機能を標準搭載していますので、容易にIPv6ネットワークに移行できます。 |  (3)ブロードバンド対応機能
 
 
         
          |  | ・ | イーサネットでのパケットシェーピング機能 広域LANサービスなどに接続するイーサネットポートにおいて、複数のあて先に対してそれぞれに必要な帯域を割り当てることができます。さらにその帯域内でアプリケーション毎に最低帯域を保証できます。
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          |  | ・ | ATMにおけるGFR*2機能 ATMの一部速度保証サービスにおいて、基幹業務などの重要パケットを速度保証された帯域内におさめる(シェーピングする)ことができます。
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          |  | ・ | PPPoE*3 光アクセスサービス等の各種ブロードバンドサービスで利用されるPPPoEをサポート予定。
 |  ■商標注記
 ・Ethernetは、米国Xerox Corp.の商品名称です。
 ・イーサネットは、富士ゼロックス(株)の商品名称です。
 
 ■本文注記
 *1)Uはユニット、1U=約44.45mm
 *2)GFR:Guaranteed Frame Rate
 *3)PPPoE:Point to Point Protocol on Ethernet
 
 ■製品情報
 インターネットURL http://www.hitachi.co.jp/network
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