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2001年7月2日
 
「日立インターネットサーバHA8000-ieシリーズ」に
Web/メールサーバなど3モデルを追加
HA8000-ie/WebLand HA8000-ie/SecureSpace
HA8000-ie/WebLand
HA8000-ie/SecureSpace
HA8000-ie/Loadflowbal
HA8000-ie/Loadflowbal

  日立製作所 情報・通信プラットフォームグループ (グループ長&CEO:加藤孝雄)はこのたび、アプライアンスサーバ「日立インターネットサーバ HA8000-ie シリーズ」に、Web/メールサーバを簡単に立ち上げられる「HA8000-ie/WebLand」、SSL*1暗号/復号化処理を行う専用装置「HA8000-ie/SecureSpace」、トラフィックを負荷分散するロードバランサー「HA8000-ie/Loadflowbal」を追加し、7月3日から順次出荷を開始します。
  インターネットを利用したビジネスを支えるシステムにおいては、簡単且つ迅速に立ち上げられることや24時間365日の運用を行なえること、アクセス数の急激な増加による予期せぬ負荷に耐えられることなどが求められています。
  これらのニーズに応えるため、新しく3製品をラインアップに加えるとともに従来のモデルとの組み合わせによる様々なソリューションを提供していきます。

  なお、「HA8000-ie/WebLand」および「HA8000-ie/SecureSpace」についてはインテル株式会社より、「HA8000-ie/Loadflowbal」については、米国 FOUNDRY NETWORKS 社より、それぞれ協力を得て製品化しました。製品の発売にあたり両社は以下のとおりコメントしています。

インテル株式会社 コミュニケーション製品事業本部 本部長 吉田 和正 氏
「今回、日立製作所より HA8000-ie/WebLand 製品および HA8000-ie/SecureSpace 製品を販売開始いただくことにより、現在データセンタのお客様が必要としている迅速なサービス立ち上げ、サイトのパフォーマンス向上、容易な管理の実現を支援することを期待しています。今後もインテルでは、日立製作所と協力し、急速に発展し続けるe-コマース市場のニーズに対応しうる、優れた製品をいち早くお客様に提供していく予定です。」

Foundry Networks社 CEO Bobby Johnson 氏
「ファウンドリーネットワークスはハイパフォーマンスで高ポート密度のレイヤ4−7スイッチのソリューションを提供するリーディングベンダーです。すでにAOL、ゴールドマン・サックス、Yahooといった世界規模のエンドユーザーに認められています。今回日本市場における HA8000-ie/Loadflowbal 製品販売とマーケティングにおいて日立製作所とパートナーシップを結ぶことにより、より一層の発展が期待できると確信しております。」


■新製品の価格・出荷時期


■新製品の特長
1.HA8000-ie/WebLand
  HA8000-ie/WebLandは、Web/メールサーバを簡単に短時間で立ち上げるためのホスティング用アプライアンスサーバです。 Red Hat Linuxをベースとした専用OS上に、Webサーバ用ソフトとして「Apache」を、メールサーバ用に「Sendmail」を搭載しており、動作確認や設定などを実施済みです。
  ユーザは、Webブラウザからドメイン名とユーザを、フロントパネルからIPアドレスをそれぞれ設定するだけで運用開始できます。
(1)簡単運用
  クライアントPCのブラウザから、GUI*2ベースの管理画面を使用できるので、Linuxコマンドを扱わずにリモートで簡単に管理ができます。
(2)3モデルをラインアップ
  コンテンツの種類や導入先での用途にあわせて3モデルをラインアップしており、ニーズにあった製品を選択できます。
(3)バーチャルドメイン
  ホスト名やIPアドレスに基づいたバーチャルドメイン機能により、Web、メールサービスを提供しているので、顧客ごとに専用サーバを割り当てたり、1台のサーバを複数の顧客で共有する運用に対応できます。
(4)豊富なサポートサービス
  技術的な質問にe-mailで応対する基本的な問い合わせサービスに加えて、24時間365日*3電話でのサポートを行う高度サポートサービスやセキュリティに特化したサービスなど豊富なサポートサービスを用意しています。


2.HA8000-ie/SecureSpace
  HA8000-ie/SecureSpaceは、インターネットでの電子商取引を安全に行うためのSSL暗号/復号化処理を行う専用装置です。
  SSL暗号/復号化処理はWebサーバに大きな負担をかけ、パフォーマンスを低下させるため、HA8000-ie/SecureSpaceを導入することでWebサーバの負担を軽減し、処理能力を大幅に向上させることができます。
(1)処理性能・冗長構成への対応
  HA8000-ie/SecureSpaceは、5台までカスケード接続が可能であり、冗長構成による障害時への対応や負荷分散による処理性能の向上を図ることができます。
(2)障害時の処理方式が選択可能
  障害発生時への対応は、全てのトラフィックを素通りさせる「フェイルスルーモード」と、全てのトラフィックを遮断する「フェイルセーフモード」のどちらかをあらかじめ選択、設定しておくことができます。
(3)様々な暗号方式をサポート
  RC4、DES、CASTなど業界標準の様々な暗号化アルゴリズムに対応しています。


3.HA8000-ie/Loadflowbal
  HA8000-ie/Loadflowbalは、集中するトラフィックを効率的に負荷分散しシステムの処理性能を向上させるとともに、複数のサーバを冗長化することによりサービスの停止を防ぎます。
(1)使いやすい管理画面
  クライアントPCのブラウザから、GUIベースの画面で各種設定、動作状態確認などの管理ができます。
(2)様々なロードバランス機能をサポート
  次のような様々なロードバランス機能をサポートしています。
  サーバロードバランシング機能
  複数のサーバを一つのバーチャルIPアドレスで管理し、そのIPアドレス対するアクセスを実際のサービスを行うサーバに自動的に振り分けます。
  ファイアウォールロードバランス機能
  複数のファイアウォールサーバ間をトランスペアレントに負荷分散し、さらにファイアウォールサーバのヘルスチェックも行うので障害時にも自動的に対処できます。
  トランスペアレントキャッシュスイッチング機能
  クライアントがWebサーバへアクセスした際に、HA8000-ie/LoadflowbalがHTTPを認識して自動的にキャッシュサーバへリダイレクトし、リクエスト結果を直接クライアントへ送信。 WANのトラフィック軽減にも効果的で、キャッシュサーバを増設するときもクライアントへのサービスを停止せずに実施できます。
  グローバルサーバロードバランス機能
  離れた場所にあり、同じコンテンツを持つサーバを同一のホストネームで管理し、リクエストを行ったPCから一番近いサーバに処理を実行させます。
  アプリケーションレベルのサービスヘルスチェック
  HTTP、DNS、SMTP、POP3などのプロトコルに関して、アプリケーションレベルでヘルスチェックを実施します。さらに対象サーバがそのサービスを提供できるかどうか確認を行ない、適切なサーバへリクエストを送信します。
(3)冗長化機能
  2台のHA8000-ie/Loadflowbalで、アクティブ/スタンバイ、アクティブ/アクティブの2種類の冗長構成を組むことができます。ロードバランサーを冗長化することで、さらに信頼性を高めることができます。

■本文注記
*1:SSL=Secure Socket Layer *2:GUI=Graphical User Interface
*3:契約内容によりサポートの時間が異なります。

■他社商標注記
・Intel, Pentium, Celeronは、米国およびその他の国における、Intel Corporationまたはその子会社の商標または登録商標です。
・Linuxは、Linus Torvalsの米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
・Red Hatは、Red Hat, Inc.の米国およびその他の国における登録商標あるいは商標です。
・その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。

■製品情報
インターネット :「HA8000seriesホームページ」 アドレス http://www.hitachi.co.jp/ha8000
@nifty :「HITACHI Forum」 アクセスコマンド GO FHITACHI

以 上




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