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2001年5月29日
 
次世代ブロードバンドIPネットワークの実現に向けた
テラビットクラスルータとアクセスゲートウェイの開発について
  日立製作所 情報・通信プラットフォームグループ(グループ長&CEO:加藤孝雄、以下日立)は、次世代ブロードバンドIPネットワークを実現するための次期ハイエンドルータとして、最高40Gbit/sまでの回線とIPv6*1に対応した世界最高速レベルのテラビットクラスルータと、各種高速アクセス回線からのトラフィックをきめ細かく制御するIPv6対応のアクセスゲートウェイを開発中であり、それぞれ2002年、2001年第3四半期に出荷する計画です。これらの試作機は6月6日から3日間、幕張メッセで行われる「NetWorld+Interop 2001 TOKYO」日立ブースにおいて参考出品します。

  近年のインターネットの急速な普及拡大とともに、動画像や音声等の大容量データの高速伝送へのニーズが高まり、光ファイバーやCATV、xDSLなどによるブロードバンドサービスの利用が急速に普及し始めています。さらに今後は、FWA*2やIMT-2000をはじめとする次世代携帯等のサービスも加わり、ユーザの増加と合せて、アクセス網とインターネットバックボーンに流れるIPトラフィックは爆発的に増加し続けると予想されています。
  また一方で、世界的な加入者の急増とモバイル端末や情報家電といったインターネット接続される機器やアプリケーションの多様化が、従来のインターネットプロトコルIPv4のアドレス不足をもたらしています。
  こうした背景のもと日立では、現在よりも更に広帯域で、十分なIPアドレスが利用できる次世代ブロードバンドIPネットワークの実現を支援するため、2種類の基幹IP製品を新たに開発しています。その一つは、最高40Gbit/sの回線に対応し、IPv4とIPv6の両方をサポートした世界最高速レベルのテラビットクラスルータで、もう一つはxDSLやFTTHなどの高速アクセス回線からのトラフィックをきめ細かく制御するIPv6対応のアクセスゲートウェイです。これら2製品は、既にキャリア、ISP、iDCから一般企業まで多くの導入実績を持つ現行「GR2000」シリーズと合わせ、次世代ブロードバンドIPネットワークを実現するソリューションとして提供していきます。

  それぞれの製品概要は以下の通りです。
次世代ブロードバンド対応ルータ GR2000上位モデル
  現行ギガビットルータ「GR2000」シリーズに、世界最高水準となる40Gbit/sの回線をサポートする上位モデルを追加する計画です。このモデルはIPv4とIPv6のルーティング処理をハードウェアで高速に実行し、さらに現行GR2000シリーズのハードウェア、ソフトウェアを継承することにより、実績に基づいた各種ルーティングプロトコル、IPv6、QoSやMPLSなどの機能の実現や、機器の高信頼性、高可用性を実現します。製品出荷時期は、2002年を予定しています。

次世代ブロードバンド対応アクセスゲートウェイ「AG8000」
  xDSL、FTTHといった高速、広帯域のブロードバンドアクセス向けの回線集約を行うIPv6に対応したアクセスゲートウェイ「AG8000」の開発を進めています。IPv4とIPv6の両方に対応するデュアルスタック機能を持つことで、IPv4ネットワークの共存利用とIPv6ベースの新たな通信サービスを提供できます。更に、QoSなどの機能や高信頼性を実現します。「AG8000」の出荷時期は、2001年第3四半期を予定しています。

■本文注記
*1) IPv6(Internet Protocol Version 6):現在のインターネットプロトコルIPv4(Internet Protocol version 4)を拡張・高機能化した次世代インターネットプロトコル。
アドレス が128bit(約 3.4×10の38乗個)分ある。
*2) FWA:Fixed Wireless Access

■製品情報
インターネットURL http://www.hitachi.co.jp/network (GR2000関連)

以 上




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