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2001年5月23日
松下電器産業株式会社
株式会社 日立製作所
松下と日立が戦略的提携に合意
  松下電器産業株式会社(本社:大阪府、代表取締役社長:中村邦夫、以下、松下)と株式会社日立製作所(本社:東京都、取締役社長:庄山悦彦、以下、日立)は、情報サービス分野、白物家電分野を中心とした事業分野協業など、双方の強みを活かす広範な提携関係を構築することで合意しました。
  具体的には、ICカードソリューションビジネスにおけるトータルソリューションの開発・提供、「ECHONET*1」を利用したホームネットワーク家電システム・サービスの企画・開発と普及促進、白物家電分野における基幹部品の開発等、を共同で推進してまいります。


1.ICカードソリューション
  情報ネットワーク社会の一層の進展に伴い社会生活におけるネットワークを活用した各種サービスが急速に拡大しています。
  両社は、ICカードを媒体としたトータルソリューションを開発、提供していきます。具体的には、日立の強みである認証・決済といった金融系システムと松下が得意とする社会システムと家庭内の情報機器をつなぐB to Cシステムとの連携によって、ユーザーニーズに適合したソリューションを提供致します。またこのICカードソリューションを活用した各種サービスアプリケーションの企画・開発も手がけてまいります。

2.ホームネットワーク家電
  家庭内ネットワークインフラの進展に伴い、家電製品と社会インフラを結ぶホームネットワーク家電システムを開発することにより、省エネ等エコロジー対応を高度化するとともに、新たな商品ベネフィットを創造し、家庭・生活の利便性を飛躍的に増大することが可能となります。
  両社は、ホームネットワーク家電システムのデファクト・スタンダード確立を目指して、「ECHONET」を利用したネットワーク構想の研究・開発、ネットワークに繋がる家庭内省電力システムや新たな付加価値を装備した商品の開発において協力するとともに、ネットワークサービスの開発、および普及促進等において、年内をめどに合弁会社の設立を検討します。また、「IPv6*2」などの導入による新ホームネットワーク家電の研究開発も共同で実施してまいります。

3.白物家電事業における環境対応新技術
  両社は、将来の家電文化創造に向け、省エネ・リサイクルに関する環境対応新技術の共同研究・共同開発を行い、地球環境保護を第一義としたエコロジーデファクトの形成を推進していきます。加えて、電化機器における次世代モータードライブシステムの共同開発、その他グローバルベースでの部品・部材の共同開発・共同購買などを通じ、コストおよび製品競争力の拡大・強化を図ります。これらの推進に際しては、両社部門長レベルでの定期的協議のもとに、スピーディー、かつ具体的な実現を図ります。


  また両社は、情報サービス事業・家電事業分野での戦略的提携を皮切りに、今後はデジタルAV分野や、松下が推進している「デジタルものづくり」に日立が得意とする「EDMS(Engineering for Electronics Design and Manufacturing Service)」を連携させる等、ITを活用した生産技術分野においても、具体的な協力関係構築の可能性を検討していきます。

*1. Energy Conservation and Homecare Network
*2. 現在使われているIPv4 に変わる次世代インターネット通信方式。インターネットの爆発的な普及によって指摘されるIPアドレスの枯渇問題を解決するために開発された。

以 上




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