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2001年4月24日
 
最新の「AIX 5L Version 5.1」を搭載したサーバシステム
エンタープライズサーバEP8000シリーズ発売
-- デスクサイドモデルから最大24プロセッサ搭載可能なハイエンドラックマウントモデルまで
7モデルをラインアップ --

エンタープライズサーバ EP8000シリーズ
  日立製作所 情報・通信プラットフォームグループ(グループ長&CEO 加藤孝雄、以下 日立)は、このたび、米国IBM社のUNIXオペレーティングシステム(OS)最新バージョンである「AIX 5L Version 5.1」を搭載した『エンタープライズサーバ EP8000シリーズ』7モデル を4月26日から販売開始します。
  今回発売するEP8000シリーズでは、導入後の保守、問合せなどのサポートを強化するため、ハードウェア保守とOS のサポートを統合したサポートサービスメニューを新たに提供します。
  日立は、この統合サポートサービスに加え、国内外で多くの実績をもつ日立ストレージシステム「SANRISE1000/2000シリーズ」や統合システム運用管理ソフトウェアとして高い評価を得ている「JP1」をはじめとする日立オープンミドルウェアをEP8000シリーズと組み合わせることにより、高信頼性・高可用性を備えたオープンシステムの構築・運用を実現します。

  インターネットの急速な普及とそれをベースとしたネットビジネスの本格化に伴い、高い処理性能、多彩なアプリケーションの利用、迅速なシステム構築が可能なオープンサーバのミッションクリティカル用途への適用が進んでいます。このような状況の中、オープンサーバに対するシステムとしての高信頼化、安定稼働に対する要求が高まっています。

  今回発売するEP8000シリーズは、最新のチップテクノロジを採用したプロセッサによる高速処理性能や高信頼化機能を提供するUNIXサーバです。デスクサイドモデルから最大24プロセッサ搭載可能なハイエンドラックマウントモデルまで計7モデルを用意し、ユーザーのニーズに幅広く対応しています。
  プロセッサにはPowerPCアーキテクチャプロセッサを搭載し、高い処理性能を発揮します。また高信頼化機能としてキャッシュ、システムバス、メモリーに対するエラーチェック・訂正機能や障害プロセッサを自動的に切り離して処理を続行する動的プロセッサ切り離し機能、冗長化構成に対応した電源および冷却ファン、ホットスワップ可能な拡張スロットなどを備えています。
  また、今回EP8000シリーズのサポートサービスとして、ハードウェア、OSのサポートを一体化し、3つのサービスレベル(シルバー、ゴールド、プラチナ)に体系化した統合サポートサービス商品を提供します。これによりハードウェア、ソフトウェア、サポートサービスを含めたトータルなシステムとしてユーザーのミッションクリティカルな業務を支えます。
  最上位のプラチナレベルでは24時間365日のサポートに加え、万一のAIX障害発生時にも迅速に対処可能なオプショナルサポートサービスを提供します。さらに、全サービスレベル共通のオプショナルサービスとして、ハードウェア構成およびOSのバージョンを固定した上で保守期間を延長するサービスも提供します。これらの特長あるサポートサービスにより、ユーザーシステムの長期安定稼働を支援します。このほか、システム導入支援や性能設計支援など各種テクニカルサービスも合わせて提供します。

  日立製作所では、EP8000シリーズを自社の戦略的プラットフォームのひとつとして位置付け、拡販を行っていきます。EP8000シリーズの持つ高性能、高信頼性、強力なサポートサービスを特長として、インターネットビジネス・システムのアプリケーションサーバ、バックエンドサーバ用途や大規模OLTP、DB、ERP他の基幹業務システムなど、ハイエンドおよびミッションクリティカル分野を中心に積極展開していきます。

  今回の発表は、去る3月13日に発表しました日立製作所と米国IBM社との戦略的提携の一環であり、両社は今後、サーバ主要製品について共同開発・生産分担を行なっていきます。同時に、ミッションクリティカルな分野やハイパフォーマンス・コンピューティング分野を中心に、大型から小型にわたる広いレンジで、PowerPCベースの次期 AIX 5L サーバシステムの強化を図り、今後とも、広範囲な製品群をタイムリーに提供していきます。

■販売目標台数
今後3年間で4,000台(シリーズ全体)

■今回発表製品の概要

(1−1)EP8000シリーズ 各モデルの概略仕様
モデル 筐体
タイプ
プロセッサ
(クロック)
プロセッサ数 メモリー
容量
(GB) *1
内蔵ディスク
容量
(GB) *2
拡張PCI
スロット本数
680 ラック
マウント
RS64IV
(600MHz)
6,12,18,24 4〜96 9.1〜873.6 14(最大56)
M80 RS64III
(500MHz)
2,4,6,8 1〜32 9.1〜36.4 14(最大56)
660 RS64IV
(668MHz) *3
1,2,4,6 0.25〜32 9.1〜36.4 14(最大28)
H80 RS64III
(500MHz) *4
1,2,4,6 0.25〜16 9.1〜36.4 14
640 POWER3-II
(375MHz)
1,2,3,4 0.25〜16 9.1〜145.6 5
620 デスク
サイド
RS64IV
(668MHz) *3
1,2,4,6 0.25〜32 9.1〜509.6 10
F80 RS64III
(500MHz) *4
1,2,4,6 0.25〜16 9.1〜254.8 10

*1 1MB(メガバイト)=1,0242バイト、1GB(ギガバイト)=1,0243バイトです。
*2 1GB(ギガバイト)=1,0003バイトです。
*3 6wayの時の値。1,2,4way時は600MHzです。
*4 6wayの時の値。1,2,4way時は450MHzです。

(1−2)EP8000シリーズ 各モデルの価格および出荷開始時期
モデル 標準価格
(税別)
構成内容 出荷時期
680 53,467,950円〜 6プロセッサ(600MHz),4GBメモリー,9GB HDD,CD-ROM,
DAT,1.8mラック,コンソール,AIX
2001年6月末から
M80 10,629,000円〜 2プロセッサ(500MHz),1GBメモリー,9GB HDD,CD-ROM,
DAT,1.8mラック,コンソール,AIX
660 5,735,250円〜 1プロセッサ(600MHz),256MBメモリー,9GB HDD,
CD-ROM,DAT,1.8mラック,コンソール,AIX
H80 5,285,250円〜 1プロセッサ(450MHz),256MBメモリー,9GB HDD,
CD-ROM,DAT,1.8mラック,コンソール,AIX
640 3,814,650円〜 1プロセッサ(375MHz),256MBメモリー,9GB HDD,
CD-ROM,DAT,ラック無し,コンソール,AIX
620 3,843,750円〜 1プロセッサ(600MHz),256MBメモリー,9GB HDD,
CD-ROM,DAT,コンソール,AIX
F80 3,543,750円〜 1プロセッサ(450MHz),256MBメモリー,9GB HDD,
CD-ROM,DAT,コンソール,AIX

(2)サポートサービス
サービスレベル サービス商品 提供時期
シルバー ハードウェア維持保守 +
BSS(問合せ応答、問題解決支援[8〜19時])
2001年6月末から
ゴールド ハードウェア維持保守 + BSS +
ADS (問題解決支援[8〜21時])、環境アセスメント、
お客様専任対応者設置)
2001年9月末から
プラチナ ハードウェア維持保守 + BSS + ADS +
MCS (問題解決支援[24時間365日]、原因報告)
BSS Basic Support Service
ADS Advanced Support Service
MCS Mission Critical Support Service

(3)テクニカルサービス
分 類 サービス商品 提供時期
システム
導入支援
・ハードウェア構成最適化設計サービス
・AIX環境構築支援サービス
・HACMP構築支援サービス  など
2001年6月末から
性能設計
支援
・性能問題解決支援サービス

■他社所有商標に関する表示
AIX、IBMは、米国における米国International Business Machines Corp.の登録商標です。
HACMP/6000、PowerPCは、米国における米国International Business Machines Corp.の商標です。
UNIXは、X/Open Company Limitedが独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。
その他記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標、サービス名称です。

■情報提供
インターネット:「EP8000シリーズホームページ」アドレス http://www.hitachi.co.jp/EP8000

以 上




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