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2001年4月20日

ホームページの真正性を証明する インターネット・マーク試験サービス開始のご案内

＜概要＞   この度、（株）コアラと（株）日立製作所は、ホームページの真正性を証明するインターネット・マーク・サービスを、由布院温泉旅館組合を先行モデルとして運用開始いたします。   インターネット・マーク技術は総務省（旧郵政省）／通信・放送機構の委託研究開発で、（株）日立製作所が開発した技術であり、アメリカの特許も取得済みの日本が世界に売り出すネット技術の代表格です。国内では、現在日本商工会議所様が使用しておりますが、今後は地域単位の利用普及が予測されることから、（株）コアラでは地域運用ビジネスモデルを作りあげるべく、（株）日立製作所と協議を重ねて参りました。 その結果として、2002年ワールドカップサッカーで多くの観光客が来られることが予想される湯布院町を先行モデルとして、由布院温泉旅館組合のご協力を得て、観光事業者のホームページの真正性証明をするべく試験サービスを開始することとなりました。 由布院温泉旅館組合の利用例 ： http://www.coara.or.jp/mark/onsen.html 試験サービス期間：２００１年４月２０日（金）〜２００１年９月末（予定） ＜由布院温泉旅館組合の内容＞ 　 ・由布院温泉旅館組合とは。 　 　   コアラが国内において、東京以外で最初にインターネットサービスを始めた直後（１９９４年）から、積極的にインターネットを地域に取り込む活動を行ってきました。   特に、１９９６年-９７年に行われた大分県のマルチメディア地域実験にも積極的に参画。今では観光事業者にとっても観光客にとってもインターネットは必要不可欠になっています。   一方、インターネットの普及に従って、誰もがホームページを開設できることから、過去、旅館予約案内のホームページが勝手に作られてしまったなどといった問題も発生しました。   そういったことから、より安心と信頼の湯布院を、インターネットの上にも拡大すべく今回事業に取り組むこととなりました。   皆様の湯布院へのお越しをインターネットからも現地からもお待ちしております。 　 ・今回、スタート時のマーク利用旅館の一覧（URL） 　 　 由布院温泉旅館組合 ： http://www.coara.or.jp/‾yufuyado/ ゆふいん山水館 ： http://www.sansuikan.co.jp/ 由布院玉の湯 ： http://www.tamanoyu.co.jp/ 山のホテル夢想園 ： http://www.musouen.co.jp/ ペンシオン桃太郎 ： http://www4.ocn.ne.jp/‾p913toyo/ ※他、近日中に21事業者が利用予定 ＜サービス料金など＞   由布院温泉旅館組合様にての試験サービスを行いつつ、正規の利用料金モデルを決定する予定でありますが、現状以下のように想定しております。 　 マークの生成発行費・・・・ 一旅館毎に専用のマークを生成。 １５,０００円／回程度。 　 マークの真正証明費・・・・ 一旅館毎に月額費用を申し受けます。 １,０００円／月程度   なお、これらの費用は、マークの実質管理発行権限を持つこととなります、由布院温泉旅館組合にて徴収していただき、（株）コアラへ一括お支払いいただく形態となります。   つまり、マークの発行決定や発行取り消し、有効無効設定の権限はそのマーク利用グループの管理団体が持ちますので、その管理団体を通じての料金徴収形態となります。 ＜本事業のねらい／今後について＞ （株）コアラとして （１） 地域ネットとして地域内サービスの強化、副次的収入確保を目指します。 ＡＳＰサービスの一環であるととらえています。 （２） 由布院と同様、九州の主要観光地に利用を呼びかけたい。 特にワールドカップサッカー等、大きな観光イベントが見込まれる地域に積極的に売り込みたい。 （３） 上記の主要観光地情報は、九州が世界に発信したい「この地域にしかない」情報であり、コアラはこのようなコンテンツを積極的に取り扱い、九州から世界を対象にする動きを強めたい。 （４） その他、今後、より信用を大事にする団体・業界などに、その組織参加者の真正証明を行うよう呼びかけていきたい。 由布院温泉旅館組合として （１） 観光に来られる方々に、安心を提供することを第一とする。 （２） 本マークの利用を呼びかけると同時に組合への参加を呼びかける。 （３） 組合という単位ではなく、旅館以外の観光事業者にもマークの利用を呼びかけることを検討してゆく。 （４） 観光客への一層の安心を提供すると同時に、多くの方々に町づくりに参画していただくチャンスを拡大したい。 （株）日立製作所として （１） インターネット・マーク事業の地域サービスモデルの構築を目指します。 （２） このような信頼を提供するサービスにおいては、信頼の柱となる機関や組織の活動が前提として不可欠です。 地域における情報活動においても、地域の木目細かで良質な情報コンテンツを支える地域独自の活動が不可欠です。 （３） (株)コアラには地域情報活動の信頼を支える活動の柱になって戴く事を期待しています。同時にこれが地域における情報力の向上につながれば良いと考えております。 （４） 日立製作所は、九州内に本サービスが普及し、インターネット・マーク技術が広く情報活動の各領域で活用される事を期待しています。また国内の他地域においても同様な信頼の基盤を築きサービスを展開していきたいと考えています。 ＜（ご参考）インターネット・マークとは＞   インターネットの飛躍的な普及に伴い、ネットワークによる情報提供の場が広がっています。しかし一方では、悪意ある他者のなりすまし、不正な情報の発信や悪質な商取引が行われており、ホームページの利用者が被害を受けるケースも増えています。   実はインターネットのコンテンツの信頼性を判断しようとすると、今のところＵＲＬを見て判断するしかありません。   日立はこうした悩みを解決しようという総務省の委託を受けて、電子透かし技術を用いて、ホームページをなりすましや改ざんから守り、サイトの真正性を証明する、インターネット・マーク技術を開発いたしました。

以　上

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