<用語解説> |
*1) |
ギガビットネットワークシンポジウム2004 |
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TAO(通信・放送機構)が構築した研究ネットワークである、ジャパンギガネットワークの5年間の研究開発成果を発表し、関係する研究者や地域間の情報交換等を促進することを目的としたシンポジウム。 |
*2) |
MPLS (Multi Protocol Label Switching) |
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IPパケットに固定長のラベルをつけて転送することにより、より単純にパケットを目的地まで転送するためのパケット転送制御方式。ラベルを使ってIPパケットの経路や処理を区別することで、電話網における「回線」の概念を導入することができ、要求される品質に応じたトラヒックの制御を行うことが可能となります。高度なIPサービス提供用ネットワーク技術として展開が進められています。 |
*3) |
GMPLS (Generalized Multi-Protocol Label Switching) |
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IP網において使われているMPLSの考え方を、複数の異なるレイヤに拡張、発展させたプロトコル群。GMPLSは、次世代フォトニックネットワークを制御するプロトコルとして注目されています。このプロトコル群は、IETF(The Internet Engineering Task Force)などを中心として、標準化が進められており、GMPLSのシグナリングプロトコルの基本機能は、2003年2月に正式な標準仕様案(Proposed Standard)RFC3471〜3473として認定されています。IETFは、インターネットを構築・運営するために標準化された様々な規格や実現手法の文書を発行する組織です。 |
*4) |
TDM (Time Division Multiplexing) |
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時分割多重方式のこと。SDH/SONETと呼ばれる多重方式が一般的に利用されています。 |
*5) |
HIKARIルータ |
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テラビット(1兆ビット)級の容量を持ち、IPトラヒックの変動に応じて、GMPLSの概念に基づいて、MPLSパスや波長パスなどの通信経路をダイナミックに統 一的に制御する通信装置。 |
*6) |
GMPLSとMPLSの連携技術 |
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MPLS網から、GMPLS網を仮想的なMPLS網と認識させ、GMPLS網の存在を意識せずにMPLS網間をシームレスに連結することが可能とする技術。 |
*7) |
フォトニックインターネットラボ |
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略称:PIL。<http://www.pilab.org/>
PILの活動は、総務省戦略的情報通信研究開発制度の国際技術獲得型研究プログラムのサポートを受けて運営されています。PILは、上記6社と沖電気工業株式会社を加えた7社により、2002年9月より活動を開始しています。PILでは、標準化の提案をすると同時に、各社の開発したプロトコルソフトウェアの技術的な検証を行っており、本実験もその一環として実施されたものです。なお、株式会社 日立製作所は、株式会社日立コミュニケーションテクノロジーと協力して本活動を進めております。 |