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| 2001年2月27日 |
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STNカラー液晶コントローラドライバ「HD66764、HD66765」用に 最大1,670万色までの表示を可能にする 画像処理ソフトウェアを製品化 − 写真などの画像データをリアルで 高品質なフルカラーでの表示が実現可能− |
日立製作所 半導体グループ(グループ長&CEO 石橋 正)は、このたび、4,096色のカラー表示
が可能なSTNカラー液晶コントローラドライバのチップセット「HD66764、HD66765」用に、簡易
画像処理を加えることで、最大1,670万色のフルカラー表示を実現できる画像処理ソフトウェア
を製品化しました。3月1日より、無償での提供を開始します。
近年の携帯電話は、インターネットの多彩なコンテンツ表示や写真、画像表示の拡大により、
よりリアルで高品質な表示を行うため、表示色数は、従来の256色から4,096色や65,536色、さら
には26万色に拡大する傾向とこれを実現できるデバイスへの強いニーズがあります。
当社は、これまで256色カラー表示用のチップセット「HD66761」「HD66763」を製品化し、さら
には画面表示の各フレーム内で階調制御を行なうパルス幅階調方式(注1)の採用によってチラツ
キのない高品位な4,096色カラー表示を実現する「HD66765」と「HD66764」のチップセットを製
品化して市場に提供しています。
今回、当社は、更なる多色表示の強いニーズに対応するため、「HD66764」「HD66765」のチッ
プセット用に、最大1,670万色のフルカラー表示を実現できるC言語ベースの簡易画像処理ソフト
ウェアを製品化しました。
本ソフトウェアは、ディザ処理(注2) を行なって多色化表示を実現する簡易画像処理ソフトウェ
アで、液晶駆動信号を処理するCPUなどに組み込むことにより、容易に1,670万色までのフルカラ
ー表示を実現できます。
また、多色化の処理をソフトウェアで行なっているため、多色カラー表示時に問題となる消費
電力の増加を防ぐことができます。例えば、1,670万色表示における消費電力は、4,096色表示時
と同等に抑えることができ、携帯電話の待ち受け画面のフルカラー表示などに最適です。
さらに、本ソフトウェアは100ステップ程度と短く、システムソフトウェア上にプログラムとして
格納するメモリ容量を軽減できる上、動画表示時に必要となるリアルタイムな画像処理もシステム
ソフトウェアの動作に負担をかけることなく実現でき、動画処理の高速化が図れます。
今後は、さらなる多色カラー化に対応した製品を開発し、より一層のラインアップの充実を図
っていきます。
(注1) パルス幅階調方式:液晶駆動ライン単位に、階調データに合わせた時間だけオン/オフ制
御し、液晶パネルに加える中間調を実現するため、表示チラツキのない画質を実現できる。
(注2) ディザ処理:液晶画面表示上の画素の配置パターンによって、中間色の発生を制御するこ
とで、色調数を増やす画像処理。
■ 応用製品
● WWWコンテンツサービス、写真画像データ送信サービス対応の携帯電話
● 高速データ転送対応の携帯電話(W-CDMA)
以 上
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WRITTEN BY Corporate Communications Division |