| HITACHI HOME | UP | SEARCH | #
News Release CORPORATE PROFILES

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、 お問い合わせ一覧をご覧下さい。



平成12年6月8日
日立、ドイツ国立情報研究所(GMD)が
「インターネットサービス連携技術」を共同開発
#

 株式会社日立製作所(以下:日立)、ドイツ国立情報研究所(以下:GMD)は、このたび、インターネ
ット上で提供される多様なサービスをダイナミックに検索・連携し、付加価値の高い一つのサービスと
して提供する「インターネットサービス連携技術」の仕様を共同開発することで合意しました。
  例えば、インターネット上で海外旅行の手配をする場合、これまでは、飛行機・ホテルの予約といっ
た個々のサービスサイトにユーザーが個別にアクセスしなければなりませんでした。今回開発する「イ
ンターネットサービス連携技術」を活用すれば、「XX万円位の予算でこんな場所のこんなホテルにX
Xエアラインでいきたい」というようなユーザーのニーズを適える複数のサービスをワンストップで自
律的に検索・連携・提供する「オンライン旅行代理店」といったネット上の新しいサービスが可能にな
ります。両社は本技術の普及のために、本年秋を目途にコンソーシアムを設立し、国内外の研究機関や
企業へ参画を呼びかけ、同技術の普及を図るとともに、実用化へ向け本年内にサービス連携の実証実験
を行う予定です。

  WWWに代表されるネットワーク上の情報サービスは爆発的に増え続けていますが、利用者が自分の
要求に適う個別のサービスを探索するには煩雑な操作が必要です。これに対し、複数の情報サービスを
検索・統合して提供する新しいインターネットサービスが期待されていますが、従来のソフトウェア技
術ではプロバイダー毎に分散する複数のサービスを連携して動作させることは困難でした。

  こうしたニーズに対し、日立のサービス連携のための自律分散サービス技術基盤ADSS
(Autonomous Decentralized Service System)をベースに、インターネット上のサービスを自律的に
検索・連携することで新たなサービスの提供を実現する「インターネットサービス連携技術」のソフト
ウェア仕様を開発していきます。

  本技術が実用化されれば、インターネット上に無数に存在するサービスの中から、利用者にとってそ
の時々で最適な複数のサービスを自律的に選択し、つなぎ合わせることでビジネスプロセスを完結させ
ワンストップで提供するという、これまで存在しなかったインターネットサービスが可能になります。
「オンライン旅行代理店」等のインターネット上の新しいサービスや、引越しの際の様々な手続きや冠
婚葬祭に伴う諸手続きなど、幅広い分野への応用が考えられます。これにより、個別サービス提供者は
専門性を活かした優れたサービスの提供に、ワンストップサービス事業者はサービス統合による付加価
値の向上に、それぞれ専念できます。

  今後は、具体的なアプリケーション開発も並行して進め、BtoBやBtoCに限らず、電子政府に
かかわるワンストップ・サービスや介護支援システムなど、公共分野への適用も視野にいれた技術開発
と普及活動を推進していきます。また、両社は本技術の普及のために、本年秋を目途にコンソーシアム
を設立し、国内外の研究機関や企業へ参加をよびかけ同技術の普及を図ります。さらに、実用化へ向け
本年内にサービス連携の実証実験を行う予定です。



                                                                                      以上




top of this page

WRITTEN BY Secretary's Office
(C) Hitachi, Ltd. 2000. All rights reserved.