| HITACHI HOME | UP | SEARCH | HITACHI
News Release CORPORATE PROFILES

このニュースリリース記載の情報(製品価格、製品仕様、サービスの内容、発売日、お問い合わせ先、URL等)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更され、検索日と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。なお、最新のお問い合わせ先は、 お問い合わせ一覧をご覧下さい。



平成12年5月25日
業界最多の480出力、64階調のTFT液晶ドライバを製品化
- 液晶パネルのデータ線駆動が、SXGAで8個、UXGAは10個で
実現でき、システムのコスト低減が可能 -
#
  日立製作所 半導体グループ(グループ長&CEO 石橋 正)は、このたび、SXGA(注1)、UXGA(注2)の
高精細TFT液晶パネルの駆動用ドライバとして、業界最多の480出力である64階調TFT液晶ドライバ
「HD66339」を製品化し、平成12年6月からサンプル出荷を開始します。

  近年、ノートパソコンや省スペース型デスクトップパソコン、モニターなどに搭載されるTFT液晶
パネルは、XGA(注3)やSXGA、UXGAの高精細製品の需要が拡大しており、今後も大きな伸びが予想され
ています。当社は、従来、XGA、SXGAのカラーTFT液晶パネルのデータ線を駆動するドライバとして、
384出力で64階調の「HD66323/325」、384出力で256階調の「HD66352」を製品化してきましたが、今
回、さらにTFT液晶ドライバのラインアップ強化として、SXGA、UXGA向けに480出力で64階調の「HD66339」
を製品化しました。

  本製品は、6ビットのD/Aコンバータとオペアンプで構成する480のデータ線駆動用出力を内蔵し、
SXGA、UXGAの高精細カラーTFT液晶に最適なデータ線ドライバです。1画素あたり6ビットのデジタ
ルデータを受け取り、D/Aコンバータにより64階調の出力電圧を発生して、26万色表示を実現しま
す。また、SXGAおよびUXGAの液晶パネルのデータ線を駆動するのに必要な個数は、従来の384出力
では、SXGAで10個、UXGAでは13個でしたが、本製品の480出力では、SXGAで8個、UXGAでは10個で
駆動できます。これにより、部品点数を削減できる上に、特にUXGAの場合、従来の384出力では192
出力が未使用の無駄なピンとして発生しますが、本製品では、全ピンを使用した効率の良い液晶パ
ネルの設計ができ、システムのコスト低減を図ることが可能です。

  また、内部ロジック回路は、2.3Vの低電圧まで動作し、さらに液晶駆動タイミングコントローラな
どの外部回路とのインタフェースについても、CMOSインタフェースとして2.3Vから動作できるように
したため、システム全体の低電圧化、低消費電力化を実現できます。なお、パッケージはTCP(注4) を
採用しています。
  今後もTFT液晶パネルの動向に合わせて、製品ラインアップの強化を図っていきます。
  (注1)SXGA(Super Extend Graphic Array):ディスプレイの精細度規格の一つ。
       ドット数は1,280×1,024ドット。
  (注2)UXGA(Ultra Extend Graphic Array):ディスプレイの精細度規格の一つ。
       ドット数は1,600×1,200ドット。
  (注3)XGA(Extend Graphic Array):ディスプレイの精細度規格の一つ。
       XGAはIBM社の商標で、ドット数は1,024×768ドット。
  (注4)TCP(Tape Carrier Package):1mm厚以下の超薄型実装が可能な薄膜テープ上に
       マウントしたパッケージ。

  ■応用製品例
  TFT液晶パネル(ノート型パソコン、省スペース型デスクトップパソコン、モニター)
■価 格
製 品 名サンプル価格(円)
HD663391,200

■仕 様
項 目仕 様
機 能64階調TFTデータ線ドライバ
電源電圧2.3〜3.6V(ロジック)
6.5〜10.0V(アナログ)
動作温度−30〜+75℃
パッケージ541ピンTCP
データ入力36ビットデジタル入力
(6ビット×6画素)
表示駆動出力数480出力
出力電圧精度±2mV(オフセットキャンセル動作時)
クロック周波数55MHz(Vcc=2.7〜3.6V)
45MHz(Vcc=2.3〜2.7V)
その他の機能オフセットキャンセル
ドット反転機能
Nライン反転機能
データ反転機能




                                                                            以 上




top of this page

WRITTEN BY Secretary's Office
(C) Hitachi, Ltd. 2000. All rights reserved.