第79回国民スポーツ大会 関東ブロック大会
「わたSHIGA輝く国スポ2025」への出場権を逃す
第79回国民スポーツ大会関東ブロック大会が、8月16日(土)〜18日(月)にかけて群馬県高崎市/宇津木スタジアム等で開催された。我らが日立サンディーバは神奈川県代表として単独チームで挑み、第1代表決定戦1回戦の対東京都戦では、初回に山内の2点タイムリー等で3点を先制すると、5回には山内の2ラン、6回には代打森山のタイムリーで計6得点を挙げ、先発長谷川は相手打線を2安打6奪三振に封じ込め完封勝利。2回戦の対栃木県戦では、先発田内が3回に集中打を浴び2点を失い、打線も2安打に抑え込まれ敗戦を喫した。第2代表決定戦2回戦は昨年と同じく埼玉県との対戦となったが、この試合も堀口の2安打のみに封じ込められ完封負け。この結果、第一代表、第二代表ともに逃し「わたSHIGA輝く国スポ2025」への出場権は獲得出来ず終わることとなった。
多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
山内、タイムリーに2ランと4打点を挙げる活躍!長谷川は2安打6奪三振無失点で完封勝利!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
東京都 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
神奈川県(日立) | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | x | 6 |
国スポ関東ブロック大会の初戦は、大学4校で構成される東京都との対戦。初回裏、神奈川県の攻撃は先頭の保谷が内野安打で出塁すると、続く加減は四球を選び、堀口が送りバントを決め一死二、三塁の得点機を演出すると、4番山内がセンター前に走者一掃のタイムリーを放って幸先よく先制点を奪う。更に、笠原のセンター前ヒットと盗塁で二死二、三塁の場面、相手ワイルドピッチの間に3塁ランナー山内が生還し、初回から3点を奪う展開に。
このまま勢いに乗りたい神奈川県打線だが、4回までは小島のライト前ヒット1本のみに抑え込まれる。しかし迎えた5回裏、加減がセンター前ヒットで出塁し二死一塁の場面、初回に先制タイムリーを放った山内が、今度はライトオーバーの2ランホームランを放ち追加点を奪う。更に、6回裏には代打田内が四球で出塁し、代走に送り込んだ北原がすかさず盗塁を決め、小島のライトフライで3塁まで進むと、ここで代打森山がレフト前タイムリーを放ち北原がホームイン!良い形で追加点を重ねる。
神奈川県の先発長谷川は、2回表にライト前ヒットと内野安打を許すが、それ以外のイニングは全て三者凡退に抑え、2安打6奪三振と見事なピッチングでこの試合完封勝利を収め、チームは2回戦に進むこととなった。
散発2安打に抑え込まれ完封負けを喫し、第2代表決定戦へ回る
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
栃木県 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
神奈川県(日立) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
第1代表決定戦2回戦は、ホンダ単独で構成される栃木県との対戦。神奈川県の先発田内は初回に内野安打を許すも、その後はしっかり打ち取り上々の立ち上がり。2回にも四死球でランナーを出すも、小島の盗塁刺殺などもあり無得点に抑える。
しかし3回表、二死からレフト前ヒット、ライト前ヒットと連打を許し、二死二、三塁とされたところで、相手4番打者に走者一掃のレフト前タイムリーを放たれ2点を先制されてしまう。
対する神奈川県打線は、なんと6回まで加減のライト前ヒット1本のみに抑え込まれ、四球をもらいランナーが出塁しても後が続かない。最終回、二死から小島がライトフェンス直撃のスリーベースを放ち意地を見せるが、代打北原が空振り三振に倒れ、この試合散発2安打の完封負けを喫し、第2代表決定戦に回ることとなった。
堀口の2安打のみで、打線は沈黙。完封負けで「わたSHIGA輝く国スポ2025」への出場叶わず。
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
神奈川県(日立) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
埼玉県 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 1 | x | 5 |
第2代表決定戦の2回戦に回った神奈川県は、戸田中央と大学生の混合チームである埼玉県と対戦することに。この試合で先発を託された坂本は、初回裏はきっちり三者凡退に抑えるが、2回裏には先頭の相手4番にソロホームランを放たれ、先制を許してしまう。その後、坂本は三者連続三振を奪い、続く3回裏も三者凡退に抑え、味方の反撃を待つ。
前日の試合で完封負けを喫した神奈川県打線だが、この試合でもなかなか快音聞かれず3回表までノーヒットに抑え込まれる。4回表に、二死からようやく堀口が目の覚めるようなセンター前ヒットを放つが、後続倒れ得点には結びつかず。5回、6回も三者凡退に倒れ、反撃の糸口が見つからない。
すると4回裏、先発坂本が先頭打者のセンター前ヒットを皮切りに、一死一、二塁から連続タイムリーを許してしまうと、更に二死一、三塁から盗塁を刺殺しようとした送球がこぼれてしまいその隙に3塁ランナーが生還し、この回3点を失う。6回にも追加点を奪われてしまい、5点ビハインドで最終回へ。
最終回、神奈川県打線は一死からまたも堀口がセンター前ヒットを放つが、2塁にすら進めずゲームセット。この結果、今年も関東ブロック代表の切符を逃し本大会への出場権を獲得することが出来ず、10年ぶり10度目の全国大会優勝は持ち越しとなった。9月から再開されるJDリーグを前に不本意な形での敗戦が続いてしまったが、ファンが待ち望んでいるのは勝利だけではなく日立サンディーバらしい明るさと元気と気迫溢れるプレーである。目標に掲げた三冠はお預けとなってしまったが、ここはしっかり気持ちを切り替えてJDリーグ後期の試合に挑んでもらいたい。
記録&記事:中山 友紀子,古園 敏幸