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Japan Diamond Softball LEAGUE:第9節(東地区)

ニトリJD.LEAGUE 2025 試合結果

ニトリJD.LEAGUE 2025 第9節(東地区)
1勝1敗!通算成績11勝6敗1分、東地区単独4位で前期日程終了!!

 6月15日〜16日にかけて、栃木県那須塩原市/石川スポーツグラウンドくろいそ球場にて第9節が行われた。土曜の試合が雨天順延となり、初戦となったビッグカメラ高崎戦は、先発の坂本が制球定まらず中盤に5失点。リリーフしたゴーボーンも6回に追加点を奪われ計6失点。打撃陣は6回まで2安打に抑え込まれ得点できず、ようやく7回に代打加減のソロホームランで1点を返すも1-6で敗戦を喫した。2日目の戸田中央戦は、4回に藤森の第5号ソロで先制するも、5回に同点に追い付かれ1-1のままタイブレークに突入。9回表に1点を奪われるも、9回裏に平田のエンドランで同点に追い付き、一打サヨナラの場面で山内がセカンド強襲のタイムリーを放ち劇的なサヨナラ勝利を収めた。チームは今節上位チーム相手に1勝1敗、通算成績を11勝6敗1分で前期日程を終了した。東地区単独4位の状況は変わらずも上位チームに喰らいついており、後期日程での巻き返しに期待したい。
 後期日程初戦となる第10節は、9月6日〜9月7日、栃木県宇都宮市/宇都宮清原球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 ビックカメラ高崎戦(6月15日 通算成績:10勝6敗1分)

坂本、中盤で5失点、代打加減の1号ソロ及ばず、1-6で敗戦!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立 0 0 0 0 0 0 1 1
ビッグカメラ高崎 0 0 3 2 0 1 x 6
  • 【バッテリー】★坂本(3回2/3:6勝4敗),ゴーボーン(2回1/3)−女鹿田,小島
  • 【本塁打】加減(7回:1号)
  • 【盗塁】杉本(6回),藤森(7回)

試合レポート

第9節、初日の対戦相手は東地区2位のビックカメラ高崎。前回の対戦では引き分けに終わったが、今回は何としてでも勝利し上位に付いておきたいところ。初回表の日立の攻撃は、一死からムリポラがライト前ヒットで出塁し、続く保谷の死球で一死一、二塁の先制のチャンスを貰うと、二死後に笠原が四球を選び二死満塁とチャンスを拡げるも、あと一本が出ず先取点ならず。その後、3回表まで藤森の死球での出塁のみで、相手先発のレジェンド上野投手に抑え込まれる展開に。

対する日立先発のエース坂本は、初回裏に先頭打者を内野安打で出塁を許すも、次打者の送りバントを小フライにさせダブルプレーを取るなど、後続を打ち取り無失点で切り抜ける。2回裏も相手に付け入る隙を与えぬピッチングを展開したが、3回裏に四球のランナーに盗塁を許し無死二塁のピンチを招くと、内野エラーと送りバントで一死二、三塁とピンチが拡がったところに相手3番打者にレフト前タイムリーを許し、先制点を献上してしまう。なおも一死一、三塁から盗塁を許し一死二、三塁とされると、相手4番打者にエンドランを決められ2点目を奪われる。なおも続く二死三塁のピンチに、今度は相手5番打者にレフト前タイムリーを放たれ3点目を奪われてしまう。

3点を追いかける展開となった日立の攻撃は、4回表に先頭の笠原が振り逃げで出塁すると、一死後に森山の内野安打で一死一、二塁のチャンスを作るも、代打の田内、そして唐牛と連続三振に抑えられ得点ならず。その裏、坂本はヒットと送りバントで二死二塁とされると、バッテリーエラーで二死三塁とピンチを拡げたところに相手1番打者にレフトオーバーのツーランホームランを許し5-0とリードを拡げられる。この展開に動揺したのか、坂本はヒットと死球で二死一、二塁のピンチを招いたところで、バッテリーはゴーボーンー小島に交代。ゴーボーンはワイルドピッチで二死二、三塁とピンチを拡げるが、次打者を空振り三振に抑え追加点は与えず。

5点を追いかける展開となった日立の攻撃は、5回表は三者凡退に終わり、6回表は二死から杉本が四球で出塁し、盗塁を決め二死二塁の得点のチャンスを作るもあと一本は出ず得点ならず。その裏、ゴーボーンは四球とバッテリーエラーで二死二塁のピンチを招くと、相手2番打者にセンター前タイムリーを許し追加点を奪われてしまう。試合は6-0と大量リードを奪われたまま最終回へ。

後の無くなった7回表の日立の攻撃は、この回から登板した濱村投手から代打加減が今季第1号となるライトオーバーのホームランを放ち、ようやく1点を返す。続く藤森が死球で出塁すると盗塁を決め、続く小島が四球を選び、二死後に山内も四球を選び二死満塁とチャンスが拡がるも、笠原はレフトフライに倒れゲームセット。3安打1得点に抑え込まれ1-6で敗戦を喫し、チームは通算成績を10勝6敗1分とした。

[撮影]上念 拓馬
加減、今季1号!代打ホームラン!

オーダー表&個人成績

個人成績

対 戸田中央戦(6月16日 通算成績:11勝6敗1分)

藤森、先制弾!追い付かれるもタイブレークの末、山内のタイムリーで劇的サヨナラ勝利!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
戸田中央 0 0 0 0 1 0 0 0 1 2
日立 0 0 0 1 0 0 0 0 2x 3
  • 【バッテリー】長谷川(2回),ゴーボーン(2回1/3),坂本(3回1/3),☆長谷川(1回1/3:4勝1敗)−女鹿田,ムリポラ,小島,女鹿田
  • 【本塁打】藤森(4回:5号)

試合レポート

第9節2日目の対戦相手は、第2節で敗戦を喫している東地区首位の戸田中央との対戦。借りを返して上位につけておきたい日立の先発長谷川は、初回表の先頭打者にライト前ヒットを許すと、次打者の送りバントをダブルプレーで二死としながら、相手クリンナップに慎重になりすぎたか連続四球を与え二死二、三塁のピンチを招くが、相手5番打者の強烈なライナーを唐牛がしっかり捕球してこの回無失点で切り抜ける。2回表は、長谷川は相手打線を三者凡退に抑え込む見事なピッチングを披露。

日立ベンチは早々に継投策を取り、3回表からバッテリーをゴーボーンー小島に交代させると、そのゴーボーンはテンポ良い投球で相手打線を簡単に三人で仕留める。4回表には先頭打者にレフトオーバーのツーベースヒットを許し、二死から四球を与え二死一、二塁の場面で相手7番打者に左中間に大きな当たりを放たれてしまうが、先頭打者のツーベースヒットを許してしまった平田が今回はしっかり追いついて守り切り、この回も無失点で切り抜ける。

先制点を取り試合を有利に進めたい日立打線だが、ここまで東地区防御率トップの相手先発増田投手の前に、3回裏まで三者凡退に抑えられる厳しい展開に。しかし4回裏、先頭の藤森が上手くすくい上げた打球がライトオーバーの第5号ホームランに!中盤でようやく試合が動き出す。

1点リードを貰ったゴーボーンは5回表、先頭打者に死球を与え出塁を許すと、盗塁を決められ無死二塁の一打同点のピンチを招く。次打者の送りバントをポップフライに打ち取り一死二塁となったところで、バッテリーは坂本―ムリポラに交代するが、坂本は代わり端に相手1番打者に左中間へのツーベースヒットを許しあっさりと同点に追い付かれてしまう。二死後、バッテリーエラーでランナーを三塁まで進めてしまうが、ここは落ち着いた投球で後続を連続三振に抑え最少失点で切り抜ける。試合は1-1と振出しに戻り終盤戦へ。

同点に追い付かれた日立の攻撃は5回裏、この回から登板した相手後藤投手の前に三者凡退に倒れ無得点に終わり、6回裏には藤森がセンター前ヒットを放つが盗塁失敗でチャンスが潰えてしまう。しかし坂本も、負けじと6回表はテンポ良い投球で相手打線を三者凡退に抑え込み、7回表には先頭打者にセンターへのホームラン性の大きな当たりを放たれるも、唐牛がこれをもぎ取るなど好守にも助けられ相手打線を封じ込め、無失点投球を続ける。

最終回、何とかサヨナラ勝ちを奪いたい日立の攻撃だったが、二死から山内がライト前ヒットで出塁するも得点には結びつかず、今季2度目のタイブレークに突入。

8回表、坂本が無死二塁から送りバントを決められ一死三塁とされると、二死後に死球を与え二死一、三塁となったところで、バッテリーは長谷川―女鹿田がリエントリー。長谷川は代わり端に四球を与え二死満塁とピンチを拡げてしまうが、次打者を見逃し三振に切って取り無失点で切り抜ける。

その裏の日立の攻撃は、無死二塁のランナーに代走北原を起用。北原が帰ればサヨナラの場面に、杉本の内野ゴロでランナーが入れ替わり一死二塁となると、続く女鹿田は粘りに粘って四球を選び一死一、二塁の場面、代打に送り込まれた森山は三振に倒れ、続く唐牛が死球で出塁し二死満塁の場面で先制弾を放った藤森が打席に入るも三振でこの回無得点に終わり、相手後藤投手も簡単にサヨナラ勝ちを許してはくれない。

一死二、三塁で開始する9回表、長谷川はエンドランを仕掛けられるもこの回から守備についたショート北原が冷静に三塁ランナーを本塁で刺し二死一、三塁とするが、次打者にセンター前ヒットを許し勝ち越し点を与えてしまう。なおも二死一、三塁のピンチが続くが、ここは踏ん張って最後の打者をレフトフライに仕留め、最少失点で切り抜け味方の反撃に託す。

9回裏、1点を追いかける展開となった日立の最後の攻撃は、二塁に藤森、三塁に唐牛を置き、好守備でピンチを救った平田が打席に入る。その平田は初球を上手く転がすと唐牛がヘッドスライディングで相手捕手のタッチを潜り抜け見事にホームイン!エンドランを成功させ同点に追い付くと、続く代打保谷は申告敬遠となり二死満塁の場面、前の打席でヒットを放っている4番山内が、皆の期待に応えセカンド強襲のライト前ヒットを放ち、藤森がサヨナラのホームを踏んでゲームセット!先発そしてリエントリ登板と好投した長谷川は今季4勝目を挙げ、チームは首位との一戦をタイブレークの末、劇的なサヨナラゲームで接戦を制した。チームは今節上位チームとの対戦を1勝1敗、通算成績を11勝6敗1分とし、東地区4位は変わらず前期日程を終えた。前期日程では投打ともに個人の成績が振るわず、投打が上手く噛み合わない試合が多い中でも何とか上位を狙える位置に踏み留まっている。この試合、最後までチーム一丸となって勝ち切った経験を後期日程でも生かし、チーム目標である「三冠」に向けたサンディーバの巻き返しに大いに期待したい。

[撮影]上念 拓馬
藤森、第5号ソロで先制!!

[撮影]上念 拓馬
唐牛、ホームランをスーパーキャッチ!

[撮影]上念 拓馬
女鹿田、11球のファールで粘り四球で出塁!

[撮影]上念 拓馬
平田、同点に追い付くエンドランを決める!

[撮影]上念 拓馬
山内、サヨナラタイムリーで勝利をもぎ取る!

[撮影]上念 拓馬
長谷川、先発、抑えのフル回転で渾身のガッツポーズ!

オーダー表&個人成績

個人成績

記録&記事:安富 隆之,中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸