ニトリJD.LEAGUE 2025 試合結果
ニトリJD.LEAGUE 2025 第6節(東地区)
連敗を喫し通算成績6勝5敗1分!東地区単独4位変わらず
5月24日〜25日にかけて、岐阜県大垣市/大垣市北公園野球場にてJDリーグ第6節が行われた。初日のデンソー戦は、先発の奥野が4回までに3点を奪われ、リリーフした長谷川も2点を追加され計5失点。打撃陣も精彩を欠き、僅か1安打に抑えられ0-5の完封負けを喫した。2日目のホンダ戦は、エース坂本が初回に2点を奪われると、3回には3ランホームランを浴び序盤で5失点。打線は4回に杉本の第3号で反撃を開始し、最終回に唐牛のタイムリーで1点を返すも、一発逆転サヨナラの場面で倒れ2-5で敗れた。チームは今節痛い連敗で通算成績を6勝5敗1分とし、東地区単独4位の状況は変わらずも上位チームに水を空けられた状態となった。
続く第7節は西地区との交流戦となり、5月31日〜6月1日に静岡県磐田市/磐田城山球場で行われる。
多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
打線沈黙!1安打完封負けを喫する
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
デンソー | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 1 | 1 | 5 |
日立 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
第5節、初日の対戦相手は東地区5位のデンソー。小雨の降りしきる中プレイボールとなったが、何としても勝利し突き放しておきたいところ。日立は開幕以来の先発となる奥野をマウンドに送り込むと、その奥野は相手打線を簡単に三者凡退に抑える立ち上がり。2回表も、二死から四死球で二死一、二塁のピンチを招くが、次の打者をレフトライナーに打ち取り無失点で切り抜ける。
相手先発は開幕節で打ち崩したバウター投手なだけに、この試合も早々に先制し主導権を取りたい日立打線だが、初回裏の攻撃は一死から女鹿田が死球で出塁するに留まり、2回裏は先頭の笠原が四球を選び出塁し、平田の内野ゴロの間に進塁し二死二塁の先制のチャンスを作るも、代打起用の加減は空振り三振に倒れる。
すると3回表、先発奥野が一死から相手1番打者にレフトオーバーのツーベースを許すと、次打者の進塁打で二死三塁とされたところで、相手3番打者にレフト前ヒットを許し先制点を献上してしまう。さらに4回表には、先頭打者に死球を与えると、次打者にセンターオーバーのホームランを放たれ2点を追加される。ここで日立は長谷川ー小島にバッテリーを交代すると、長谷川はテンポ良い投球で相手打線を三人で仕留める好リリーフを魅せる。
先制を許した日立打線は、3回裏に先頭の唐牛が三遊間をしぶとく破るレフト前ヒットで出塁すると、すかさず盗塁を決めて無死二塁と同点のチャンスメイク。藤森が四球を選び無死一、二塁とチャンスを拡げるが、続く女鹿田の送りバントがファースト正面の当たりとなりダブルプレー。なおも続く二死二塁の同点のチャンスに、続く杉本が四球を選び二死一、二塁とするも、あと一本が出ず得点が奪えない。
4回表からリリーフした長谷川は、5回表も杉本の好守にも助けられ三者凡退に抑える。しかし6回表、長谷川は相手5番打者にレフトオーバーのホームランを浴び追加点を奪われると、7回表にも簡単に二死としながら、相手1番打者に右中間へのホームランを許し追加点を献上してしまう。
対する日立打線は、4回、5回と三者凡退に抑え込まれ、6回裏にはようやく先頭の小島と笠原の四球で二死一、三塁のチャンスを掴むも、ここでも後続倒れあと一本は出ず無得点。最終回は敢え無く三者凡退でゲームセット。相手バウター投手の前に1安打7奪三振に抑え込まれ、得点を挙げることが出来ず完封負けを喫し、チームは通算成績を6勝4敗1分とした。
坂本、序盤に5失点!追い上げるも届かず連敗!!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ホンダ | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |
日立 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 |
第6節、2日目の対戦相手は東地区同率2位のホンダ。第2節のリベンジを果たし、上位に喰らいついておきたい日立の先発はエース坂本。その坂本は初回表、一死からファースト右への強襲気味の打球が内野安打となるとすぐさま盗塁を許し、更にバッテリーエラーと四球で一死一、三塁とピンチを拡げてしまうと、次打者にセンターへの犠牲フライを放たれあっさりと先制点を献上してしまう。さらに次打者にも四球を与え、二死一、二塁となったところでセンター前ヒットを許し2点目を献上。初回からいきなり0-2とリードを許す展開に。
日立打線は、相手先発のフォード投手を前に初回は四死球のみで得点ならず、また2回裏は一死から保谷がセンター前ヒットで出塁するも、続くムリポラの強攻策はショートゴロ併殺打となり、なかなかチャンスを拡げられない。
先発坂本は、2回表も制球定まらず四球と送りバントで一死二塁のピンチを招くと、次打者の外野フライで三塁までランナーを進められてしまうが、ここはテンポ良い投球で後続を断ち無失点で切り抜ける。しかし3回表、2本のヒットで一死一、二塁のピンチを招くと、前の打席でタイムリーを許している相手6番打者に今度はセンターへの大きな当たりを放たれ、風にも乗ってスリーランホームランとなり0-5と試合序盤で大量リードを許してしまう。
この展開に、ベンチは4回表からバッテリーをゴーボーンー小島に交代。そのゴーボーンは、内野安打とバッテリーエラーで二塁までランナーを進めてしまうが、次打者を内野ゴロに仕留め無失点で切り抜ける。5回表も、四球を与えたものの後続を連続三振に切って取る見事なピッチングを魅せる。
ゴーボーンのピッチングでリズムが変わったか、4回裏に一死から杉本がレフトオーバーの第3号を放ち、ようやく1点を返す。続く山内がセンター前ヒットを放ち、ここから打線を繋ぎ反撃の糸口を掴みたいところだったが、後続が打ち取られ得点には結びつかず。5回裏にも、小島が四球を選び出塁し、唐牛の内野ゴロでランナーが入れ替わるとすかさず盗塁を決め、相手バッテリーエラーもあり二死三塁の得点機が生じるも、見逃し三振に倒れ追加点ならず。
打線不調の中、自身初のロングリリーフとなったゴーボーンは6回表も安定した投球で相手打線を簡単に三者凡退に抑えると、7回表には四球と自らのエラーで招いた無死一、二塁の場面で、更にレフト前ヒットを許し無死満塁とピンチを拡げてしまうが、バッテリーはしっかり打者に集中し落ち着いた投球で2三振を奪うなど後続を封じ込め、何とか無失点で切り抜け最終回の味方の攻撃に望みを繋ぐ。
後の無くなった日立の攻撃は7回裏、一死から保谷がこの日2本目となるヒットで出塁すると、盗塁を決めて一死二塁と追加点のチャンスメイク。続く小島がファールで粘りながら四球を選ぶと、二死後に唐牛がレフト前タイムリーを放ち、保谷が生還して3点差に詰め寄る。なおも二死一、二塁のチャンスに藤森が四球を選び、二死満塁と一発が出れば逆転サヨナラの場面を演出すると、今季ここまで4ホーマーの笠原に大きな期待がかかるが、相手フォード投手の前に内野ゴロに打ち取られ、ファーストへのヘッドスライディングも及ばずゲームセット。今節、痛い連敗を喫し通算成績を6勝5敗1分とした。チームは東地区単独4位と順位は変わらないものの、上位チームとのゲーム差は拡がり水を空けられた状態となっている。守備連携の乱れなども目立ち失点に繋がっているケースもあるが、何よりも勝利への執着心が希薄に感じられる。昨シーズンのこの時期、自信に満ちた姿でチーム一丸となって連勝し続けた自分たちの姿を今一度思い出し、次節の交流戦ではチームスローガンの通りどんな相手にも全員で挑み勝利を掴んで、地元秦野大会では良いチーム状態で大勢の日立ファンの前へと現れてほしい。
杉本、第3号で反撃開始!!
唐牛、タイムリーで追加点を挙げる!
保谷、2安打1得点1盗塁の活躍!
ゴーボーン、4回5奪三振無失点の好投!
記録&記事:安富 隆之,中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸