ニトリJD.LEAGUE 2025 試合結果
ニトリJD.LEAGUE 2025 第3節(交流戦)
1勝1敗、通算成績3勝3敗で東地区同率4位
4月26日〜27日にかけて、静岡県掛川市/いこいの広場野球場にて西地区との交流戦となる第3節が行われた。交流戦初日は、昨年西地区2位のSGホールディングスを相手に日立は先発の坂本が2点を先制され、3回にもリリーフした奥野が追加点を奪われ、打線も振るわず散発2安打完封を許し0-3で敗戦。2日目の伊予銀行戦では、3回に笠原のタイムリー2ベースと杉本の2ランホームランで3点を先制すると、4回には唐牛のホームランで追加点を挙げ4-0とリードした矢先にに先発のゴーボーンが3点を奪われ追い上げられるも、6回には代打渡部の犠牲フライで突き放し、4回からリリーフの長谷川が1安打無失点の好投で5-3で勝利した。この結果、チームは今節1勝1敗で対戦成績を3勝3敗の五分のまま、前節と同じく東地区同率4位と苦しい状況が続いている。
続く第4節は、5月10日〜11日、地元大会となる神奈川県川崎市/等々力球場で行われる。
多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
2安打完封負けを喫し、前節からの3連敗!!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日立 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
SGホールディングス | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | x | 3 |
西地区との交流戦となる第3節の初戦の相手は、今シーズンここまで1勝3敗と出遅れているものの、昨年西地区2位と実力のあるSGホールディングス。ここまで2勝2敗、何としても勝利し勝ち星先行としておきたい日立は、初回表の攻撃で二死から笠原がセンター前ヒットで出塁し、続く山内のショートへの強い当たりは相手野手のエラーを誘い、二死一、三塁の先制点のチャンスを掴むが、あと一本は出ず先制とはならず。
日立の先発は、前節にらしからぬ投球で敗戦を喫し、今シーズンここまで1勝1敗のエース坂本。その坂本は、初回裏に二死から四球のランナーを出すも、後続を抑え無失点に抑える先ず先ずの立ち上がり。しかし2回裏、ヒットと四球で無死一、二塁のピンチを招くと、一死後にライト線への2ベースヒットで先制点を奪われ、更に一死二、三塁からライトへの犠牲フライで追加点を許し、この回2点の先制を許してしまう。更に3回裏、この回からリリーフした奥野がヒットとバッテリーエラーと四球で招いた二死一、三塁のピンチに、次打者のセカンドゴロが内野安打となり追加点を与えてしまい、試合は0-3と3点ビハインドの苦しい展開に。
何とか逆転したい日立だが、4回表は相手外国人エースにクリンナップが三者凡退に抑えられてしまう。5回表にはようやく二死から代打の小島がレフト前ヒットで出塁するも、続く代打保谷は空振り三振となり得点には結びつかない。これ以上は点をやれないと、5回裏より日立のバッテリーは長谷川−小島に交代し、テンポ良い投球で2奪三振を奪い、6回裏は味方の連続エラーでピンチを背負うも、三振と併殺打に打ち取る見事な投球で相手打線を封じ込め、味方の攻撃に望みを繋ぐ。
長谷川の好投で流れを呼び寄せたかったが、6回表、7回表ともに日立の攻撃はあえなく三者凡退に終わりゲームセット。チームは散発2安打、0-3の完封負けを喫し、前節からの3連敗で対戦成績を2勝3敗と黒星先行の苦しい星勘定となった。
小島、代打ヒットを放つも得点には繋がらず!
長谷川、2回無安打無失点の好リリーフ!
笠原、先制打!杉本、1号2ラン!唐牛1号!長谷川、好救援で今季初勝利!!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日立 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 1 | 0 | 5 |
伊予銀行 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 |
第3節二日目は、西地区上位チームではないものの打撃力が侮れない伊予銀行との対戦。連敗をストップし踏みとどまりたいところ。初回表、日立の攻撃は二死から保谷、山内の連続四球で二死一、二塁の先制チャンスが生じるも、後続断たれ先制とはならず。続く2回表も、二死から堀口が四球を選び出塁し、続く杉浦が技ありのセンター前ヒットを放ち二死一、三塁の先制のチャンスを作ると、藤森が敬遠気味の四球で二死満塁とチャンスが拡がるも、あと一本は出ずこの回も先制点を奪えない。
日立の先発は、リーグ戦初先発となるゴーボーン。そのゴーボーンは初回裏、四球のランナーは出すものの、豪快な投球ですべてのアウトを三振で奪う見事な立ち上がり。2回裏もピッチャーゴロと2三振で三者凡退に抑える。
初先発のゴーボーンを援護すべく、3回表の日立の攻撃は先頭の保谷がライト線を破る2ベースヒットで出塁すると、一死から笠原がレフト線へ落ちるタイムリー2ベースを放ち保谷が先制のホームイン!ここで笠原は走塁の際に肩を痛めた様子で、代走に森山を起用(笠原は最終回の守備からリエントリ)。続く一死二塁の追加点のチャンスに、杉本が放ったレフトへの弾丸ライナーは今季第1号となる2ランホームランに!更に、4回表には二死から唐牛も弾丸ライナーで左中間スタンドに飛び込む第1号ホームランを放ち、4-0と点差を拡げる。
快投を続けていた先発のゴーボーンは、3回裏にピッチャーゴロを一塁へ悪送球し出塁を許してしまい、このエラーに動揺したのか二つの四球と盗塁で二死満塁とピンチを拡げてしまうが、最後は力のある投球で打球を詰まらせ、浅いライトフライに仕留めて無失点で切り抜ける。
ここまで7奪三振の快投で無失点に抑え、4点リードも貰いリーグ戦初勝利が見えてきたかと思われた4回裏、ゴーボーンは先頭打者に四球を与えると、バッテリーエラーで無死二塁の場面でレフト前ヒットを許し、打球の処理にもたつく間に二塁ランナーが生還し1点を返されてしまう。更に、次打者の右中間への大きな当たりが2ランホームランとなり1点差に詰め寄られてしまったところで、日立のバッテリーは前日もリリーフで登場した長谷川‐小島に交代。長谷川はテンポ良く相手打線を3人で片付ける好リリーフで無失点に抑え、試合は4-3とリードを保ったまま後半戦へ。
点差を拡げておきたい6回表の日立の攻撃は、先頭の小島が四球を選び出塁すると、続く堀口が右中間へ2ベースヒットを放ち無死二、三塁と追加点のチャンスに、ベンチはルーキー渡部を代打に起用。その渡部は期待に応え、きっちりとセンターへの犠牲フライを打ち上げ小島がホームイン!嬉しいリーグ初打点を挙げる。なおも一死三塁のチャンスには、藤森のピッチャー強襲の打球でホームを狙った堀口がタッチアウトとなるなど追加点は奪えず、この回1点どまりも貴重な追加点を挙げ、試合は5-3と2点リードで最終回に突入。
4回から安定した投球で無失点投球を続ける長谷川は7回裏、ヒットと四球で一死一、二塁のピンチを招くも、最後まで落ち着いた投球を魅せ、最後のバッターもピッチャーフライに退けゲームセット。長谷川は4回1安打無失点と連日の好リリーフで今季初勝利。チームは連敗を3で止め、通算成績を3勝3敗の五分に戻すも、前節から変わらず東地区同率4位のままとなっている。次節は地元大会。ここまで苦しい星勘定となっているが、本調子とは言えない投手陣を支えるべく、改めてチーム一丸となり白星を積み上げ、地元大応援団の声援に応えて貰いたい。
杉本、第1号2ランを放つ!
唐牛、第1号ソロで追加点を挙げる!
渡部、リーグ戦初打点は貴重な追加点!
長谷川、連日の好リリーフで今季初勝利!
記録&記事:安富 隆之,中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸