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Japan Diamond Softball LEAGUE:第12節(東地区)

ニトリJD.LEAGUE 2025 試合結果

ニトリJD.LEAGUE 2025 第12節(東地区)
地元大会3連勝!通算成績16勝8敗1分で東地区単独4位は変わらず

 10月11日〜14日にかけて、神奈川県横浜市/サーティーフォー保土ヶ谷球場にて第12節が行われた。11日の初戦は降雨によりノーゲーム順延となり、翌12日に行われた大垣ミナモ戦は、初回に藤森の第6号先頭打者ホームランで先制し、笠原のタイムリー、唐牛の犠飛など打者一巡の猛攻で5点を奪うと、5回には笠原の第6号2ランで追加点を挙げ計7得点。投げては先発の長谷川が5回まで1安打無失点の好投を魅せ、リリーフした田内、後藤が計3点を奪われるも7-3で逃げ切り勝利。翌日のデンソー戦は、4回に先発奥野が1点を失い、リリーフした坂本も4点を失う苦しい展開も、5回にムリポラの超特大ホームランと藤森のタイムリーで2点を返すと、6回には杉本の第6号ソロ、堀口の起死回生の同点2ランで5-5と試合を振出しに戻す。その後、6-6で迎えたタイブレーカー9回裏に保谷の犠牲フライで5点差からの劇的なサヨナラ勝ちを収めた。雨天再試合となった14日の太陽誘電戦は、先発のゴーボーン、リリーフした坂本両投手の好投で0-0で迎えた5回、保谷のタイムリーで先制点を挙げると、そのまま1-0で逃げ切り坂本は9勝目を挙げた。チームは前節からの5連勝、地元大会で3連勝で通算成績を16勝8敗1分とし、東地区単独4位は変わらずも、ポストシーズン進出を大きく引き寄せた。
 続く第13節は、10月18日〜19日、兵庫県姫路市/姫路ウィング球場で行われる。

 ホームゲームでの盛大なご声援、ありがとうございました。

チーム戦績(第12節終了時点)

[チーム戦績]第12節終了時点

対 大垣ミナモ戦(10月12日 通算成績:14勝8敗1分)

藤森、第6号先頭打者弾!!笠原、第6号2ラン!長谷川、5回1安打無失点好投で5勝目!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
大垣ミナモ 0 0 0 0 0 2 1 3
日立 5 0 0 0 2 0 x 7
  • 【バッテリー】☆長谷川(5回:5勝2敗),田内(1回),後藤(1回)−山内
  • 【本塁打】藤森(1回:6号),笠原(6回:6号2ラン)
  • 【二塁打】平田(6回)
  • 【盗塁】笠原(1回)

試合レポート

第12節初日の太陽誘電戦は4回まで進むも降雨ノーゲーム順延となり、その翌日の対戦相手は東地区8位の大垣ミナモ。今シーズン最後の地元開催の初戦、確実に勝利し勢いをつけたい日立は先発に長谷川を送り出すと、初回表は一死から四球のランナーを出すも落ち着いた投球で後続を抑え無失点の立ち上がり。その後も5回まで、今季初マスクとなる山内とのバッテリーで相手打線をわずか1安打に抑える見事な投球を大観衆に披露する。

3塁側スタンドからの大歓声に火が点いたか、初回裏からいきなり打線が爆発する。まず先頭の藤森が目の覚めるようなセンターオーバーの先頭打者特大ホームランを放ち幸先良く先制点を挙げると、小島、山内の連続四死球で掴んだ一死一、二塁の追加点のチャンスに、副主将の笠原から右中間へのタイムリーが飛び出し小島がホームイン。笠原の盗塁で一死二、三塁とチャンスを拡げると、杉本の四球の際のバッテリーエラーで山内が生還し3点目を挙げる。続く堀口が死球を受けて一死満塁のチャンスに、代打起用された森山は手堅く四球を選んで笠原が押し出しのホームイン。なおも続く一死満塁のチャンスに、唐牛がライトへの犠牲フライを放ち杉本が生還し、打者一巡の猛攻で一挙5点を先制する。

その後、日立打線はチャンスは作るも追加点無く迎えた5回裏、四球の山内を一塁に置き、笠原がレフトオーバーの第6号ホームランを放ち勝利をグッと引き寄せる。試合は7-0と大量7点リードで後半戦へ。

6回表から日立のピッチャーは田内に交代。その田内は一死後、相手1番打者に右中間へのツーベースを許し、二死とするも相手三番打者に左中間へのホームランを放たれ2点を献上してしまう。7回表にはリーグ戦初登板となる後藤が登場し、先頭打者にセンターオーバーのホームランを許しJDリーグの洗礼を浴びるも、後続はしっかり三人で封じ込めゲームセット。7-3で勝利し、5回1安打無失点の好投を魅せた長谷川が5勝目を挙げた。地元大応援団の後押しもあり、地元三連戦の初戦を勝利し、チームは通算成績を14勝8敗1分とした。

[撮影]上念 拓馬
藤森、第6号先頭打者ホームランで先制!!

[撮影]上念 拓馬
笠原、第6号2ランで試合を決める!!

[撮影]上念 拓馬
長谷川、5回1安打無失点の好投で5勝目!!

[撮影]上念 拓馬
地元大応援団が勝利を後押し!!

オーダー表&個人成績

個人成績

対 デンソー戦(10月12日 通算成績:15勝8敗1分)

ムリポラ1号、杉本6号、堀口1号2ランで5点差を追い付き、タイブレークの末、保谷の犠飛で劇的サヨナラ勝利!!長谷川、好救援で6勝目!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
デンソー 0 0 0 5 0 0 0 1 0 6
日立 0 0 0 0 2 3 0 1 1x 7
  • 【バッテリー】奥野(3回),坂本(2回),後藤(1回2/3),☆長谷川(2回1/3:6勝2敗)−女鹿田,ムリポラ,女鹿田,山内
  • 【本塁打】ムリポラ(5回:1号),杉本(6回:6号),堀口(6回:1号2ラン)
  • 【二塁打】藤森(5回),女鹿田(6回)
  • 【盗塁】唐牛(3回、5回)

試合レポート

第12節、2戦目の相手は東地区5位のデンソーとの対戦。プレーオフ進出のためには絶対に負けてはならない相手とあって、連日にわたり地元大応援団が声援を送る中、先発を託された奥野は初回裏からテンポ良い投球で相手打線を三者凡退に抑えると、そのまま3回表までパーフェクトピッチングを披露。

前日の大垣ミナモ戦では初回から攻め立てた日立打線だが、デンソーの外国人エースはそう簡単には打ち崩せず、2回裏には笠原のライト前ヒットを足掛かりに生み出した二死三塁のチャンスに、代打森山を送り出すも空振り三振に倒れ、3回裏には先頭の女鹿田が放ったレフト前ヒットを生かせず無得点に終わる。

3回まで無安打無失点に抑えて来た先発の奥野だが、4回表の先頭打者がセンター前ヒットで出塁し盗塁を決めると、次打者にもセンター前タイムリーを許し先制点を奪われてしまう。更に相手3番打者に左中間へのツーベースを放たれ無死二、三塁とピンチが拡がったところで、日立のバッテリーは坂本−ムリポラに交代。しかし、坂本も代わり端に相手4番打者に走者一掃のライト前タイムリーを許し2点を奪われてしまう。その後、四死球やヒットで二死満塁の場面でもセンター前タイムリーを放たれ追加点を献上し、この回打者一巡の猛攻を許し5点を奪われる展開に。

5点を追いかける展開となった日立の攻撃はその裏、一死から杉本が相手内野エラーで出塁すると、山内の犠牲フライで進塁し二死二塁のチャンスを作るも、後続断たれ得点ならず。試合は0-5と大量リードを奪われたまま後半戦へ。

5回表には坂本はきっちり立ち直り、守備にも助けられ相手打線を三者凡退に抑えると、その裏から日立の反撃が始まる。二死まで追い込まれながら、途中出場のムリポラが放ったレフトへの大飛球は超特大の今季初ホームランとなり反撃の狼煙を上げると、続く唐牛がショート強襲のセンター前ヒットで出塁しすかさず盗塁を決め、二死二塁と追加点のチャンスメイク。すると、続く藤森がしぶとくレフト前に運び、唐牛が決死のヘッドスライディングで2点目のホームイン!まずは2点を返すことに成功。

6回表からは、日立のバッテリーは後藤ー女鹿田に交代。昨日に続いてリーグ戦2試合目の登板となる後藤は、落ち着いた投球で相手打線を三者凡退に抑え、相手に流れを渡さない好投を披露。するとその裏、その流れに乗った日立攻撃陣は、先頭の杉本が放ったセンターへの弾丸ライナーが逆風を突く第6号ホームランとなり2点差に迫ると、一死から四球を選んだ笠原を塁上に置き、堀口が放った打球は起死回生のレフトオーバーのツーランホームランに!土壇場で同点に追いつき、試合は5-5と振り出しに戻り最終回へ突入。

7回表、後藤が二死を取ったところで日立のバッテリーは長谷川−山内に交代。長谷川は1球で相手を仕留め、最終回の逆転劇を待つが、二死から杉本のレフト前ヒット、山内のセカンド強襲ヒット、笠原の四球で二死満塁とサヨナラのチャンスに、同点ホームランを放っている堀口に期待がかかるが、ここは空振り三振に倒れサヨナラならずタイブレーカーに突入。

無死二塁から始まる8回表、長谷川は先頭打者にライト前タイムリーを放たれ、二塁ランナーが生還し1点奪われてしまう。しかしその裏、日立の攻撃は無死二塁のランナーに代走杉浦を起用すると、北原がキッチリと送りバントを決めて一死三塁の同点のチャンスに、続く女鹿田が粘った末にきっちりエンドランを決めて杉浦がホームイン!6-6の同点に追い付き、勝負は最終回となる9回へ突入。

一死二、三塁からのスタートとなる9回表、長谷川は四球を与え一死満塁とピンチを拡げてしまうが、次打者を三塁ゴロ併殺に抑え無失点で切りぬける。この時点で日立の負けは無くなったが、きっちり勝ち越したいその裏の日立の攻撃は、二塁に唐牛、三塁に代走の加減を置くと、先頭の藤森が故意四球で一死満塁と一打サヨナラの場面、保谷が犠牲フライになるには充分となるレフトへの飛球を放ち、タッチアップした加減がサヨナラのホームイン!試合終盤で5点差を追いつき、タイブレークに持ち込むと最後は劇的なサヨナラ勝利を飾り、しっかりこの試合を勝ち切った。7回途中からリリーフした長谷川は連日の好投で6勝目を挙げ、チームは連勝で通算成績を15勝8敗1分とした。

[撮影]長谷川 拓也
ムリポラ、超特大第1号で反撃の狼煙!

[撮影]長谷川 拓也
藤森、タイムリーで追撃!!

[撮影]長谷川 拓也
唐牛、決死のヘッドスライディング!!

[撮影]大木 浩
杉本、第6号で2点差に詰め寄る!!

[撮影]大木 浩
堀口、起死回生の第1号同点2ランを放つ!!

[撮影]大木 浩
女鹿田、手堅くエンドランを決める!

[撮影]長谷川 拓也
保谷、レフトへの犠牲フライを放ちサヨナラ勝ち!

[撮影]長谷川 拓也
長谷川、連日の好投で6勝目!

オーダー表&個人成績

個人成績

対 太陽誘電戦(10月14日 通算成績:16勝8敗1分)

保谷、連日の決勝打!ゴーボーン−坂本、完封リレーで地元三連勝を飾る!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
太陽誘電 0 0 0 0 0 0 0 0
日立 0 0 0 0 1 0 x 1
  • 【バッテリー】ゴーボーン(3回)☆坂本(4回:9勝4敗)−小島,ムリポラ
  • 【盗塁】保谷(3回),藤森(5回)

試合レポート

第12節、地元大会2連勝で迎えた3日目の対戦相手は、初日に降雨ノーゲームで順延となった東地区7位の太陽誘電。確実に勝利し地元3連勝を飾りたいところ。日立の先発ゴーボーンは、初回表に一死から四球のランナーを出すも、持ち味の豪速球ですべてのアウトを三振で奪う投球を披露。2回表には、先頭打者にレフト前ヒットを許すが、小島の盗塁刺殺にも助けられながら後続を断ち、3回表には力で捻じ伏せ三者凡退に抑え、無失点投球を続ける。

前日に大逆転劇を魅せた日立の攻撃陣だが、初回裏は二死から杉本がセンター前ヒットで出塁し、2回裏は一死から森山がセンター前ヒットで出塁するも、いずれも後続倒れ無得点に終わる。3回裏も2つの四球を貰いながら得点を奪うことは出来ず、試合は0-0のまま中盤戦へ。

4回表から、日立のバッテリーは坂本−ムリポラに交代。坂本は4回、5回とヒットのランナーを許すも、落ち着いた投球で後続を打ち取り無失点投球を続ける。

3回以降は毎イニングで相手投手が交代し、なかなか攻めきれずにいた日立打線だが、5回裏に二死から藤森が四球で出塁し、すかさず盗塁を決めて先制のチャンスを作ると、前日にサヨナラ打を放った保谷がセンター前タイムリーを放ち、藤森が待望のホームイン!試合中盤でようやく試合が動く。

1点をもらった坂本は、6回表に二死から四球を与えランナーを出すも後続をキッチリと抑えて無失点投球を続ける。6回裏の日立の攻撃は、先頭の山内のレフト前ヒットを生かせず無得点に終わるも、7回表も坂本は落ち着いた投球で相手打線を三者凡退に打ち取りゲームセット。坂本は4回からのロングリリーフを好投し9勝目を挙げた。チームは前節からの5連勝、地元大会3連勝を飾り通算成績を16勝8敗1分とし、東地区単独4位は変わらずも大きくポストシーズン進出に近づいた。投打ともに本来の力が十分に発揮出来ていない中でも、全員が最後まで諦めずしっかり勝ち星を積み上げてることは大きい。このままチーム一丸となって次節も連勝し、ポストシーズン進出を決めて貰いたい。

[撮影]上念 拓馬
ゴーボーン、3回1安打6奪三振の快投!!

[撮影]大木 浩
坂本、4回2安打無失点好投で9勝目!!

[撮影]上念 拓馬
保谷のセンター前タイムリーが決勝点に!

[撮影]大木 浩
藤森が俊足飛ばしホームイン!

オーダー表&個人成績

個人成績

記録&記事:安富 隆之,中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸