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皇后盃 第77回全日本総合選手権大会
今年も2回戦敗退で悲願の初優勝には届かず・・・

 皇后盃 第77回全日本総合選手権大会が9月20日(土)〜22日(月)にかけて、青森県弘前市・平川市で行われた。初戦の神戸親和大学戦では初回から打線が爆発し、保谷2ラン、笠原2ラン、堀口ソロなどで一挙7点を挙げ、更に唐牛ソロ、北原2点タイムリーで10点を奪うと、怪我で長らく調整していた後藤が1回1/3をノーヒットで抑え、リリーフした奥野も無得点に抑え10-0で4回コールド勝ち。2回戦のビックカメラ高崎戦では、先発長谷川が4回に連続タイムリーを許し2点を失うと、4回途中でリリーフした坂本、7回からリリーフした奥野もそれぞれ1点づつ奪われ計4失点。対する日立の反撃は保谷のソロホームランのみに留まり、1-4にて2回戦敗退となった。リーグ戦での奮起に期待したい。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

[試合結果]全日本総合選手権大会

一回戦 対 神戸親和大学戦(9月20日)

保谷2ラン!笠原・堀口・唐牛ソロ!後藤-奥野の完封リレーで二回戦進出!

試合結果
チーム名 1 2 3 4
神戸親和大学 0 0 0 0 0
日立 7 0 1 2x 10
  • 【バッテリー】後藤(1回1/3),☆奥野(2回2/3)−女鹿田,小島
  • 【本塁打】保谷(1回2ラン),笠原(1回2ラン),堀口(1回),唐牛(3回)
  • 【二塁打】北原(1回),唐牛(1回),平田(3回)
  • 【盗塁】藤森(1回),笠原(2回)

試合レポート

小雨の降りしきる中で始まった皇后盃 全日本総合選手権の初戦は、神戸親和大学との対戦。この試合、怪我で長らく調整を続けてきた後藤が先発としてマウンドに上がると、持ち前の速球を武器に相手打線をしっかり三者凡退に退ける見事なピッチングで公式戦デビューを飾る。

好投を魅せた後藤を後押しすべく、日立打線は初回に猛攻を見せる。まず先頭の藤森が内野安打で出塁し盗塁を決めると、このところ本塁打を量産している保谷がこの試合でも弾丸ライナーのセンターオーバー2ランホームランを放ち先制に成功!一死から山内が四球で出塁すると、保谷に続けと笠原にも2ランホームランが飛び出すと、続く堀口にも二者連続となるソロホームランが飛び出す。ここで相手投手が交代するも、その代わり端に北原がツーベースヒットを放ち、相手ワイルドピッチと女鹿田の死球で一死一、三塁の追加点のチャンスに、地元青森出身の唐牛が走者一掃のタイムリーツーベースを放ち北原、女鹿田がホームイン!それでもまだ攻撃の手は緩めず、藤森の内野安打、保谷の四球で一死満塁の場面、唐牛同様に東北出身の渡部が代打で登場。ここは惜しくもセカンドゴロ併殺に終わるが、この回一挙7点を奪う展開で試合を有利に進める。

2回表、先発後藤は先頭打者を内野ゴロに打ち取ったところでマウンドを奥野に託すと、その奥野も後続をしっかり抑えてこの回も三者凡退で退け、その後も4回まで1安打に抑える見事なピッチングを披露する。

日立打線は、2回裏は笠原のレフト前ヒットのみで終わるが、3回裏には唐牛のソロホームランで更に追加点を奪い、4回裏の北原の2点タイムリーで10点差がつき4回コールド勝ちが成立。後藤の嬉しい公式戦初登板をこれ以上に無い展開で勝利し、無難に2回戦進出を決めた。

[撮影]長谷川 拓也
保谷、またしても超弾丸ライナーで先制弾!

[撮影]長谷川 拓也
笠原、同期後藤の好投に応え2ランホームランを放つ!

[撮影]長谷川 拓也
堀口、二者連続となる見事なソロホームラン!

[撮影]長谷川 拓也
唐牛、地元で3打点を挙げる活躍を魅せる!

[撮影]長谷川 拓也
北原の2点タイムリーでコールド勝ち!

[撮影]長谷川 拓也
後藤、公式戦初登板初先発で見事な復活を遂げる!

オーダー表

オーダー表

2回戦 対 ビックカメラ高崎戦(9月21日)

保谷に2日連続弾が飛び出すも、打線は3安打に抑えこまれ1-4で敗退し、準々決勝進出ならず

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
ビックカメラ高崎 0 0 0 2 1 0 1 4
日立 0 0 0 0 0 1 0 1
  • 【バッテリー】★長谷川(3回1/3),坂本(2回2/3),奥野(2/3),後藤(1/3)−女鹿田,ムリポラ,女鹿田
  • 【本塁打】保谷(6回)
  • 【盗塁】堀口(2回)

試合レポート

二回戦の相手は、JDリーグ東地区2位を走るビックカメラ高崎との一戦。苦戦が予想されるが、確実に勝利し初優勝に向け勢いに乗りたい日立は、このところ好投が続く長谷川を先発に起用。その長谷川は期待に応え、藤森や保谷がホームラン性の打球をつかみ取るファインプレーで長谷川を盛り立てる中、相手打線を3回までノーヒットに抑える好投を魅せる。

対する日立打線も初回裏は保谷の内野安打、2回裏は堀口のセンター前ヒットのみに抑え込まれてしまい、3回までは投手戦の様相を見せていたが、その均衡が破れたのは4回表。長谷川が一死から四球のランナーを出すと、そこから相手3番、4番打者に連続でタイムリーツーベースを許し2点を失ってしまう。ここでベンチは坂本をリリーフに送り出し、なおも続く一死二塁のピンチを何とか凌いで打線の反撃を待つことに。

しかし、その日立打線がなかなか相手先発の勝股投手を攻略出来ず、4回裏はクリンナップが三者凡退に倒れると、5回表には坂本が先頭打者に特大のセンターオーバーソロホームランを放たれ更に1点を失う展開に。その裏、日立打線はまたも三者凡退に倒れ、反撃の糸口が見つからぬまま迎えた6回裏、一死から藤森がホームラン性の当たりを放つも相手好捕により阻まれるが、続く保谷が左中間へ放った打球は2日連続となるソロホームランに!何とか1点を返すことに成功するが、3点ビハインドのまま最終回へ突入。

7回表、日立は坂本に変わり奥野がマウンドに上がるが、5回に坂本が被弾した相手7番打者にまたもホームランを許してしまう。そこからは下位打線をきっちり抑え込み二死とすると、前日に公式戦初登板を果たした後藤がマウンドに。緊張もあった中、後藤は相手1番打者をファールフライに打ち取り、あとは味方打線が逆転してくれることを信じて全てを託すが、7回裏は敢え無く三者凡退でゲームセット。これでこの大会は2回戦敗退となり、チームが目標にしていた三冠のうち2つを逃すことになったが、最後の1つであるJDリーグはまだ頂点に立つチャンスは残っている。しっかり反省と分析を行い、この敗退をJDリーグでの勝利に結びつけてもらいたい。

[撮影]長谷川 拓也
保谷、JDリーグと合わせるとなんと4試合連続弾!

[撮影]長谷川 拓也
藤森、好守でチームを盛り立てる!

オーダー表

オーダー表

記録&記事:中山 友紀子,古園 敏幸