ページの本文へ

Hitachi

日立ソフトボール部

第73回全日本総合選手権大会

第73回 試合結果

第73回全日本総合選手権大会
準決勝で惜敗!決勝進出は逃すも堂々の3位で大会終了!

 第73回全日本総合選手権大会が11月19日(金)〜21日(日)にかけて、栃木県大田原市美原運動公園第2球場・野球場、黒羽運動公園多目的広場A・Cで行われた。
 初戦のtakagi北九州戦では、2回に相手エラーなどで先制すると、4回には大越のタイムリーで追加点を挙げ、投げては坂本(実)が1安打8奪三振と相手打線を完璧に抑え込み完封で順当勝利。二回戦の日本精工戦は、先発の佐藤が初回に先制を許すも、2回に那須のホームランで追いつき、その後も坂本(結)のホームラン等で追加点を挙げ7得点。5回からリリーフした坂本(実)が7回に1点は失うものの、7−2で勝利し準々決勝に駒を進めた。準々決勝の伊予銀行戦では初回に那須の犠牲フライで先制するも、4回からリリーフ登板の坂本(実)が逆転を許す苦しい展開の中、7回に主将清原が試合を振り出しに戻すタイムリーを放ちタイブレークに持ち込み、8回に鈴木(鮎)のエンドランで決勝点を挙げ勝利。準決勝進出を決めた。
 準決勝の豊田自動織機戦は、2回に服部のタイムリースリーベースで先制するも、先発の佐藤が4回に守備の乱れから招いたピンチに逆転を許すと、最後まで追いつくことが出来ず1-2で惜敗。決勝進出は逃すも堂々の3位で大会を終えると共に、今シーズンの公式戦全日程が終了した。

 今シーズンも多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

[試合結果]全日本総合選手権大会

一回戦 対 takagi北九州 Water Wave戦(11月19日)

坂本(実)1安打8奪三振で完封勝利!二回戦進出!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
takagi北九州 0 0 0 0 0 0 0 0
日立 0 1 0 1 0 0 x 2
  • 【バッテリー】☆坂本(実)(7回)−清原
  • 【盗塁】那須(4回),高瀬(6回)

試合レポート

今シーズン最後の公式戦、全日本総合選手権の初戦の対戦相手は、ある意味、師弟対決となる元監督の磯野監督、元選手の来條コーチ率いるtakagi北九州との一戦。日立の先発は坂本(実)。坂本(実)は5回まで相手打線を寄せ付けず、無安打に抑える見事なピッチングを続ける。

一方、日立打線は2回裏、相手エラーから掴んだ一死一、三塁の先制のチャンスで屋禰の内野ゴロの間に先制点を奪う。4回裏にはヒットで出塁の那須が足を絡ませ一死三塁のチャンスを作ると、二死後、大越のレフト前タイムリーで追加点を奪い2-0とリードで試合は後半戦へ。

6回表、坂本(実)は二死から初ヒットを許すも後続を抑え無失点。7回表も簡単に三者凡退に抑え、1安打8奪三振の完封勝利。師弟対決を制し、二回戦への進出を決めた。


坂本(実)、1安打8奪三振で完封勝利!


屋禰、先制点を叩き出す!


大越、タイムリーで追加点!

オーダー表

オーダー表

二回戦 対 日本精工 Brave Bearies戦(11月20日)

那須、同点弾!坂本、追撃弾!逆転勝利で準々決勝進出!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立 0 1 0 1 1 1 3 7
日本精工 1 0 0 0 0 0 1 2
  • 【バッテリー】☆佐藤(4回),坂本(実)(3回)−服部,清原
  • 【本塁打】那須(2回),坂本(結)(5回)
  • 【三塁打】鈴木(鮎)(7回)
  • 【二塁打】坂本(結)(1回)
  • 【盗塁】那須(4回)

試合レポート

二回戦の相手は、リーグ戦では下位の日本精工との一戦。初回表、先頭の坂本(結)がサード強襲のレフト線へのツーベースで出塁。続く屋禰の送りバントで一死三塁と先制のチャンスを作るが、後続が断たれ先制ならず。日立の先発は国体予選以来の公式戦登板となる佐藤。初回裏、佐藤は立ち上がりを攻められ、先頭打者にライト前ヒットを許すと、送りバントで一死二塁と先制のピンチを招く。ここで相手三番打者に左中間へのタイムリー二塁打を許し、先制点を献上。なおも一死二塁のピンチが続くが後続を抑え、この回を最少失点で切り抜ける。

2回表、1点を追いかける展開となった日立の攻撃は、先頭の那須が打った瞬間それとわかるレフトオーバーのホームランを放ち、すぐさま同点に追いつく。その裏、佐藤はテンポよく相手打線を三者凡退に抑え無失点。試合は1-1で中盤戦へ。

早く勝ち越したい日立の打線は、4回表、鈴木(鮎)のライト前ヒットと那須の死球で一死二、三塁とチャンスを作り、高瀬の内野ゴロの間に勝ち越しに成功。5回表には二死から坂本(結)がレフトへの特大ホームラン、6回表には那須のレフト前タイムリー、そして7回表には屋禰のセンター前タイムリー、鈴木(鮎)の右中間への2点タイムリースリーベースヒットが飛び出すなど得点を重ね計7得点をあげる。一方、5回からリリーフ登板の坂本(実)は、最終回の相手の攻撃で1点を失うものの7−2で順当勝利。準々決勝進出を決めた。


那須、同点弾で反撃の狼煙!


坂本(結)、特大の追撃弾を放つ!

オーダー表

オーダー表

準々決勝 対 伊予銀行 VERTZ戦(11月20日)

清原、土壇場での同点二塁打!鈴木(鮎)のエンドランでタイブレークを制し準決勝進出!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8
日立 1 0 0 0 0 0 1 1 3
伊予銀行 0 0 0 2 0 0 0 0 2
  • 【バッテリー】佐藤(3回),☆坂本(実)(5回)−服部,清原
  • 【二塁打】清原(7回)

試合レポート

準々決勝の相手はリーグ戦9位の伊予銀行戦。順当に勝利し準決勝へ進出したいところ。初回表、先制点の欲しい日立の攻撃は屋禰と炭谷のヒットと鈴木(鮎)の死球で掴んだ一死満塁のチャンスに、続く那須がレフトへの犠牲フライを放ち屋禰が先制のホームイン。なおも二死二、三塁のチャンスが続くがあと一本は出ず、この回1点止まりとなるも幸先よく先制点を挙げる。日立の先発は連投となる佐藤。佐藤は3回まで毎回スコアリングポジションへランナーを進められるも、粘りの投球で後続を抑えて無失点で切り抜ける。1点リードのまま試合は中盤戦へ。

4回裏には3試合連投となる坂本(実)がリリーフ登板。坂本(実)は二本のヒットと四球で二死満塁の一打逆転のピンチを招き、相手1番打者にレフト前に逆転2点タイムリーを浴び、1-2と1点ビハインドの展開で試合は後半戦へ。

同点に追いつきたい日立の打線は、5回、6回と無得点のまま最終回の攻撃を迎えると、先頭の高瀬が内野安打で出塁。続く唐牛の送りバントで一死二塁と同点のチャンスを作る。ここで、続く清原がレフトへのタイムリーヒットを放ち土壇場で同点に追いつく。7回裏、坂本(実)は相手打線を三者凡退に抑え2-2の同点でタイブレークに突入。

8回表、無死二塁からの日立の攻撃は先頭の屋禰が送りバントをキッチリ決めて一死三塁とすると、続く鈴木(鮎)がエンドランを決め勝ち越しに成功。その裏、坂本(実)は一死三塁とされるも、後続を抑え込みゲームセット。中盤で逆転されリードを許す苦しい展開も、見事な逆転勝利で準決勝への進出を決めた。


佐藤、3回無失点の好投で試合を作る!


清原、土壇場7回に同点タイムリー二塁打!


鈴木(鮎)、決勝のエンドランを決める!

オーダー表

オーダー表

準決勝 対 豊田自動織機 シャイニングベガ戦(11月21日)

服部のタイムリー三塁打で先制するも、逆転を許し惜敗!決勝進出ならず!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立 0 1 0 0 0 0 0 1
豊田自動織機 0 0 0 2 0 0 X 2
  • 【バッテリー】★佐藤(4回2/3),坂本(実)(1回1/3)−服部,清原
  • 【三塁打】服部(2回)

試合レポート

2015年以来となる準決勝での対戦相手は、リーグ戦5位の豊田自動織機との一戦。決勝進出をかけ、何とか勝利したいところ。初回表、日立の攻撃は一死から屋禰の四球と坂本(結)のセンター前ヒットで一死一、三塁のチャンスを作るが、後続が断たれ先制ならず。日立の先発は三連投となる佐藤。初回裏、佐藤は先頭打者に死球を与え、一死二塁、二死三塁とピンチを背負うが、あと一本は許さず無得点で切り抜ける。

2回表、日立の攻撃は先頭の高瀬がライト前ヒットで出塁。唐牛の送りバントで一死二塁と先制のチャンスを作ると、続く服部の公式戦初安打は見事なライトオーバーのタイムリースリーベースとなり、高瀬が先制のホームイン! その裏、佐藤は3本のヒットを許し一死満塁のピンチを招くが、ここでもあと一本は許さず無失点。試合は1-0で中盤戦へ。

4回裏、佐藤は味方エラーと四球で二死一、二塁のピンチを招くと、次の打者に左中間へのツーベースを浴び逆転を許してしまう。1-2と1点を追いかける展開となった日立の攻撃は、5回、6回と四死球のランナーを出すものの後続が断たれ無得点。投げては先発佐藤と5回途中からリリーフした坂本(実)が、ランナーは出すも追加点は与えず、1-2のまま試合は最終回へ突入。

7回表、後の無くなった日立の攻撃は一死から清原が四球を選び出塁し、二死二塁と同点のチャンスを作るも、最後のバッター坂本(結)がセンターフライに倒れゲームセット。1-2の惜敗で2001年以来の決勝進出を逃すも今大会は3位で終了し、これで今シーズンの公式戦全日程を終了した。

今大会、若手を積極的に起用した采配での準決勝進出には価値があり、ここで得た経験や自信は必ず来シーズンに繋がるものと考える。リーグ戦での躍進と併せチームは着実に成長を遂げている。改めて、来シーズンこそ「真に強い日立の復活」に期待したい。


服部、公式戦初安打はタイムリー三塁打!


決勝進出は逃すも堂々の3位!

オーダー表

オーダー表

記録&記事:川村 可奈子,中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸