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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第9節

2020年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第9節
最下位脱出も1勝1敗!苦しい星勘定変わらず!!

 悪天候により10月17日の試合が順延となり、10月18日〜10月19日にかけて兵庫県尼崎市/ベイコム野球場にて第9節が行われた。10月18日は、同率8位で並ぶSGホールディングスとの対戦。先発の坂本が初回に先制されるも、炭谷のタイムリーと満塁ホームランで中盤に大きくリードを広げ、その後山口がダメ押しとなる追加点を挙げると、坂本は最終回にソロホームランを許しながらも完投勝利で2勝目を挙げた。翌日のシオノギ製薬戦は、新戦力のリケッツが初登板。清原の2ランで先制し、リケッツもさすがの好投で2-0のまま迎えた最終回、2本のホームランで同点に追いつかれてしまいタイブレーカーに突入。同点で迎えた9回に2点を勝ち越すも、その裏の相手打線を抑えきれず、まさかの逆転サヨナラ負けを喫した。チームは今節、最下位は脱出するも1勝1敗、通算成績は3勝6敗となり、同率8位と苦しい星勘定に変わりはなく、最終節も絶対に負けられない状況が続くこととなった。
 続く最終節(第10節)は、10/24日〜25日、山形県西置賜郡/白鷹町ソフトボール場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対SGホールディングス ギャラクシースターズ戦(10月18日 通算成績:3勝5敗)

炭谷、満塁弾含む5打点の大活躍! 山口、ダメ押しの2打点! 坂本、完投勝利で2勝目!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立 0 1 0 4 1 0 1 7
SGホールディングス 1 0 0 0 0 0 1 2
  • 【バッテリー】☆坂本(2勝1敗)−清原
  • 【本塁打】炭谷(4回:満塁)
  • 【二塁打】チーク(7回),山口(7回)

試合レポート

初日の試合が雨天順延となり、今節初戦は昨日の時点で同率最下位で並ぶSGホールディングスとの一戦。是が非でも勝利し最下位を脱出したいところ。日立の先発は、前節のトヨタ自動車戦でも好投を見せた坂本。初回表の日立の攻撃が三者凡退に終わると、初回裏には坂本が連続四死球から招いた二死二、三塁のピンチにライトへのタイムリーを許し、先制点を奪われてしまう。

2回表、1点を追いかける展開となった日立の攻撃は、四球で出塁したチークに早々に代走山本を送り込むと、山口の送りバントと相手バッテリーエラーで山本は三塁まで進塁。ここで、前節のトヨタ戦でリーグ戦初ヒットを記録した炭谷が、リーグ戦初打点となるタイムリーヒットを放ち同点に追いつく。

1-1のまま迎えた4回表の日立の攻撃は、先頭の山田が四球を選び出塁すると、続くチークの内野ゴロはフィルダースチョイスを誘い、無死一、二塁と勝ち越しのチャンスを掴む。清原が四球で出塁して一死満塁とすると、前の打席でリーグ戦初打点を挙げている炭谷が打席に入る。炭谷はややバットの先っぽながらも力で持って行くと、なんとセンターオーバーの満塁ホームラン! 炭谷はリーグ戦初ホームランをグランドスラムで飾り、チームはここで一挙4点を挙げ逆転に成功。

続く5回表には、一死からまたも山田が四球で出塁すると、チークのセンター前ヒットと相手バッテリーエラーで一死二、三塁とチャンスを拡げ、続く山口の犠牲フライで三塁ランナーの山田がホームイン。大量リードを貰った坂本は、2回から6回まで1安打5三振と全く危なげない投球で相手打線を抑え、試合は6-1と5点リードのまま最終回へ。

7回表、日立の攻撃は先頭のチークのライト戦への大きな当たりが二塁打となり、代走に唐牛を起用。バッテリーエラーで無死三塁とチャンスが拡がると、続く山口がセンターオーバーのタイムリー二塁打を放ち唐牛がホームイン。ダメ押しとも言える7点目を挙げた。7回裏、坂本は勝ちを焦ったのか、先頭打者に真ん中に入った投球を右中間へ運ばれるホームランで1点を許すと、一死後に連続ヒットで一死一、二塁のピンチを招くが、後続はキッチリ抑えゲームセット。坂本は6奪三振2失点の好投で、開幕戦以来の2勝目を完投勝利で飾り、チームも通算成績を3勝5敗として最下位グループを脱出した。


炭谷、リーグ戦初打点は同点タイムリー!


炭谷、リーグ戦初本塁打がグランドスラム!


山口、中押し、ダメ押しの2打点の活躍!


坂本、6奪三振の完投で2勝目を挙げる!

オーダー表&個人成績

個人成績

対シオノギ製薬 ポポンギャルズ戦(10月19日 通算成績:3勝6敗)

清原、先制2ラン!土壇場で追いつかれ、対ブレーカーの末、まさかのサヨナラ負け!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
日立 0 2 0 0 0 0 0 0 2 4
シオノギ製薬 0 0 0 0 0 0 2 0 3x 5
  • 【バッテリー】★リケッツ(1敗)−清原
  • 【本塁打】清原(2回:2号2ラン)

試合レポート

昨日の勝利で同率最下位を抜け出し、連勝して一つでも勝ち星を積み重ねたい日立の第9節2日目の相手は、10月17日から順延となった下位のシオノギ製薬戦。何としても勝利して突き放しておきたいところ。先攻の日立は、初回は三者凡退に抑えられるものの、2回表には死球で出塁した山口を塁に置き、続く清原がレフトへの豪快な今シーズン第2号のホームランを放ち幸先よく2点を先制。

日立の先発は今季新加入のリケッツが満を持しての初登板。注目の初回裏は、先頭打者に四球を与えてしまい出塁を許すも、低めを丁寧に突く投球で内野ゴロを打たせ、併殺打に打ち取るなど後続を抑え無失点。その後は単発でヒットを許すも、5回までに7奪三振とさすがのピッチングを見せる。

中盤以降、シオノギ打線はリケッツの前に内野安打1本に留まり、また日立も清原の本塁打含む3安打のみ。日立リードのまま2-0で迎えた最終回、今まで貫禄のピッチングを続けてきたリケッツが先頭打者の相手3番打者にライトへのホームランを許すと、一死から5番打者にもレフトへホームランを許し、なんと土壇場で同点に追いつかれてしまう。更に四球と進塁打で二死二塁となり一打サヨナラのピンチを背負うが、何とか後続を断ち2-2の同点のままタイブレーカーに突入。

8回表、無死二塁から先頭の那須の送りバントはポップフライとなるも、続く加福がレフト前ヒットで一死一、三塁とチャンスを拡げる。ここで加福が盗塁を試みるも失敗し、かろうじて二死三塁でのチャンスは残るも、あと一本が出ず無得点に終わる。8回裏、リケッツは1点も与えられない状況の中、無死二塁から送りバントを決められ、四球も与え一死一、三塁とピンチを拡げられるが、何とか後続をねじ伏せ無失点で切り抜ける。

9回表、無死二塁から先頭のチークが四球を選ぶと、清原の四球で一死満塁とチャンスが拡がり、ここで昨日満塁ホームランを放っている炭谷が打席に向かう。期待が掛かる中、ホームランとは成らなかったものの死球を受け押し出しとなり勝ち越しに成功すると、この日途中出場の奥田が一死満塁のチャンスに犠牲フライを打ち上げ、この回2点目を挙げる。

9回裏、2点のリードを貰ったリケッツだが、先頭打者にレフト前タイムリーを放たれ1点差に追いつかれる。打者走者は二塁でアウトになるも、ここから連続安打を許し一死一、三塁のピンチを迎える。次の打者のスクイズはホームで阻止したが、二死一、二塁の場面でツーストライクまで追い込みながら右中間へタイムリーヒットを許し、同点とされてしまう。更に、続く二死二、三塁のピンチに四球を与え満塁とすると、3回にヒットを許している相手1番打者にライト前タイムリーヒットを放たれ、三塁ランナーが生還しゲームセット。まさかの逆転サヨナラ負けでリケッツの初勝利はお預けとなり、チームは通算成績を3勝6敗、同率8位となった。

同率8位とは言え、最終節での勝敗次第で最下位となり2部降格の可能性も充分考えられることから、最終節は1部残留をかけ絶対に落とせない2試合となる。新型コロナウイルスにより大変な状況の中でも、一生懸命チームを応援し支えてくれている方々のために、最終節は全ての力を出し尽くして勝利し、皆に勇気と希望を与えて欲しい。


清原、今季第2号は豪快な先制2ラン!


延長9回、奥田の犠牲フライで追加点を挙げたが・・・

オーダー表&個人成績

個人成績

記録&記事:奥田透,中山 友紀子,徳田 政昭