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日立ソフトボール部

第73回国民体育大会 関東予選
第1代表として2年振りに全国大会出場決定!

 第73回国民体育大会の関東予選が、8月18日(土)〜20日(月)にかけて、茨城県常陸太田市/白羽スポーツ広場で開催された。日立単独チームの神奈川県は、一回戦でHonda単独チームの栃木県との対戦に辛くも勝利すると、その後は順当に勝ち進み、見事関東ブロック第1代表として全国大会出場への切符を手中に収めた。全国大会では、10度目の全国優勝に向けて頑張って欲しい。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

[試合結果]国体関東予選

一回戦 対 栃木県(8月18日)

相手チームのミスに乗じて挙げた得点を守りきり、まずは一回戦突破!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
神奈川県(日立) 0 0 0 1 0 1 0 2
栃木県 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】☆岡村−清原
  • 【二塁打】松岡(6回),清原(6回)
  • 【盗塁】那須(4回)

試合レポート

国体関東予選の初戦は、日本リーグ1部所属のHondaの単独チームである栃木県との対戦。

神奈川県(日立)は、初回の攻撃も2回表の攻撃も三者凡退が続き、攻撃の起点がなかなか作れない。試合が動いたのは4回表。四球で出塁した那須が盗塁を仕掛けると、相手捕手の二塁への悪送球を見逃さず何と本塁まで疾走!見事な判断と快走で先制点を奪う。

神奈川県の先発岡村は、速球を中心にテンポ良く相手バッターを打ち取っていく。しかし、神奈川県が先制点を挙げた直後の4回裏の攻撃では、岡村が先頭打者にライト線を破る三塁打を放たれた上に、続く打者に四球を与え無死一、三塁の大ピンチを招く。ワイルドピッチで無死二、三塁とすると、岡村は何とここから連続三振で二死まで追い込み、最後はフェンスまで届きそうな大飛球を田邉が何とか追いつき、かろうじてこのピンチを凌ぐ。

続く5回裏も神奈川県のピンチは続く。先頭打者を死球で出塁させると、続く打者の送りバントがフィルダースチョイスとなり無死一、二塁。一死二、三塁の場面で相手が仕掛けたエンドランを封じ二死三塁まで持ち込むと、最後は岡村が力強い投球で相手打者を空振り三振に仕留め、自ら火消しに務める。

6回表、松岡が右中間に放ったフライは風で流されたのか、相手野手がお見合いするラッキーなポテンヒットとなり一死二塁のチャンス!ここでようやく清原が右中間へ強烈なタイムリーツーベースを放ち、待望の追加点!!6回裏には栃木県に連続安打を放たれ一死一、二塁とされるも、ここもしっかり岡村が抑えて最終回を迎える。

最終回、松本がセーフティバントで出塁するも、代打倉本は空振り三振に倒れて後が続かず。7回裏は倉本がそのまま守備につき、三者凡退でゲームセット。得点全て相手のミスに乗じたものであったが、ひとまず準決勝戦に駒を進めた。

[撮影]大木 浩
清原、追加点を叩き出すナイスバッテイング

[撮影]大木 浩
岡村4安打完封勝利!

オーダー表

オーダー表

準決勝 対 埼玉県(8月18日)

先発全員安打!11安打5得点の猛攻で決勝進出!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
神奈川県(日立) 0 2 1 1 0 1 0 5
埼玉県 0 0 0 1 0 0 0 1
  • 【バッテリー】岡村(2回),小薗(1回),☆泉(花)−清原,鈴木,清原
  • 【二塁打】那須(2回),木村(2回),加福(3回)

試合レポート

準決勝戦は、日本リーグ1部で現在単独3位の戸田中央総合病院で構成される埼玉県との対戦。日本リーグ後半戦の対戦もにらみ、この試合はしっかり勝っておきたいところ。

神奈川県は2回表、先頭の那須がフェンス直撃のツーベースヒットを放つと、続く木村がこちらもセンターオーバーのタイムリーツーベースを放ち、難なく先制。その後、松本が送りバントで木村を三塁に進めると、田邉がレフトへの犠牲フライを放ち追加点を奪う。3回表にも、先頭打者の加福が左中間にツーベースヒットを放つと、林が送り松岡がエンドランを成功させ、理想的な形で得点を重ねていく。

この試合も先発投手は岡村。2回まで登板し、ヒットは1本許したものの三振3つと田邉の好守備で危なげなく役目を終える。3回からはバッテリーは小薗-鈴木に交代するが、4回裏には連続四球と悪送球により、自滅の形で1点を献上してしまう。ここでバッテリーは泉(花)-清原に交代。泉(花)は無死一、三塁の場面で、まずは相手打者を空振り三振に切って取り、続く打者も空振り三振とサードゴロに押さえる見事なリリーフ。

勢いに乗る神奈川県の打線は、4回表にルーキー加福がライト線を破るタイムリーを放ち更に追加点を挙げると、6回表にはレフト前ヒットで出塁した田邉を林が返して、この試合スタメン全員安打を果たす。またリリーフ登板となった泉(花)は6回7回も三者凡退に抑え、トータルで三振6つを奪う好投をみせ、チームは第1代表決勝戦に駒を進めた。

[撮影]大木 浩
木村、先制タイムリー2塁打

[撮影]大木 浩
加福、レフト線抜けるタイムリーヒット

[撮影]大木 浩
泉(花)の好投が光った

オーダー表

オーダー表

第1代表決定戦 対 東京都(8月19日)

木村、ソロホームラン!林もタイムリーを放ち、見事に第1代表の切符を手に入れた!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
東京都 0 0 0 1 0 0 0 1
神奈川県(日立) 0 1 0 0 1 0 x 2
  • 【バッテリー】☆岡村−清原
  • 【本塁打】木村(2回)
  • 【二塁打】林(5回)

試合レポート

第1代表の切符を賭けて、大学生で構成される東京都と対決。この試合も先発出場となった岡村は、相手バッターに球を捕らえられながらも、松本、田邉が好守備を見せて初回を三者凡退に抑える。

1回裏の攻撃は、先頭の林が初球を叩きライト前ヒットで出塁し、二塁まで進めるも後続倒れ得点には繋がらず。しかし2回裏には木村がセンターオーバーのソロホームランを放ち、3試合連続で先制する幸先の良い展開に。

先発の岡村は好投を重ねていたが、4回表にピッチャー強襲ヒットで出塁させたランナーを、内野陣が送りバントを悪送球したことで無死一、三塁の状況に陥り、ライトへの犠牲フライで同点に追いつかれてしまう。

追加点を奪いたい打線は昨日の勢いはどこへやら、ほぼ沈黙状態が続くが、5回裏に内野安打で出塁した加福が、林が右中間へのツーベースを放ったと同時にホーム目指して疾走すると、キャッチャーのタッチをかいくぐって見事にホームイン!!貴重な追加点をルーキー加福が自慢の俊足で奪い取る。

岡村は最終回、先頭打者に右中間にツーベースヒットを放たれ一打同点のピンチを招くも、その後は貫禄の投球でしっかり押さえゲームセット。昨日とは異なり、薄氷を踏むような試合展開ではあったが、これで国体には関東ブロック第一代表として出場することが決定した。

[撮影]大木 浩
木村、先制ソロアーチ

[撮影]大木 浩
岡村、最小失点で完投

オーダー表

オーダー表

記録&記事:中山 友紀子,奥田 透