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日立ソフトボール部

第73回国民体育大会 全国大会(福井しあわせ元気国体)
準々決勝戦、惜しくも敗退

 第73回国民体育大会全国大会(福井しあわせ元気国体)が10月1日(月)〜10月2日(火)にかけて、福井県吉田郡永平寺町/松岡総合運動公園 you meパークで行われた。日本列島を襲った台風の影響で試合日程が2日間に短縮され、準決勝戦を勝利した2チームが優勝ということになった今大会、2年振りの出場となった日立単独チームの神奈川県は、10度目の優勝を目指し準々決勝から登場。岡山県を相手に2点リードの展開で進んだ中盤、同点に追いつかれた後は一進一退の攻防でタイブレーカーに突入するも敗退を喫し、神奈川県の10度目の優勝は今回も見送りとなった。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

[試合結果]国体(全国大会)

準々決勝 対 岡山県(10月2日)

肝心なところで打線が繋がらず、2点リードも守りきれず敗退を喫する

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8
神奈川県(日立) 0 0 2 0 0 1 0 0 3
岡山県(環太平洋大) 0 0 0 0 2 0 1 1x 4
  • 【バッテリー】泉(花)(5回),★岡村(2回1/3)−清原,鈴木
  • 【本塁打】田邊(6回)

試合レポート

 関東ブロック第1代表として準々決勝からの出場となった日立単独チームの神奈川県は、1回戦で日本リーグ1部のSGホールディングスで構成される京都府を破った岡山県(環太平洋大学)との対戦。10回目の優勝を目指す神奈川県は、先発の泉(花)が2回裏にフォアボールをひとつ出したのみで、あとは4回裏まで相手打線を丁寧に抑えるピッチングを見せる。

 ここ最近まるで元気のない打線は、いざ得点チャンスとなると後続が倒れるパターンは国体でも変わらない。初回は清原が、2回表には木村、林がヒットで出塁し、いずれの回も絶好のチャンスメイクを果たしてはいるのだが、その後の「1本」が出てこない。3回表にはようやく木村が二死一、二塁から目の覚めるような強烈なライト前タイムリーを放ち先制すると、続く田邊のショートフライを相手野手が落球したことで追加点を奪い、ひとまず2点リードの展開に持ち込む。

 この2点を守りきりたい神奈川県だが、5回裏の先頭打者にこの日初ヒットを許すと、続く打者にはストレートのフォアボールで同点のランナーを出してしまう。一死二、三塁でスクイズを仕掛けられ得点を許すと、次打者の放ったレフト前タイムリーであっさり追いつかれる展開に。

 6回表には田邊が左中間オーバーのソロホームランを放ち反撃の機運を挙げ、続く林はレフト前ヒット、加福も内野安打と盗塁で更なる追加点のチャンスを生み出すが、最近は1番に定着した松本が空振り三振で岡山県を攻めきれない。7回表には松岡が粘ってセンター前ヒットで出塁、その後四死球で一死満塁とするも、前の打席でソロホームランを放った田邊が空振り三振、二死満塁から林はキャッチャーフライで、この大チャンスを自ら手放してしまう。

 神奈川県のピッチャーは6回裏から岡村に交代。立ち上がりこそフォアボールを出すも、その後は力で相手打線をねじ伏せていく。最終回もこのまま抑えるかと思われたが、連続安打で二死二、三塁とされると、セカンドの深いところに内野安打を放たれ同点のランナーがホームインし、なんとタイブレーカーに突入。

 8回表の神奈川県の攻撃は、一死三塁から仕掛けたスクイズが失敗し万事休す。その裏、故意四球と内野安打でノーアウト満塁の場面にセンターへの犠牲フライを放たれあっさりサヨナラ負け。チャンスに攻めきれない危機的状況が国体でも露呈する結果となってしまった。

[撮影]大木 浩
木村、先制タイムリー

[撮影]大木 浩
田邊のソロホームランで再び勝ち越すが・・・

オーダー表

オーダー表

記録&記事:中山 友紀子,奥田 透