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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第9節

2018年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第9節
1勝1敗で単独9位のまま!決勝トーナメント進出の可能性断たれる!

10月13日〜14日にかけて、兵庫県豊岡市/県立但馬ドームで第9節が行われた。地元保土ヶ谷三連戦を2勝1敗と勝ち越し、残り4試合の結果によっては僅かながら決勝トーナメント進出の可能性が残る中、絶対に落とせない試合が続く。初日のトヨタ自動車戦は松畑、木村の連続ホームランで3点を先制、その後逆転を許し6点差となった最終回には脅威の粘りで一挙7点をもぎ取るが、リードを守り切れずサヨナラ負け。この試合、前人未到のリーグ通算400本安打の偉業を達成した山田に花を添えることは出来なかった。翌日のシオノギ製薬戦は、他チームの試合結果から決勝トーナメント進出が断たれてしまった状況で臨むこととなったが、前日の勢いそのままに、山田がリーグ通算50本目となる二塁打で先制すると清原の二打席連続2ランホームランで挙げたリードを泉(花)の好投で守りきり、勝利を収めた。この結果、今節は1勝1敗で通算成績8勝12敗とし、決勝トーナメント進出の可能性は断たれたものの、次節は連勝で今シーズンを締めくくってもらいたい。
 最終節となる第10節は、10月20日〜21日、香川県丸亀市/丸亀市民球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対トヨタ自動車 レッドテリアーズ戦(10月13日 通算成績:7勝12敗)

松畑、木村連続弾で先制!山田、前人未到400本安打達成!7回6点差を大逆転するも、投手陣が踏ん張りきれず11失点でサヨナラ負け!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
日立 0 3 0 0 0 0 7 10
トヨタ自動車 0 0 6 0 3 0 2x 11
  • 【バッテリー】岡村(2回1/3),泉(礼),泉(花)(2回2/3),★岡村(1回2/3:5勝6敗)−清原
  • 【本塁打】松畑(2回:2ラン),木村3号(2回)
  • 【二塁打】林(7回)

試合レポート

第9節初戦の相手は、既に決勝トーナメント進出を決めているトヨタ自動車との一戦。僅かながら決勝トーナメント進出の可能性が残っていることもあり、前節地元3連戦を勝ち越した勢いそのままに勝利して上位浮上に望みを繋げたいところ。その想いがプレーに表れたか、2回表に先頭の清原がセンター前ヒットで出塁すると代走山口を田邊がキッチリ送り、一死二塁の先制のチャンスで松畑がライトオーバーの2ランホームラン!続く木村も、右中間へ文句なしの今季3号となるソロホームラン!! 王者相手に幸先の良いスタートを切る。

日立の先発岡村は、ヒットや四球で何度かピンチを招くも無失点で切り抜ける。しかし3回裏には連続ヒットで1点を返されると、四球と盗塁で一死二、三塁となったところでレフト前へタイムリーを許し、2点目を奪われてしまう。なおも一死一、三塁のピンチでピッチャー泉(礼)に交代するが、四球を与え一死満塁とピンチを拡げると、次の打者にライトオーバーの2点タイムリーを放たれ逆転を許してしまう。ここで早くもピッチャーは泉(花)に交代するも、一死二、三塁からレフト前に運ばれ5点目を奪われ、何とワイルドピッチで6点目を献上。次の打者へ四球を与え一死一、二塁とピンチが続くが、セカンドへの併殺打でようやくこの回を切り抜ける。

流れを取り戻せないまま迎えた5回裏には、泉(花)が連続四球とライト前ヒットで無死満塁のピンチを招くと、一死からレフト前タイムリーを許し追加点を奪われる。なおも満塁のピンチにレフト前への2点タイムリーを放たれ、なんと6点ビハインドと大差をつけられてしまう。

6回表、日立の攻撃は先頭の山田が前人未到の日本リーグ通算400本安打となるセンター前ヒットで出塁。このヒットを反撃の糸口にしたかったが、清原のセンター前ヒットと松畑の四球で二死満塁まで持ち込むものの、あと1本が出ず無得点に終わる。その裏から、日立のピッチャーは岡村がリエントリーで再登板。岡村は相手打線を三者凡退に抑え、3-9のまま最終回へ突入。

ここで誰もが驚く大逆転劇が始まる。7回表の日立の攻撃は、まず先頭の林が右中間を破る二塁打で出塁。松本のレフト前ヒットと松岡の死球で無死満塁とチャンスを拡げると、一死後に那須が押し出しの四球を選び1点を返す。なおも一死満塁のチャンスに、清原のショートへのタイムリー内野安打で2点目を奪うと、田邊のセンター前タイムリーと続く松畑のセンターへの犠牲フライで更に2点を追加! 木村は四球で二死満塁とすると、逆転のランナーとして代走に加福を起用。次の打者の林が粘って四球を選び追加点を奪うと、最後は松本のセンター前2点タイムリーが飛び出し、この回なんと大量7点を奪い大逆転に成功!

しかし、王者トヨタを相手に1点リードを守りきれない。最終回、岡村は一死からセンター前ヒットを許し、二死二塁からセンター前に運ばれ同点に追いつかれてしまう。さらに次打者に右中間を破られると、セカンドランナーが一気にホームインしサヨナラ負けを喫した。最終回に一度は大逆転するも、最後に再逆転を許し金星とはならず。チームは通算成績を7勝12敗とし、今シーズンの負け越しが決定し決勝トーナメント進出への道は絶望的となった。

[撮影]大木 浩
松畑、先制ツーランホームラン!!

[撮影]大木 浩
木村、松畑に続く二者連続ホームラン!!

[撮影]川村 可奈子
山田、通算400本安打!前人未到の偉業達成!!

[撮影]川村 可奈子
松本、最終回二死からの逆転2点タイムリー!!

オーダー表&個人成績

個人成績

対シオノギ製薬 ポポンギャルズ戦(10月14日 通算成績:8勝12敗)

山田、先制の日本リーグ通算50二塁打!清原、2打席連続2ラン!泉(花)ロングリリーフ好投で勝利!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
シオノギ製薬 0 3 0 0 0 0 0 3
日立 3 0 2 0 0 0 x 5
  • 【バッテリー】小薗(1回2/3),岡村(1回1/3),☆泉(花)(4回:1勝2敗)−鈴木,清原
  • 【本塁打】清原1号,2号(1回:2ラン,3回:2ラン)
  • 【二塁打】山田(1回)

試合レポート

他チームの試合結果により、決勝トーナメント出場の可能性が断たれてしまった日立の第9節2日目の対戦相手は、勝ち星の差ふたつで上位に付けるシオノギ製薬。是が非でも勝利し、少しでも上位へ食い込んで行きたいところ。日立の先発小薗は、先頭打者にセンター前ヒットを許し、送りバントと四死球で二死満塁といきなりの大ピンチを招く。次の打者もノーストライクスリーボールと制球に苦しむが、最後は見逃し三振に抑えなんとか無失点で切り抜ける。

その裏、日立の攻撃は先頭の松本がセカンド強襲のライト前ヒットで出塁すると、松岡の送りバントで一死二塁の先制のチャンスに、昨日は日本リーグ通算400本安打を達成した山田がレフトオーバーのエンタイトルツーベースを放ち先制!なんとこの二塁打は日本リーグ通算50本目(単独1位)となるメモリアルヒット! 昨日に引き続き偉業を達成した山田を祝福するかのように、この日指名打者でスタメン出場の清原が左中間へのツーランホームランを放ち2点を追加! 幸先良く初回に3点をリードする展開に。

しかし、昨日に引続きリードを守りきれない。2回表、小薗は先頭打者にライト前ヒットを許し、送りバントと内野ゴロで二死三塁とされるとレフト前にタイムリーを放たれ1点を献上。その後四死球で二死満塁の場面で、セカンドランナーと交錯したのかなんとショートゴロを後逸し二者がホームイン。あっさりと同点に追いつかれてしまう。ここでバッテリーが岡村―清原に交代となったが、岡村が代わり端に死球を与えてしまい二死満塁のピンチ。何とか後続を打ち取りピンチを凌ぐが、全体的にピリッとしない試合展開に。

ここで気を吐いたのが清原。3回裏に先頭の山田がセンター前ヒットで出塁すると、清原が停滞する雰囲気を払拭するような二打席連続となるレフトオーバーの2ランホームランを放ち、勝ち越しに成功! このリードを守るべく、4回表に無死一、二塁の場面でマウンドに泉(花)を投入。ここで何と2三振と内野フライに抑え無失点で切り抜ける見事な立ち回り。その後、6回表には二死満塁のピンチを背負うも、無失点で切り抜けるピッチングを見せる。

4回裏、清原が奪ったリードを広げたい日立の攻撃は、一死から林が死球で出塁。続く松本のライト前ヒットで一死一、二塁とすると、二死から山田の内野安打で二死満塁とチャンスを拡げるが、後1本が出ず追加点ならず。その後も打線の勢いは失速し、追加点を奪えないまま2点リードで最終回へ突入。

7回表、泉(花)は危なげなくキッチリ三者凡退に抑えゲームセット。泉(花)は4回からのロングリリーフの好投で今期初勝利を挙げた。この結果、チームは通算成績を8勝12敗とし、決勝トーナメント進出の可能性は断たれてはいるものの、次節は連勝し1つでも順位を上げ来シーズンへ繋げたい。

[撮影]川村 可奈子
山田、日本リーグ通算50二塁打で先制点!!

[撮影]川村 可奈子
清原、2打席連続2ラン4打点で試合を決める!!

[撮影]大木 浩
泉(花)4回ロングリリーフ好投で今期初勝利!!

オーダー表&個人成績

個人成績

記録&記事:中山 友紀子,徳田 政昭,古園 敏幸,奥田 透