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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第8節

2018年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第8節
地元3連戦、2勝1敗と勝ち越すも厳しい状況が続く

 10月6日〜7日にかけて、地元神奈川県横浜市/サーティーフォー保土ヶ谷球場で第8節が行われた。地元大会とあって、両日とも大応援団の声援に見守られての試合。初戦の豊田自動織機戦は、初回の2失点に最後まで追いつくことが出来ず完封負けを喫した。翌日のHonda戦は1-1でタイブレークに突入し、迎えた8回裏に松畑のサヨナラ打で勝利し連敗をストップすると、ダブルヘッダー2試合目の戸田中央総合病院戦では、3回に田邊の走者一掃の三塁打などで一挙5点を挙げ、追い上げられるも6-4で逃げ切り勝利した。2連勝も通算成績は7勝11敗と大きく負け越しており、依然として厳しい状況に変わりはなく、残り4試合は負けられない一戦が続く。
 第9節は10月14日〜15日、兵庫県豊岡市/県立但馬ドームで行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 豊田自動織機 シャイニングベガ戦(10月7日 通算成績:5勝11敗)

初回2失点、小薗、泉(花)の好リリーフも打線援護なく5連敗!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
豊田自動織機 2 0 0 0 0 0 0 2
日立 0 0 0 0 0 0 0 0
  • 【バッテリー】★岡村(1/3回:4勝5敗),泉(花)(4回),小薗(2回2/3)−清原,鈴木
  • 【二塁打】清原(4回)

試合レポート

2節連続の連敗で窮地に追い込まれ、もう一戦も落とせない第8節初戦の相手は前節では勝利している豊田自動織機戦。是が非でも勝利し、地元大会三連勝を狙いたいところ。日立の先発は、今期4勝もここ数試合勝星のないエース岡村。初回表、岡村は一死からライト前ヒットを許し、続く3番打者に右中間へのホームランを浴び2点を先取される。更に四球と内野安打で一死一、二塁とピンチを迎えたところでピッチャー泉(花)へ交代。泉(花)は二死後、ライト前にヒットを許すも、松本のバックホームで二塁ランナーは本塁タッチアウト。この回、2点で切り抜ける。その裏、2点をリードされ早く同点に追いつきたい日立の攻撃は、一死から松岡が内野安打で出塁し、バッターは久々出場の山田。山田は、勝負を避けられた形の四球で出塁。続く那須のライト前ヒットで満塁とチャンスを拡げるも、あと1本が出ず無得点に終わる。

2回表、泉(花)は先頭打者にセンター前ヒットを許すも清原の強肩で盗塁を阻止する等、三人で仕留め無失点。その裏の日立の攻撃は、三者凡退で0-2と2点ビハインドで試合は中盤戦へ。

3回表、泉(花)は相手打線をキッチリ三者凡退に抑える。その裏、日立の攻撃は二死から山田がライト線へのヒットで出塁するも、後続が断たれ無得点。

4回表、泉(花)は二死からヒットと四球で二死一、二塁のピンチを背負うも後続を抑え無失点。その裏、日立の攻撃は二死から清原がセンターへの二塁打で出塁するも、後1本がでず無得点に終わる。

5回表、泉(花)は二つの四球で一死一、二塁のピンチを招き、ここでバッテリーは小薗ー鈴木に交代。小薗はこのピンチを次の打者を外野フライに抑え、相手走者の離塁アウトもあり、このピンチを切り抜ける。その裏、日立の三者凡退に抑えられ2点ビハインドのまま試合は後半戦へ。

6回表、小薗は一死からセンター前ヒットでランナーを許すも、鈴木が盗塁を阻止し二死とする。次の打者にセカンドのエラーとレフト前ヒットで二死一、二塁のピンチを背負うが、後続を断ち無得点に抑え味方の反撃を待つ。その裏、何とか得点したい日立の攻撃は、一死から那須が四球を選び出塁するも後続断たれ得点ならず。2点差のまま最終回へ

7回表、小薗は二死から内野エラーでランナーを背負うも、後続を抑え味方の反撃に望みを繋ぐ。最終回の日立の攻撃は、先頭の清原が相手野手エラーで出塁。木村の内野ゴロでランナーが入れ替わり、代走に山口を起用。ここで代打数馬を起用するが、内野ゴロに抑えられ二死一塁。次の松本もライトフライに倒れゲームセット。最後まで初回の2点に追いつくことが出来ず、大事な地元三連戦の初戦を落とし、後半戦5連敗。通算成績を5勝11敗と大きく負け越す形で、ますます厳しい星勘定となった。

[撮影]川村 可奈子
泉(花)、好リリーフで試合を作る!

[撮影]川村 可奈子
小薗、無失点の好投で望みを繋ぐが…!

オーダー表&個人成績

個人成績

対 Honda Reverta戦(10月7日 通算成績:6勝11敗)

タイブレークの末、松畑のサヨナラ打で連敗脱出!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8
Honda 0 0 0 1 0 0 0 0 1
日立 0 0 0 0 1 0 0 1x 2
  • 【バッテリー】岡村(5回1/3),☆小薗(2回2/3:2勝4敗)−清原,鈴木
  • 【二塁打】林(5回)
  • 【盗塁】田邊(2回)

試合レポート

もう1つも落とせない試合が続くなかでの5連敗で、正に絶体絶命のチーム状況。第8節2日目の初戦の相手は、昨日まで同率9位のHonda戦。是が非でも勝利し連敗を脱出したいところ。日立の先発は、昨日の敗戦で5敗目を喫した岡村。リベンジを果したいところ。初回表、岡村は先頭打者を死球で出塁させ、一死後、バッテリーのエラーで二塁に進塁を許すも後続を抑え無失点で切り抜ける。その裏、日立の攻撃は先頭の松本が四球を選び出塁すると、松岡のエンドランで松本は二塁に進み先制のチャンスを作るもクリーンナップが連続三振に抑えられ先制ならず。

2回表、岡村は先頭打者にライト線へのヒットを許し、内野ゴロの間にランナーは二塁に進塁、一死二塁のピンチとなるが、後続を打ち取り無失点。その裏の日立の攻撃は、先頭の清原がレフト前ヒットで出塁し代走に山口を起用するも、田邊のエンドランは三塁ゴロとなりランナーが入れ替わる。その後、田邊の盗塁で二死二塁と先制のチャンスを掴むが、後続が倒れこの回も先制ならず。

4回表、岡村は一死からレフト線への二塁打を許すと、ライト前ヒットと四球で一死満塁の大ピンチを招く。次の打者の打球はファースト木村のグラブを弾き、セカンドゴロとなった間に三塁ランナーがホームイン。なおも二死一、三塁のピンチが続くが、後続を抑え何とか最少失点で切り抜ける。その裏、追いつきたい日立の攻撃は一死から清原が死球で出塁。続く田邊のセンター前ヒットで一死一、二塁の同点のチャンスを作るも、後1本が出ず同点ならず。

5回表、岡村は三者凡退に抑え追加点を与えない。その裏、日立の攻撃は先頭の林がレフト線の二塁打で出塁し、無死二塁の同点のチャンスを作る。代走に加福を起用し、松岡の死球で一死一、三塁とチャンスを拡げたところで、山田のセンター前タイムリーで加福がホームイン! 更に一死一、二塁のチャンスが続くが、後続断たれてこの回は同点止まり。

6回表の一死後からは小薗−鈴木のバッテリーが登場。二者を簡単に打ち取ると、続く7回表もキッチリ三者凡退に抑え最終回の攻撃に期待を寄せる。最終回の日立の攻撃は、先頭の林が四球を選び出塁。松岡のバントヒットで一死一、二塁と一打サヨナラのチャンスを掴むが、またもここで後1本が出ずに1-1のままタイブレーカーに突入。

8回表、小薗は無死二塁からの相手の攻撃をキッチリ三者凡退に抑え無得点で良い流れを作ると、その裏の日立の攻撃は先頭の清原が故意四球で無死一、二塁となったところで、田邊の内野ゴロで二塁ランナーの那須を進塁させるも、ゲッツーを取られ万事休す。しかし、ここで松畑が放ったレフトへの大きな当たりは、ワンバウンドでフェンスを越えるサヨナラタイムリー!! 苦しみながらも地元で劇的勝利を収めた。後半戦初の久々の勝利で、チームは連敗を5でストップ。通算算成績を6勝11敗とした。

[撮影]川村 可奈子
5回裏、山田、貫録の同点打!

[撮影]濱本 静代
小薗、好リリーフ無失点で2勝目!

[撮影]川村 可奈子
松畑サヨナラタイムリーで連敗ストップ!

オーダー表&個人成績

個人成績

対 戸田中央総合病院 Medics戦(10月7日 通算成績:7勝11敗)

田邊、走者一掃の三塁打!地元の大声援受け連勝を飾る!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
戸田中央総合病院 0 0 0 0 0 3 1 4
日立 0 0 5 0 0 1 x 6
  • 【バッテリー】泉(花)(3回),☆岡村(2回2/3:5勝5敗),小薗(1回1/3)−清原,鈴木,清原
  • 【三塁打】田邊(3回)

試合レポート

サヨナラという良い形で連敗を5でストップし息を吹き返したチームの勢いをそのままに、連勝を飾って地元大会での勝ち越しを決めたいところ。本日、二試合目の相手は、前半戦に大逆転負けを喫している上位の戸田中央総合病院との一戦。前半戦の借りを返すべく先発を託されたのは泉(花)。初回表、二死からレフト前ヒットでランナーを許すも、後続を抑え無失点の上々の立ち上がりを見せる。その後も3回表まで何度かランナーを背負うも、粘りのピッチングで得点を与えない。

日立の攻撃は、初回に山田の四球と那須がレフト前ヒットで二死一、二塁の先制のチャンスメイク。2回表にも二死から木村がライト線へのヒットを放ち、林のセンター前ヒットで二死一、二塁とするも、やはり決定打が出ずこちらも得点を奪えない。

しかし、地元の大声援を受けた選手たちは3回表に怒涛の攻撃を見せる。先頭の松岡のショートへの当たりが相手野手のエラーを誘い出塁すると、続く山田は四球を選び、清原のライト前ヒットで一死満塁のチャンスにキャプテン田邊が走者一掃となる右中間への三塁打で、一挙3点を先制!なおも一死三塁のチャンスに、松畑のセカンド強襲ヒットで田邊がホームイン。更に木村、林の連続レフト前ヒットで一死満塁と再度チャンスを広げると、二死から二順目の登場となった松岡が死球を受け、押し出しで5点目を奪う。

4回表、ピッチャーはここまで好投の泉(花)から岡村に交代。岡村は守備にも助けられ5回表までキッチリに抑えるが、6回表には右中間への二塁打と内野安打で一死一、三塁とすると、次打者のショートゴロ併殺崩れの間に三塁ランナーがホームイン。最小失点で何とか切り抜けたいところだったが、さらにレフト前、ライト前と2連打され、二死満塁とピンチが拡がったところでセンター前2点タイムリーを許し、5-3と2点差に詰め寄られる。なおも二死一、三塁のピンチでバッテリーを小薗ー鈴木に交代。小薗は、後続をサードゴロに仕留めピンチを切り抜ける。

前半戦で大逆転負けを喫していることもあり、追加点が欲しい日立はリーグ戦初打席となる関口を起用するなど相手ピッチャーを攻め立てるも、本調子ではない打線は思うように繋がらない。6回裏には先頭の山田がピッチャー強襲ヒットで出塁すると、那須のセンター前ヒット、鈴木の左中間へのヒットと、三連打で無死満塁の大チャンスを生み出すが、一死から松畑が押し出しの四球を選びようやく1点奪ったのみ。3点差で最終回へ突入。

7回表、小薗は先頭打者にセンター前ヒットを許し、一死後に味方内野エラーで一死一、二塁の場面でレフトへのタイムリーヒットを放たれ4点目を献上するも、最後のバッターをサードゴロに抑え何とか勝利を手にした。この結果、地元3連戦を勝ち越し通算成績を7勝11敗とした。2連勝も大きく負け越しの厳しい状況に変わりなく、負けられない一戦が続く。

[撮影]川村 可奈子
先発、泉(花)、3回無失点の好投!

[撮影]濱本 静代
田邊、走者一掃となる右中間への三塁打!!

[撮影]濱本 静代
スタンドも「この木なんの木」大合唱で祝福!!

オーダー表&個人成績

個人成績

記録&記事:長澤 大志,中山 友紀子,古園 敏幸,徳田 政昭,奥田 透