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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第10節

2018年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第10節
最終節1勝1敗、リーグ戦9位でシーズン終了!

 10月20日〜21日に香川県丸亀市/レクザム ボールパーク丸亀(丸亀市民球場)にて、第10節が行われた。初日の太陽誘電戦は那須の先制タイムリーと今シーズン初本塁打で得点するも2-4で敗戦。2日目の伊予銀行戦は、清原の先制タイムリーツーベースと田邊の3号2ランで3点を先制するも、土壇場の7回に追いつかれタイブレークに突入。10回表に1点リードを許すも、その裏に木村の今季第4号となるサヨナラ逆転ツーランが飛び出し、最終戦を劇的な幕切れで勝利した。この結果、通算成績9勝13敗、リーグ戦9位でシーズンを終了した。最終戦で勝利は収めたものの、今シーズンを象徴するような終始不安定な試合運びであり、来シーズンは強い日立の復活!本来の堂々とした試合展開での勝利に期待したい。

 今シーズンも多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

チーム戦績(第10節終了時点)

[チーム戦績]第10節終了時点

対 太陽誘電 ソルフィーユ戦(10月20日 通算成績:8勝13敗)

那須の先制タイムリーと今季初本塁打が飛び出すも、逆転を許し敗戦!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
太陽誘電 0 0 2 0 2 0 0 4
日立 1 0 0 1 0 0 0 2
  • 【バッテリー】泉(花)(3回),★岡村(1回2/3:6勝7敗),泉(花)(1回1/3),泉(礼)(1回)−清原
  • 【本塁打】那須1号(4回)

試合レポート

残り2試合を連勝し1つでも上の順位を狙いたい日立の第10節1日目の対戦相手は、現在決勝トーナメント出場圏内の4位につけ、こちらも絶対に負けられない太陽誘電との一戦。厳しい展開が予想されるが、是が非でも勝利し少しでも上位へ食い込んで行きたいところ。

日立の先発は前節の好リリーフで、今シーズン初勝利を挙げた泉(花)。初回表、泉(花)は危なげなく三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せる。その裏、先制点の欲しい日立の攻撃は四球で出塁した山田を松岡が送り、4番の那須がセンター前タイムリーを放ち先制点を奪うという幸先良い展開に。

泉(花)は2回表には相手打線を三者凡退に抑えたものの、3回表には2本の内野安打と四球で二死満塁のピンチを招き、次の打者には四球の後の初球を狙われレフト前タイムリーを許し、2点を献上。あっさり逆転を許してしまう。ベンチはすぐさま4回表からピッチャーを岡村に交代。岡村は一死から四球でランナーを出すも、後続を断ち無失点で抑える。

1点ビハインドの展開となった日立の攻撃は、3回表に先頭の林がセンター前ヒットで出塁するも、後続が断たれ無得点。しかし、4回表に那須が放った大きな打球はセンターオーバーのソロホームラン!4番那須からようやく今シーズン初本塁打が飛び出し、何とか同点に追いつく。

この勢いに乗りたいところだが、この試合も投手陣が踏ん張れない。5回表に岡村が一死から四球でランナーを出すと、二死後に左中間への二塁打を浴び一塁ランナーが一挙にホームイン。なおも四球を与え、二死一、二塁とされたところで泉(花)がリエントリで再登板するも、代わり端にセンターへのタイムリーを放たれこの回2点差をつけられてしまう。この流れを打撃陣も払拭出来ず、5回裏の日立の攻撃はあっさりと三者凡退に終わり、6回裏には一死から松岡がセーフティバントを決めて出塁するも、得点には結びつかず2点ビハインドのまま最終回へ。

7回表、ピッチャーは泉(礼)に交代。地元の声援が力になったか、泉(礼)はキッチリと三者凡退に抑え最終回の攻撃に望みを繋ぐ。前節のトヨタ自動車戦のように最終回に怒涛の反撃を見せてくれることを期待したが、あっさりと三者凡退でゲームセット。チームは通算成績を8勝13敗とした。

[撮影]大木 浩
地元の泉(花)、先発&リエントリー後、姉へ!

[撮影]濱本 静代
那須、ようやく飛び出した今季初本塁打を皆で祝福!

[撮影]濱本 静代
地元の泉(礼)、最終回を三者凡退でピシャリ!

オーダー表&個人成績

個人成績

対 伊予銀行 VERTZ戦(10月21日 通算成績:9勝13敗)

タイブレーカー延長10回、木村の逆転サヨナラ2ランで劇的勝利!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
伊予銀行 0 0 0 0 0 1 2 0 0 1 4
日立 0 0 0 0 3 0 0 0 0 2x 5
  • 【バッテリー】岡村(5回1/3),小薗(1回2/3),☆泉(花)(3回:2勝2敗)−清原,鈴木,清原
  • 【本塁打】田邊3号(5回:2ラン),木村4号(10回:2ラン)
  • 【二塁打】清原(5回)
  • 【盗塁】加福(5回)

試合レポート

昨日の敗戦と他チームの試合結果から今シーズンの順位は確定したものの、最終試合を勝利で飾って来シーズンに繋げたい日立の第10節2日目の対戦相手は、二部降格のかかる負けられない伊予銀行戦。

日立の先発は岡村。制球定まらぬ岡村は、初回表にいきなり四死球で二死一、二塁のピンチを招くが、二塁ランナーが飛び出したところを清原の牽制球でタッチアウト!3回表にも四球で出したランナーをワイルドピッチで進塁させ、更に四球を与え二死一、二塁のピンチを招くが、次打者の強烈な三塁ライナーを林ががっちりキャッチ! 守備に助けられたことでリズムを取り戻したか、4回表、5回表は本来の力を見せて三者凡退に抑える。

早めに点を奪い最終試合を余裕の展開で進めたいところだが、この試合も打線に勢いが見られない。4回裏には連続四球で生じたチャンスに、代打に送りこんだ山田も当然勝負を避ける形で四球を与えられ、二死満塁の絶好機が訪れるが、代打数馬が浅いレフトフライに倒れるもどかしい展開に。

5回裏、先頭の松本がこの日3本目となるヒットをレフト前に運ぶと、これまで二度の得点圏で凡退していた清原がライトオーバーのタイムリー二塁打で松本がホームインし、ようやく先制点を奪う。なおも一死二塁の追加点のチャンスに、二死から田邊がレフトオーバーの今季第3号が飛び出し2点を追加! 3点リードで後半戦へ。

このリードを守りきりたいところだが、6回表に岡村が先頭打者へセンターフェンス直撃の二塁打を許し無死二塁のピンチを背負うと、一死後に小薗ー鈴木バッテリーに交代。ここで小薗は四球とヒットで一死満塁とピンチを拡げると、次打者の内野ゴロの間に三塁ランナーが生還。続く7回表には二死からライト前ヒットと内野エラー、そして四球で二死満塁とすると、次打者が放ったレフトオーバーのタイムリーでまさかの同点に。逆転のランナーもホームを狙うが、ここは田邊の好返球で本塁タッチアウト。何とか同点で食い止める。

サヨナラ勝ちを収めたい日立の攻撃は、先頭の松岡がセーフティバントで出塁すると、清原がセンター前ヒットで続いて無死一、二塁のチャンスメイク。二死からも松畑がライト前ヒットで二死満塁とサヨナラのチャンスを更に拡げるも、やはりここで試合を決める一本が出ない。試合は3-3の同点でタイブレークに突入。

8回表、バッテリーは泉(花)ー清原に交代。センターフライでタッチアップを試みた二塁走者を加福の好返球でアウトとし、続く打者も三塁ファールフライで無失点に抑えたが、その裏の日立の攻撃も一死二、三塁のサヨナラのチャンスに無失点に抑えられてしまう。

9回も両チーム無得点で終わり、迎えた10回表。先頭打者に左中間への二塁打を放たれ無死二、三塁の大ピンチ。エンドラン失敗で飛び出した三塁ランナーを清原の牽制球でアウトにするなど何とか二死二塁まで持ち込むも、3番バッターにレフト前にタイムリーを放たれとうとう勝ち越しを許してしまう。

1点を追いかける形となった日立の10回裏の攻撃は、一死三塁と一打サヨナラのチャンスにこの日4打席凡退している木村。ここで木村の放った打球は、ライトに高々と舞い上がる滞空時間の長い起死回生の劇的な逆転サヨナラ2ランホームラン!! 今シーズンを象徴するかのような終始不安定な試合運びではあったが、最後は勝利を収めた。

この結果、チームは通算成績を9勝13敗とし、リーグ戦単独9位と過去最低順位でシーズンを終えることとなった。来シーズンの強い日立の復活に期待したい。

[撮影]濱本 静代
松本、左に右に3安打の大活躍!

[撮影]濱本 静代
清原、先制タイムリーツーベース!

[撮影]濱本 静代
田邊、レフトオーバー3号2ランホームラン!

[撮影]濱本 静代
木村、延長10回サヨナラ逆転2ランホームラン!

オーダー表&個人成績

個人成績

記録&記事:横沢 あゆみ,中山 友紀子,徳田 政昭,奥田 透