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日立ソフトボール部

第70回全日本総合選手権大会

第70回 試合結果

第70回全日本総合選手権大会
タイブレークまで持ち込むものの準々決勝で敗退

 第70回全日本総合選手権大会が9月15日(土)〜17日(月)にかけて、茨城県常陸太田市/山吹運動公園、白羽スポーツ広場で行われた。初戦のYKK戦では、新加入の近藤が相手打線を2安打6奪三振と上々のデビューを飾り、打線も2回までに4点を挙げて順当に勝利。2回戦のNECプラットフォームズ戦は、この試合も先発となった近藤が4回までノーヒットに抑え、ルーキー加福が2打点を挙げる活躍で準々決勝に駒を進めた。準々決勝では2点を先制され苦しい展開の中、キャプテン田邊が試合を振り出しに戻すツーランホームランを放つなど、最後まで相手に喰らいつくもタイブレーカーで力尽き、無念の敗退となった。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

[試合結果]全日本総合選手権大会

一回戦 対 YKK(9月15日)

新加入の近藤投手、日立サンディーバでの初登板で見事なピッチングを魅せる!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
YKK 0 0 0 0 0 0 0 0
日立 2 2 0 0 0 0 x 4
  • 【バッテリー】☆近藤(4回),泉(花)(3回)−清原
  • 【二塁打】田邊(2回),那須(3回)
  • 【盗塁】松本(2回)

試合レポート

全日本総合選手権の1回戦は、2部リーグのYKKとの対戦。日立サンディーバは、先発に新加入の近藤を投入して試合開始。試合前から本降りの雨の中、近藤は先頭打者にライト線へのヒットを許すも、その後は守備陣にも助けられながら安定のピッチングが続く。

ここ最近元気がなかった打線は、初回の二死一、三塁の場面で木村がセンター前へ2点タイムリーを放ち、早くも先制点を挙げる。続く2回裏にも、田邉のツーベースヒットを皮切りに、加福の内野安打で一死一、三塁のチャンスが生まれたところで、松本のショートゴロの間に田邉がホームイン! 更に松本が盗塁を仕掛け二死二塁としたところで、松岡がセンター前タイムリー! 早々に4点差をつけ、相手チームを突き放しにかかる。

近藤は、4回表にレフトへのツーベースヒットを放たれ、死球で一死一、三塁のピンチを招くも、その後は2者連続で空振り三振に切って取るピッチングを魅せる。5回表から近藤の後を受けた泉(花)は、散発2安打の好リリーフ!

得点を重ねたい打線は、3回裏には那須の右中間へのツーベースヒットと木村のライト前ヒットで無死一、三塁のチャンスを生み出し、また4回裏にも四球と松岡のライト前ヒットで一死一、二塁とするも、その後の打線が一切繋がらない。得点圏までランナーを進めるも打線がぴたりと止まるチーム状況は好転の兆しが見えないものの、まずは順当に1回戦を勝利した。

[撮影]大木 浩
新加入近藤、公式戦初登場!!

[撮影]大木 浩
木村がセンター前へ2点タイムリー

オーダー表

オーダー表

二回戦 対 NECプラットフォームズ(9月17日)

新加入の近藤、ノーヒットピッチング!ルーキー加福が2打点を挙げて勝利に導く!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
NECプラットフォームズ 0 0 0 0 0 0 1 1
日立 0 2 1 0 0 0 x 3
  • 【バッテリー】☆近藤(4回),岡村(3回)−鈴木,清原

試合レポート

雨天により順延となった2回戦は、日立の元監督である藤本監督が率いるNECプラットフォームズとの対戦となった。この試合も先発出場の近藤は、3回表に2四球でランナーを出したものの、相手バッター陣を打たせて取るピッチングを展開し、7月から加入したとは思えないほど守備陣とスムーズな連携を見せた。近藤は任された4回までをノーヒットに抑え、岡村にスイッチ。

そんな近藤を援護したい打線は、初回こそ三者凡退で終わるものの、2回裏には相手エラーで出塁した木村を塁に置き、田邊と鈴木の連打で一死満塁としたところで、ルーキー加福が思い切り引っ張った打球はライト線を破る2点タイムリーに! 更に、3回裏には相手エラーなどで無死一、二塁としたところで、那須のセンター前ヒットで満塁へとチャンスを広げ、田邊が犠牲フライを放ち追加点を奪う。

5回表から登板した岡村は、7回表の二死まで散発二安打に抑えるさすがのピッチングだったが、あと1人で勝利というところで死球を与えてしまい、続く打者にセンター前タイムリーを放たれてしまう。完封リレーこそ果たせなかったが、最後の打者はしっかり空振り三振に切って取り、準々決勝へと駒を進めた。

[撮影]大木 浩
ルーキー加福の先制2点タイムリー

[撮影]大木 浩
近藤、先発で4回無失点で抑える好投

オーダー表

オーダー表

準々決勝戦 対 豊田自動織機(9月17日)

田邊の2ランホームランで同点に追いつくも、タイブレーカーで力尽きる

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8
豊田自動織機 0 1 0 1 0 0 0 2 4
日立 0 0 0 2 0 0 0 0 2
  • 【バッテリー】岡村(2回),★近藤(6回)−清原,鈴木
  • 【本塁打】田邊(4回)
  • 【二塁打】林(1回)

試合レポート

ダブルヘッダー2試合目の準々決勝戦は、日本リーグ1部所属の豊田自動織機との一戦。更に一層気を引き締めて臨みたい日立サンディーバは岡村が先発。速球を中心に相手打線を抑えようとするが、さすがに1部所属のチームとあってそう簡単に打ち取れない。2回表には、先頭打者にセンター前ヒットを許すと、次打者に右中間へのタイムリーツーベースを放たれあっさり先制されてしまう。

豊田自動織機の先発は海部投手。エースのリケッツ投手が出てくる前に何とか得点を重ねたいところだが、随所にランナーを出すものの後が続かないもどかしい展開が続く。

3回表からは近藤が登板。打たせて取るピッチングで何とかリズムを作っていくが、4回表にはセンターオーバーのソロホームランを放たれ2点差を付けられる。しかしその裏、ライト前ヒットで木村選手が出塁すると、頼れるキャプテン田邉がライトオーバーの同点ツーランホームランを放ち、何とか試合を振り出しに戻す。

その後、両チーム無得点のままタイブレーカーへ突入。8回表、豊田自動織機は送りバントでランナーを進め、内野安打でタイブレーカーのランナーがホームイン。ここから踏ん張りたい近藤だったが、直後に右中間へのタイムリーツーベースを許し、この回2点差がついてしまう。8回裏、日立は松岡が放ったファーストライナーで飛び出していた2塁ランナー松本も刺され、一気にツーアウトとなり万事休す。しかし、ここから林が意地のライト前ヒット、そして那須が内野安打を放ち二死一、二塁とすると、次の打席にはこの試合2安打を放っている木村。一発が出れば逆転という局面で観客の期待は高まったが、ファーストゴロで試合終了。今年も初優勝の夢は叶わなかった。

[撮影]大木 浩
田邊の同点2ランで追いつく

[撮影]大木 浩
近藤、ロングリリーフで健闘

オーダー表

オーダー表

記録&記事:中山 友紀子,奥田 透