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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第9節

2017年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第9節
1勝1敗で単独6位のまま!決勝トーナメント進出は極めて難しい状況に!

 10月14日〜15日にかけて、兵庫県豊岡市/県立但馬ドームで第9節が行われた。地元保土ヶ谷三連戦を1勝2敗と負け越してしまい決勝トーナメント進出の可能性は少なくなったとは言え、残り4試合の結果によっては僅かながら可能性が残る中、絶対に落とせない試合が続く。初日のシオノギ製薬戦は清原、那須の連続ホームランで2点を先制するも6回に追いつかれ、2-2の同点でタイブレーカーに突入。最後は10回に長谷川のタイムリーで挙げた1点を、6回からロングリリーフで好投した岡村が守りきり4-3で勝利。上位チームへ星の差1に迫った。翌日のデンソー戦は初回から先制を許しリードされる展開の中、4点を追う3回裏に山田のタイムリーで反撃を開始するも、それ以降は快音無く敗戦。大事な一戦を落とした。この結果、今節1勝1敗、通算成績10勝10敗とし、決勝トーナメント進出の可能性は極めて難しい状況となった。
 最終節となる第10節は、10月21日〜22日、山梨県富士吉田市/富士北麓公園野球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

 第9節予定のうち2試合は、悪天候により予備節 10/26(木)、静岡県伊豆市/天城ふるさと広場野球場・天城ドームへ順延となりました。

対 シオノギ製薬 ポポンギャルズ戦(10月14日 通算成績:10勝9敗)

清原、那須の連続弾で先制! 6回に追いつかれるも、タイブレーカーの末、長谷川のタイムリーで勝ち越し、岡村の好リリーフで接戦を制す!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
日立 0 2 0 0 0 0 0 1 0 1 4
シオノギ製薬 0 0 0 0 0 2 0 1 0 0 3
  • 【バッテリー】小薗(5回1/3),☆岡村(4回2/3:4勝2敗)−清原
  • 【本塁打】清原3号,那須2号(2回)
  • 【二塁打】長谷川(2回)
  • 【盗塁】松岡(1回)

試合レポート

前節の負け越しで決勝トーナメント進出が厳しい状況となったが、僅かながら可能性が残っていることもあり、絶対に負けられない試合が続く。今節、初戦はシオノギ製薬戦。下位チームにつき順当に勝利を収めたいところ。
初回表、日立サンディーバの攻撃は一死から松岡がセーフティーバントを決め出塁し、盗塁を決め一死二塁の先制のチャンスを作る。山田の四球で一死一、二塁とチャンスが拡がり、二死後、林が四球を選び二死満塁となるも、あと1本が出ず無得点に終わる。日立サンディーバの先発は前節で先発、リリーフと好投した小薗。初回裏、先頭打者にいきなりヒットを許すも、後続をきっちり打ち取りセカンドを踏ませず、無失点に抑えるまずまずの立ち上がりを見せる。

2回裏、先制点の欲しい打線は、先頭の清原がセンターの頭上を越える今季第3号で先制すると、このところの打撃不振から左足を上げる打撃フォームへ変えた那須はレフトへ弾丸ライナーを叩き込み、見事な2者連続ホームランで2点を先制する。一死後、長谷川の右中間への当たりは俊足を活かして二塁打となり、二死後、山田が四球を選び二死一、二塁とチャンスが拡がるが、後続が倒れ追加点ならず。

3回表、先頭の林がレフト前ヒットで出塁し、代走に市川を起用するも後続が打ち取られ追加点ならず。その裏、小薗はヒットと四球で一死一、二塁のピンチを招き、続く打者の内野ゴロで二死一、三塁とピンチが続くが、後続を抑え無失点で切り抜ける。

4回裏、小薗は一死から左中間への二塁打を浴び一死二塁のピンチを招くも、後続を連続三振に仕留めこの回も無失点で切り抜ける。

5回表、追加点の欲しい打線は、先頭の山田がセンター前ヒットで出塁するも後続が打ち取られ、チャンスを拡げられず無得点に終わる。その裏、小薗は2本のヒットと送りバントで一死二、三塁と一打同点のピンチを背負うが、後続を抑え無失点で切り抜け、2点リードで終盤戦へ。

6回表、先頭の田邊がセンター前ヒットで出塁するも、後続が打ち取られ追加点ならず。その裏、小薗は5回に続き2本のヒットと送りバントで一死二、三塁と一打同点のピンチを招く。次の打者にセンター前にタイムリーを浴び一点差に詰め寄られ、なおも一死一、三塁のピンチが続く。ここで、ピッチャーは岡村に交代。一塁ランナーに進塁を許し、一死二、三塁とされ、次の打者のエンドランの投手ゴロを取り急いだ岡村が捕球できず、三塁ランナーが生還し同点に追いつかれてしまう。更に一死二、三塁のピンチが続き、二死後、死球を与え、満塁とピンチが膨らむが、次の打者を空振り三振に切って取りピンチを凌ぎ、2-2の同点で最終回に突入。

7回表、二死から山田がこの日3個目の四球で出塁。ここで代打に松畑を起用するも内野フライに倒れ得点ならず。その裏、岡村はキッチリ三者凡退に抑え、試合はタイブレークに突入。

8回表、セカンドランナーは前の回、代打で出場の松畑。先頭の林が送りバントを決めて、一死三塁とし、続く田邊がエンドランを成功させ、松畑がホームインし3-2と勝ち越し。その裏、岡村は、送りバントを決められ一死三塁とされ、次の打者の一、二塁間のゴロを奥田が弾いてしまい、三塁ランナーが生還し同点とされ9回の攻防へ。

9回表、二塁ランナーは代走の松本。那須の送りバントで一死三塁とするが、続く奥田のエンドランはピッチャーへの小飛球となり、三塁ランナーの松本は戻れずダブルプレーを喫し、この回無得点。その裏、岡村は送りバントを決められ、三塁にサヨナラのランナーを背負うも、後続打者をキッチリ抑えピンチを凌ぐ。

10回表、セカンドランナーは奥田。相手バッテリーミスで三塁へ進み、無死三塁の勝ち越しのチャンスを迎える。ここで長谷川がセンター前へタイムリーを放ち勝ち越しに成功。タイムリーの長谷川を松岡が送り、一死二塁の追加点のチャンスに山田は故意四球で、一死一、二塁とチャンスが拡がるが、あと一本が出ず4-3の1点リードで10回裏へ。10回裏、岡村は先頭打者にヒットを許し無死一、三塁と同点のピンチを招き、続く打者の内野ゴロで一死二、三塁とされ、一打サヨナラのピンチを招くが、後続を落ち着いて抑えゲームセット。何とか接戦を制し、6回からのロングリリーフを好投した岡村は4勝目を挙げた。チームは通算成績を10勝9敗とし白星先行に戻し、4位グループとの星の差を1に縮めた。

[撮影]濱本 静代
延長10回、長谷川の決勝タイムリー!

[撮影]濱本 静代
岡村、6回途中からのロングリリーフで4勝目!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(右)
長谷川
 
 
(二)
松岡
打 数馬
 
(中)
山田
 
 
(指)
木村
打 槌谷
打指 松畑
(三)

走 市川
 
(左)
田邊
 
 
(捕)
清原
TR 田邊
走 松本
(遊)
那須
 
 
(一)
奥田
 
 

対 デンソー ブライトペガサス戦(10月15日 通算成績:10勝10敗)

岡村、序盤で4失点!、山田のタイムリーで反撃するも突き放され大事な一戦を落とす!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
デンソー 1 0 3 1 0 0 0 5
日立 0 0 1 0 0 0 0 1
  • 【バッテリー】★岡村(3回:4勝3敗),泉(花)(4回)−清原
  • 【盗塁】松岡,山田(3回)

試合レポート

第9節の2日目の相手は下位チームではあるが、9月の全日本総合選手権で敗れているデンソーとの一戦。昨日と同様、決勝トーナメント進出にはもう勝つ選択肢しかない状況。日立の先発は、昨日、好リリーフを見せ勝ち投手となった岡村。連勝して僅かながら可能性の残っている決勝トーナメント進出へ望みを繋げたいところ。

初回表、三塁強襲ヒットと送りバントで一死二塁のピンチを招くと、次の打者にレフト前に落ちるヒットを打たれ、送球の間に二塁ランナーが生還し先取点を奪われる。更に一死、二塁のピンチが続き、四球で一死一、二塁、次の打者の投手ゴロで二死一、三塁、更に盗塁を許し、二死二、三塁とされるも、後続を抑え最少失点で切り抜ける。その裏、1点を追いかける展開となった打線は、三者凡退に抑えられ無得点に終わる。

2回表、岡村は先頭打者に四球を与え、送りバントを決められ一死二塁のピンチを招くも、後続を抑え追加点を与えない。 その裏、日立の攻撃は二死から那須が四球で出塁するもチャンスを拡げられず得点ならず。

3回表、岡村は一死から2本のヒットで、一、二塁のピンチを招き、二死とするも、次の打者のレフトへの強い打球に田邊がダイビングキャッチを試みるが届かず、ボールはレフトフェンスまで到達。結果的にランニングホームランとなり、一挙に3点を献上する形となった。その裏、4点のビハインドとなった日立の攻撃は、一死後奥田、松岡の連続ヒットで一二塁のチャンスを作る。続く長谷川のライトへの大きな当たりは犠牲フライとなって二死一、三塁とチャンスが拡がり、松岡の盗塁で二死二、三塁とすると、続く山田の内野安打で奥田がホームイン。更に二死一、三塁のチャンスが続き、山田の盗塁で二死二、三塁とチャンスを拡げるが、後続が倒れこの回1点止まり。

4回表、ピッチャーは泉(花)に交代。先頭打者にいきなり右中間へのホームランを浴び、再び4点差となる。4回裏、日立の攻撃は、先頭の清原が右中間へのヒットで出塁。代走に市川を起用し、木村の送りバントで一死二塁のチャンスを作る。続く那須のレフトフライで市川は進塁し、二死三塁となるも、あと一本が出ず得点ならず。4点ビハインドのまま試合は後半戦へ。

5回表、泉(花)はキッチリ三者凡退に抑え無失点で打撃陣の反撃を待つ。その裏、二死から長谷川が内野安打で出塁するも、盗塁失敗でチャンスは拡がらずこの回も無得点に終わる。試合は終盤戦へ突入。

6回表、泉(花)は先頭打者にレフト前ヒットと盗塁で無死二塁のピンチを招くが、落ち着いた投球で後続を抑え追加点を与えず。その裏、日立の攻撃は三者凡退。4点差のまま最終回へ。

7回表、泉(花)は二死から四球とヒットで一、三塁のピンチを招くも、粘りの投球で後続を断ち得点を与えず、最終回の攻撃に期待を寄せる。しかし、その裏の日立の攻撃はあえなく三者凡退に終わりゲームセット。大事な一戦を落とし、通算成績は10勝10敗となり決勝トーナメント進出は限りなく遠のいてしまった。

[撮影]来條 美穂
山田のタイムリーヒットで反撃するが…!!

[撮影]濱本 静代
全力プレーも及ばず!大事な一戦を落とす!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(右)
長谷川
 
(中)
山田
 
(三)

 
(捕)
清原
走 市川 
(指)
木村
 
(遊)
那須
 
(左)
田邊
打 松畑 
(一)
奥田
 
(二)
松岡
 
詳細

記録&記事:横沢 あゆみ,徳田 政昭,古園 敏幸,奥田 透