第69回 試合結果
第69回全日本総合選手権大会
二度追いつく粘りを見せたが逆転には至らず、惜しくも二回戦敗退
第69回全日本総合選手権大会が9月16日(土)〜19日(火)にかけて、福井県福井市/きららパーク多目的グランド,松岡総合運動公園you meパーク他で行われた。雨天順延となった初戦の大和電機工業戦は、木村の先制タイムリー、松畑の2ランホームランなど12安打6得点の猛攻と、泉(花)、岡村の完封リレーで順当に勝利。翌日、2回戦のデンソー戦では、先行される展開に田邊、林のタイムリーで二度追いつく粘りを見せたが、逆転には至らず惜しくも二回戦敗退となった。
多くの皆様のご声援、ありがとうございました。
12安打6得点の猛攻と、泉(花)、岡村の2安打完封リレーで快勝!
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大和電機工業 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
日立 | 1 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | x | 6 |
雨天で1日順延となった一回戦は、日本リーグ2部で戦う大和電機工業と2年連続初戦での対戦。打線は、初回裏、先頭の長谷川がレフト前二塁打で出塁し、松岡がきっちり送った後の一死三塁から木村がセンターオーバーのタイムリーツーベースを放ち幸先良く1点を先制すると、2回裏は、清原の右中間を破る二塁打を起点に、槌谷のセンター前ヒットと盗塁で一死二、三塁のチャンスを作り、続く松本がライトへのタイムリーを放ち1点を追加。3連打を浴びせての追加点で、流れを引き寄せる立ち上がり。
一方、先発の泉(花)は、初回表、一死から四球でランナーをだすが次打者を併殺に打ち取り無失点とすると、2回表は3者凡退に打ち取る危なげない立ち上がり。4回表、先頭打者に二塁打を放たれ無死二塁とするが、後続をショートゴロとセカンドフライ2つに打ちとり無失点に押さえる。5回表は、センターへ抜けると思ったヒット性のあたりを松岡が追いつき、セカンドゴロとするファインプレー。固い守備でも相手につけ入る隙を与えず、チームに流れを呼び込む。
すると打線は5回裏、先頭の槌谷がヒットで出塁すると松本がしっかり送り、迎えた一死二塁のチャンスに、長谷川がセンターへの痛烈なタイムリーで1点を追加すると、代打で登場の松畑が打った瞬間わかるライトオーバーの特大2ランホームランを叩き込む。更にヒットで出塁の木村を二塁において、那須が右中間を鋭く破るタイムリー三塁打で続き、この回4連打を含む5安打で一挙4点をあげて試合を決める。
6回からは岡村・鈴木のバッテリーが登場。岡村は、先頭打者を四球で歩かせるなどで一死一、二塁とするが、次打者をショートゴロ併殺に打ち取りこの回無失点とすると、最終回も3者凡退で退けゲームセット。
打線は、繋がりをみせて12安打6得点の猛攻。投げては泉(花)、岡村の2安打完封リレーで快勝。一回戦を順当に突破した。
木村、先制のタイムリー二塁打!
松畑、ライトへの特大2ランホームラン!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
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(中) 長谷川 |
(二) 松岡 打指 松畑 |
(指)一 木村 |
(遊) 那須 |
(三) 倉本 |
(一)二 奥田 走 市川 |
(捕) 清原 捕 鈴木 |
(左) 槌谷 打 関口 |
(右) 松本 |
二度追いつく粘りを見せたが逆転には至らず、惜しくも二回戦敗退
チーム名 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
デンソー | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 4 |
日立 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
二回戦は、雨が強く降り出す難しいコンディションの中、試合開始。先発の岡村は、先頭打者にいきなりセンター前ヒットで出塁を許すが、一死一塁の場面でレフトフライに打ち取り、タッチアップしたランナーを田邊が二塁送球しタッチアウト。好守もあり無失点の立ち上がり。2回表、またも先頭打者をヒットで出すと、続く打者の送りバントの処理で鈴木の一塁への送球が逸れて一死一、三塁のビンチを招く。続く打者には、レフト深くへ犠牲フライを放たれ先制点を奪われる。
1点を追う打線は、2回裏、ヒットで出塁の那須を奥田が送り、迎えた一死二塁のチャンスに、続く田邊がライト頭上を越えるタイムリー二塁打を放ち、すぐさま同点に追いつく。尚も一死二塁のチャンスが続くが、後続が断たれ同点止まり。ここで、降り続いた雨によりグランド状態が悪化したため、グランド整備のため試合は一時中断。競技関係者はじめ、両チーム全員総出での作業により試合再開。
再開直後の3回表、岡村は先頭打者にホームランを許し1点を奪われる。追いつきたい打線は、3回裏、松岡がライト線を抜ける三塁打を放ち一死三塁のチャンスを作ると、続く林がレフトへのタイムリーを放ち、再び同点に追いつき試合は振り出しに。
しかし、岡村は5回表、二死から右中間へソロホームランを許し、三度1点をリードされる展開。ここで岡村・鈴木のバッテリーを小薗・清原のバッテリーへ交代。小薗は後続を断ち、追加点は与えない。
三度追いつきたい打線は、5回裏、先頭の長谷川が三塁線へのバントヒットで出塁すると、続く山田のセンターフェンスに届く大きなフライの間に二塁へタッチアップ。一死二塁のチャンスを作るが、後続なく無失点。逆に7回表、小薗は四球と自身のエラーで無死二、三塁とすると、続く打者に左中間深く犠牲フライを放たれ1点を追加される。
2点差を追いかける打線は、7回裏、先頭の田邊がこの試合2本目の二塁打を放ち無死二塁のチャンスを作るが、後続が続かずゲームセット。1点を先行されては追いつく粘りを二度も見せ、ヒットの数では相手を上回るが、逆転には至らず惜しくも二回戦敗退となった。
田邊、2本の二塁打の活躍!
林、同点に追いつくタイムリー!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | (中) 山田 |
(二) 松岡 |
(三) 林 走 市川 |
(指) 木村 |
(遊) 那須 |
(一) 奥田 打 松畑 |
(左) 田邊 |
(捕) 鈴木 捕 清原 |
(右) 長谷川 打 倉本 |
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記録&記事:古園 敏幸,奥田 透