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日立ソフトボール部

第71回国民体育大会 全国大会(希望郷いわて国体)
準々決勝で愛知県選抜に惜敗! 3連覇を逃す!

 第71回国民体育大会全国大会(希望郷いわて国体)が10月2日(日)〜4日(火)にかけて、岩手県花巻市 石鳥谷ふれあい運動公園で行われた。3年連続10度目の優勝を目指す日立単独チーム神奈川県の初戦は、関東第1代表の群馬県選抜チームと対戦。那須の勝ち越し打、奥田の2ラン、泉(礼)の粘りのピッチングで優勝候補の一角を撃破し、準々決勝へ駒を進める。 準々決勝の愛知県戦は、佐々木、林のタイムリーで2点を先制し、那須のホームランで3-0でリードするも、連打とホームランで逆転を許す。その後、林のホームランや那須のタイムリーツーベースで逆転するも守備の乱れもあり投手陣がリードを守れず、三度追いつかれタイブレーカーの末サヨナラ負け。国体3連覇は成らなかった。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

[試合結果]国体(全国大会)

一回戦 対 群馬県(10月2日)

那須、勝ち越しタイムリー!奥田、試合を決める2ラン!泉(礼)、粘りの投球!優勝候補を撃破し準々決勝進出!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
神奈川県(日立) 0 0 2 0 0 0 2 4
群馬県(選抜) 0 1 0 0 0 0 1 2
  • 【バッテリー】☆泉(礼)−清原
  • 【本塁打】奥田(7回:2ラン)
  • 【二塁打】那須(3回)

試合レポート

国体三連覇を狙う神奈川県(日立)の初戦は、二年連続で決勝で対戦している関東第一代表の群馬県(選抜)との一戦。初回表、山田、佐々木の連続ヒットで二死二、三塁の先制のチャンスを作るも、後続が打ち取られ無得点に終わる。

一方、先発の泉(礼)は、初回から3者凡退に切って取る上々の立ち上がりを見せる。

2回表、清原のヒットと田邊の死球で初回に続き、二死二、三塁の先制のチャンスを作るが、後が続かずこの回も無得点に終わる。

2回裏、泉(礼)は一死から3連打を浴び、一死満塁の大ピンチ。ここで次の打者をピッチャーゴロに仕留めるも、本塁への悪送球で先制点を与えてしまう。なおも一死満塁のピンチが続くが、2者連続三振を奪い最小失点で切り抜ける。

3回表、1点を追う打線は、一死から山田がレフト前ヒットで出塁。続く佐々木のライト前ヒットで一死一、三塁とチャンスを拡げる。ここでキャプテン林のレフト前タイムリーにより山田がホームインし、先ずは同点に追いつく。なおも一死一、二塁のチャンスが続き、バッターはこのところ打撃不振の那須。那須の打球は、センターの頭上を越えるタイムリー二塁打となり勝ち越しに成功。

泉(礼)は3回裏、4回裏とランナーを出すものの、要所を締める安定した投球を見せ追加点を与えない。5回裏には味方のエラーとヒット、そして四球で一死満塁の大きなピンチを背負うが、粘りの投球で後続を打ち取りここも無得点に抑える。

追加点が欲しい打線は、4回表の無死一、二塁、6回表にも一死二、三塁のチャンスにあと一本が出ず、追加点を逃す。7回表、清原のヒットと田邊の進塁打で二死二塁の追加点のチャンスに、この日先発で唯一ノーヒットの奥田がレフトオーバーのツーランホームランで待望の貴重な追加点を奪う。

7回裏、泉(礼)は先頭打者にレフトオーバーの二塁打を浴び、無死二塁のピンチを招く。一死後、相手3番打者にもレフトオーバーの二塁打を浴び1点を献上し、2点差と追い上げられるもここまで。しっかりと後続を打ち取り、ゲームセット。事実上の決勝戦とも言える優勝候補との初戦を突破し、準々決勝に進出した。

[撮影]宮原 涼太
那須、地元で復活の勝ち越しタイムリー2塁打!

[撮影]宮原 涼太
奥田、最終回で試合を決めたレフトへの2ラン!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(右)
長谷川
 
 
(二)
松岡
 
 
(中)
山田
 
 
(DP)
佐々木
 
 
(三)

 
 
(遊)
那須
 
 
(捕)
清原
TR 奥田
TR 田邊
(左)
田邊
 
 
(一)
奥田
 
 

準々決勝 対 愛知県(10月3日)

佐々木、先制タイムリー!那須、林のホームランが飛び出すも、守備の乱れも重なりリード守れず、タイブレークの末サヨナラ負け! 国体三連覇を逃す!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7 8
神奈川(日立) 2 0 0 1 0 1 2 0 6
愛知県(選抜) 0 0 0 0 4 1 1 1x 7
  • 【バッテリー】山中(3回1/3),小薗(1回2/3)★泉(礼)(1回1/3)−清原
  • 【本塁打】那須(4回),林(6回)
  • 【三塁打】奥田(3回)
  • 【二塁打】佐々木(1回),田邊(6回),那須(7回)

試合レポート

初戦の関東代表対決を制し、このまま勝ち進みたい神奈川県の準々決勝は、初戦に続き強豪の愛知県選抜チームとの一戦。初回表、松岡のヒットと山田の内野ゴロで二死一塁とし、佐々木の右中間への二塁打で山田が先制のホームイン。続く林のライト前タイムリーで佐々木を迎え入れ、この回2点を先制する。

先発の山中は制球が乱れ、ヒットや四球で初回は一死満塁、二回は無死二塁とピンチを招くが後続を討ち取り、不安定な立ち上がりながら無失点で切り抜ける。

3回表には、先頭奥田のライト線への三塁打と長谷川の四球で無死一、三塁とし、山田の四球で一死満塁と一気にチャンスを拡げるが、後続絶たれ追加点ならず。しかし4回表、打撃不振が続いていた那須が地元岩手で、打った瞬間それとわかる特大のレフトオーバーのホームランを放ち、ここで3点差に突き放す。

4回裏、山中は2つの四球とヒットで一死満塁のピンチを招き、小薗に交代。このピンチをファールフライと、見逃し三振に抑える見事なピッチングで無失点に抑える。ところが、ここから投手陣が踏ん張れない。5回裏には小薗が四球とヒットで一死一、二塁とされると、次打者に右中間に運ばれ1点を失う。なおも一死二、三塁の一打同点のピンチにレフトオーバーのスリーランホームランを浴び、なんと逆転を許してしまう。

6回表、1点を追いかける展開となった打線は、先頭林の弾丸ライナーがレフトフェンスを越えるソロホームランに!直ぐに同点に追いつく。しかし、その裏にはこの回から交代した泉(礼)がいきなり先頭打者にヒットを許すと、次の打者のセカンドゴロで、ダブルプレーを狙うが悪送球となり、無死一、二塁のピンチを背負う。そして、次の打者の送りバントはフィルダースチョイスとなり、無死満塁となったところで、レフトへの犠牲フライを放たれ、内野陣の守備の乱れから再び勝ち越しを許す展開に。

7回表、再び1点を追いかける展開となった打線は、長谷川の内野安打、山田の故意四球などで二死満塁のチャンスを作ると、ここで那須がレフトオーバーの二塁打を放ち、長谷川、山田が相次いでホームイン!土壇場で逆転に成功する。

しかし、ここでも投手陣が踏ん張れない。7回裏、泉(礼)はレフト前ヒットと送りバントで一死二塁のピンチを招くと、次の打者にセンターオーバーの二塁打を浴び、三度同点に追いつかれてしまい、タイブレーカーに突入。

8回表、二塁ランナーに代走槌谷を送り込み、田邊が送りバントで一死三塁とするも、後続が打ち取られ無得点に終わる。何としても点を与えられない8回裏、泉(礼)は一死三塁の場面で次打者を故意四球にし、内野陣はダブルプレー体制を引くも、次の打者の打球はライト頭上を超えるタイムリーとなり、サヨナラ負けを喫した。この結果、大会三連覇の夢は途絶えた。

[撮影]■宮原 涼太
佐々木、先制タイムリーツーべース!

[撮影]■宮原 涼太
那須、7回二死から逆転のタイムリーツーベース!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(右)
長谷川
 
(二)
松岡
 
(中)
山田
 
(DP)
佐々木
 
(三)

 
(遊)
那須
 
(捕)
清原
走 槌谷
(左)
田邊
 
(一)
奥田
 

記録&記事:中山 友紀子,徳田 政昭,奥田 透