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日立ソフトボール部

日本女子ソフトボールリーグ1部:第8節

2016年度 試合結果

ソフトボールリーグ1部 第8節
地元大会、見事な三連勝 同率2位に浮上し決勝トーナメント進出に王手!

 10月9日〜11日にかけて、地元神奈川県横浜市/サーティーフォー保土ヶ谷球場 (旧:神奈川新聞スタジアム硬式野球場)で第8節が行われた。 悪天候により、初戦は順延、二日目も開始時間が大幅に遅れるなど、コンディション調整が難しい中、決勝進出に向けて、負けられない試合が続く地元三連戦。 初日のNECプラットホームズ戦は、佐々木の先制スリーランと奥田の二打席連続ホームランで5点を奪い、投げては山中が最小失点での完投勝利。 翌日の戸田中央総合病院戦は、佐々木の二試合連続先制ホームランと長谷川、松畑の連続ツーベースで追加点を奪い、投げては小薗が見事な完封勝利で連勝。 そして、順延となった伊予銀行戦は、那須の2ランで先制し、長谷川のタイムリーなどで追加点を挙げ、投げては泉(礼)、泉(花)姉妹の完封リレーで見事地元大会で3連勝を飾った。この結果、通算成績を13勝5敗とし、同率2位に浮上。5年ぶりの決勝トーナメント進出に王手をかけた。
 第9節は10月22日〜23日、静岡県磐田市/磐田城山球場で行われる。

 多くの皆様のご声援、ありがとうございました。

対 NECプラットフォームズ Red Falcons戦(10月9日 通算成績:11勝5敗)

佐々木、4号先制弾! 奥田2号,3号二打席連続弾! 山中完投で地元初戦を快勝!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
NECプラットフォームズ 0 1 0 0 0 0 0 1
日立 3 1 0 1 0 0 x 5
  • 【バッテリー】☆山中(2勝1敗)−清原
  • 【本塁打】佐々木4号(1回:3ラン),奥田2号(2回)・3号(4回)
  • 【二塁打】長谷川(2回)

試合レポート

昨日に続く雨天により、地元3連戦の初戦は19時45分開始のナイターゲームとなった。

1回表、先発の山中は先頭打者にライト前ヒットを浴びるが、後続をきっちり抑え無失点で切り抜ける。 その裏、打線は先頭の長谷川がセーフティバントで出塁すると、続く松岡が送り早々と得点圏にランナーを進める。 次の打者は現在首位打者の山田を迎えるが、勝負してもらえず四球で歩かされ、一死一、二塁とチャンスを迎える。 ここで佐々木が逆風の中、レフトに大きなスリーランホームランを放ち、幸先良く3点を先制する。

3点のリードをもらった山中は2回表、先頭打者を四球で出塁させると、続く打者に送られ、一死二塁とピンチを背負う。 次の打者のピッチャーゴロを山中が処理するも、一塁ベースカバーとのタイミングが合わず悪送球。 その間に2塁ランナーが生還し、1点を返され2点差に詰め寄られる。 しかし、その裏、奥田がレフトスタンドにライナーで飛び込むソロホームランを放ち再び3点差とリードを広げる。 奥田は4回裏にも2打席連続となるホームランを右中間に運び、4点差とし、相手を突き放す。

山中は、3回表を三者凡退に切るなど、本来のピッチングを展開し以降スコアーボードに0を並べていく。 しかし、6回表、先頭打者への四球とヒットで二死一、二塁のピンチを招く。 次の打者にはセンター前ヒットを浴びるが、この回から山田に代わって守備に入ったセンター槌谷がホームへのストライク返球でタッチアウト。 この回も0点に抑える。続く7回表も、一死から死球とレフト前ヒットで一、二塁の場面を迎える。 三球三振で二死とするも、続く打者にレフト前ヒットを浴びるが、田邊の好返球でホームタッチアウトとなりゲームセット。 山中は7安打を許すも、粘りの投球で最小失点で切り抜ける好投で完投勝利をあげた。

 

[撮影]濱本 静代
佐々木、4号3ランホームランで先制!

[撮影]山崎 琢也
奥田、2号・3号二打席連続ホームランで突き放す!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(右)
長谷川
 
 
(二)
松岡
 
 
(中)
山田
中 槌谷
 
(指)
佐々木
打 数馬
 
(三)

打 松畑
三 倉本
(遊)
那須
 
 
(捕)
清原
TR 林
 
(左)
田邊
打 木村
 
(一)
奥田
 
 

対 戸田中央総合病院 Medics戦(10月10日 通算成績:12勝5敗)

佐々木、二試合連続先制弾! 長谷川、松畑連続二塁打! 小薗、2安打完封勝利で連勝!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
戸田中央総合病院 0 0 0 0 0 0 0 0
日立 0 1 1 0 0 0 0 2
  • 【バッテリー】☆小薗(8勝3敗)−清原
  • 【本塁打】佐々木5号(2回)
  • 【二塁打】長谷川(3回),松畑(3回)

地元、保土ヶ谷大会での連勝を目指す日立サンディーバの先発は小薗。 初回、制球が乱れ二つの四死球で二死二、三塁のピンチを招くも後続を押さえ無得点で切り抜ける。 初回裏、連勝に向け先制点が欲しい打線だが、相手投手の前に三者凡退に終わる。

続く2回、先頭の佐々木が左中間へ二試合連続となるレフトオーバーのソロホームランで先制すると、 3回には二死から長谷川がライト線へツーベースを放ち、二死二塁のチャンス。 ここで代打で起用された松畑が、期待に応えライトの頭上を越えるタイムリーツーベースで二死から貴重な追加点を挙げる。 二死二塁のチャンスに続く山田の打球はライト線を襲う大きなファウルに、たまらず相手は故意四球を選択し、二死一、二塁のチャンスが拡がるが、後続断たれこの回1点止まり。

先発の小薗は2回、3回とテンポ良く三者凡退に抑える安定した投球を取り戻し無失点に抑える。 4回には先頭打者にヒットを許すも、次の打者をダブルプレーに打ち取るなど後続を抑え得点を与えない。

4回裏、打線は先頭の林がレフトフェンス直撃の二塁打で出塁し、無死二塁の追加点のチャンスを作るもあと一本が出ず追加点ならず。 5回裏には一死から長谷川のセーフティバントと松岡の内野安打で一死、一二塁の追加点のチャンスに山田。 山田は勝負を避けられ、この日三つ目の四球で出塁し一死満塁とチャンスが拡がるも、ここでもあと一本が出ず追加点ならず。

6回表、小薗は先頭バッターにライトオーバーのツーベースを放たれ、無死二塁のピンチを招くも、落ち着いた投球で後続を抑え得点を与えない。

6回裏、追加点が欲しい打線は先頭の那須が四球で出塁し代走に川村を起用。 清原が送り一死二塁の追加点のチャンスを作るも、またしても後続が打ち取られ無得点に終わる。

先発の小薗はランナーは出すものの要所を締め、最終回も三者凡退に抑え、2安打無失点、見事な完封で8勝目を飾った。

[撮影]香西 啓吾
佐々木、二試合連続5号先制弾!

[撮影]西野 遼太
小薗、2安打完封で8勝目!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(右)
長谷川
 
(二)
松岡
打 松畑
(中)
山田
 
(指)
佐々木
 
(三)

走 市川
(遊)
那須
走 川村
(捕)
清原
 
(左)
田邊
打 木村
(一)
奥田
 

対 伊予銀行 ヴェールズ戦(10月11日 通算成績:13勝5敗)

那須、7号先制2ラン! 泉(礼)、泉(花)姉妹完封リレーで快勝!!

試合結果
チーム名 1 2 3 4 5 6 7
伊予銀行 0 0 0 0 0 0 0 0
日立 0 0 2 2 1 0 x 5
  • 【バッテリー】☆泉(礼)(6回:3勝1敗),泉(花)(1回)−清原(6回),鈴木(1回)
  • 【本塁打】那須7号(3回:2ラン)
  • 【二塁打】長谷川(5回)
  • 【盗塁】田邊(5回)

10月8日の試合が雨天のため中止になり、10月11日に順延となった伊予銀行戦。平日ながらも多数の応援団が保土ヶ谷球場に駆けつけた。日立サンディーバの先発は泉(礼)。山中、小薗から連勝のバトンを受け取り、マウンドに上がった。

1回表、泉(礼)は立ち上がり制球が定まらず、四球と送りバント、四球で一死一、二塁とピンチを招く。たまらず山田がマウンドへアドバイスのために駆けつけると、その後をサードゴロ併殺打に仕留めて切り抜ける。その裏、相手投手もなかなかストライクが入らず、ボール先行の立ち上がり。一死から松岡がライト前に落ちるヒットで出塁し、エラーとパスボールで三塁まで進塁。山田と佐々木が四球で一死満塁のチャンスを迎えるが、後続が断たれ無得点に終わる。

2回以降、泉(礼)は立ち直り、テンポの良いストライク先行の投球を披露し、伊予銀行打線にゴロの山を築かせる。試合が動いたのは3回裏。先頭の山田が勝負を避けられて四球で出塁すると、二死から那須が初球をセンターへお目覚めの一発! 2点を先制する。

4回裏、先頭の奥田がセンター前ヒットを放つと、長谷川はバントの構えで揺さぶりストレートの四球を選ぶ。松岡の送りバントがフィルダースチョイスとなり無死満塁。ここでバッターは山田。勝負を避けられることが多い山田だが、ここは真剣勝負と期待が高まるが、結果は押し出しデッドボール。労せずに追加点を加える。続く佐々木が、ライトへの犠牲フライを放ってこの回も2点を追加する。

5回裏、一死から代打の数馬が四球を選ぶと、リエントリした田邊が盗塁を成功させ二死二塁。ここで、長谷川が右中間のフェンス直撃のタイムリーツーベースヒットでダメ押しと言える追加点を挙げ、リードを広げる。

先発の泉(礼)は、6回を被安打1の危なげないピッチング。7回からリリーフした泉(花)が得点圏にランナーを背負うも、無失点で切り抜け、姉妹の完封リレーで泉(礼)は3勝目を挙げた。この結果、地元大会3連戦を3連勝で飾った。

[撮影]濱本 静代
那須、7号2ランホームランで先制!

[撮影]濱本 静代
泉(礼)1安打無失点で3勝目!

先発オーダー

先発オーダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9
(右)
長谷川
 
 
(二)
松岡
打 松畑
 
(中)
山田
打 西嶋
中 槌谷
(DP)
佐々木
打捕 鈴木
 
(三)

三 倉本
 
(遊)
那須
打 木村
 
(捕)OPO
清原
TR 那須
 
(左)
田邊
打 数馬
 
(一)
奥田
走 川村
 

記録&記事:中山 友紀子,山田 智仁,滝野 大輔,古園 敏幸,徳田 政昭,奥田 透